留年の恐怖に押し潰されそうだった私。名ばかりの交換留学。


どうも、大学4年生です。ここ1ヶ月間、精神的に生と死の間を彷徨っておりました。
別に家が貧困とか、そういう訳ではありません。
ただ、私は今まで生きてきた二十数年(「たった」二十数年と書くべき?)の中で、これほど精神的な「生」と「死」の間にある曖昧さを感じた1ヶ月間はありませんでした。胸が苦しくて、絶望して、まるで誰かに殴られた直後のような様子で1ヶ月間フラフラしていた私でした。気概なんてあったもんじゃないです。苦しすぎて一度人前で泣きました。それでもなんとか生きていた理由は明確にあるのですが、それについては別の記事に。


まず声を大きくして言いたい。
大学生はしっかり卒業に必要な単位を取れ、と。
どういうことかというと、3年が終わるまでに卒論やゼミ以外の必修単位をちゃんと取れということです。
、、、そんなこと大学生にとったら当たり前すぎて草。一体何を言っているんだ?


しかしながら、それが出来なかった私の個人的な原因と、約1ヶ月間、落単及び留年及び内定取り消しの恐怖に苛まれた原因がいくつかあるので、特に理由もなくダラダラと書いていきます。


①1年間の交換留学、単位認定の話

一応、私の通う大学は平時より海外留学をガンガンアピールしている大学なわけです。567の今は知らないけど。まぁそのおかげで、留学目的に入学する学生が多数いることでしょう。実際、留学は出来ます。海外大学との提携校も豊富と言えます。留学の種類を挙げていくと、
・語学研修(2週間〜1ヶ月)
・中期留学(4ヶ月)
・交換留学(半年か1年)
・(認定留学、海外ボランティアやインターンシップなど)

選択肢は大体この3つ(もしくはそれ以上)かと思われます。(認定留学というのは自分で留学したい大学を探して、自分で出願して、要するに何もかも自分で手続きして、向こうで取った単位を日本の大学で単位として認めて貰う留学のことです。必修単位に換えられるかは学部や専修によって決まりが違うので、かなり、かなりハードです。)

ここでは長期留学に代表される交換留学の話が中心になりますが、一般的に交換留学と言えば、半年から1年間留学することが出来て、留学先の単位を日本の大学の単位に換えられて、4年間で卒業出来る。ってなかなか良い話ですよね。

しかーし!私のような学部の者からすると、留学期間が長いプログラムほど、国際学部生が優遇されており、4年間で卒業しようとなると、国際学部以外の学部生は長期留学に際してかなり大変な思いをするような気がしてなりません。

普通、留学するのって2年時か3年時になると思うのですが、どちらの期間に留学するのかにしても、他学部生はよ〜く考えないといけません。というのも、大学では基本的に3年からゼミがあるので、そこを考えておかないと、帰国するとゼミの単位が取れてなくて卒業出来ない、さぁどーする??ハイ留年!ってことになります。。。

そりゃ、2年時に交換留学することが出来たら万々歳でしょう。留学中にゼミの説明会や面接があると大変ですが、基本的には帰国して以降(3年になってから)ゼミが始まります。

でも、交換留学はそもそも枠が限られており、競争率が高いです。必ずしも2年時に行けるとは限りません。私の大学では基本的に1大学につき1人の派遣でした。自分の語学レベルと希望大学のレベルを吟味して出願しますが、2年連続で落ちたという学生さんも実際私の周りにいました。そうなると交換留学は諦めるほかありません。だから普通は休学するなどして留学するんですね。私の先輩もそうでした。

私は3年時に1年間の交換留学に行ったので、留学中に向こうの大学で単位を取りました。交換留学だから、留学先で取った単位はこっちの大学の必修単位に変換(つまり単位認定)出来るよね〜と思ったら実は大間違いです。私が最終的に必修単位に換えられたのは、3年時のゼミに当たる「4単位分」のみです。エッ4単位????1年間で?!?!少なすぎて引く。


②我らが学部、余りにも保守的過ぎた

仮にも大学が自校の強みの一つとして挙げている交換留学です。4年間で卒業出来るよーって。(交換留学はお互いの大学の学生を「交換」する意味合いと、留学先大学の単位を自校の単位に「交換」する意味合いがある気がする。個人的に。)
なのに何故、たったの4単位しか卒業に必要な単位として認められないんでしょうか??

実は事前に説明会が有りました。確か、交換留学に出願する前の段階での学部説明会でした。
そこで説明されたのは、「我らが学部では、学科の講義科目は大学内で履修したものしか単位として認めない。ただ特別に、ゼミの単位と自由履修科目の単位だけ、留学先で取った単位で認めますよ。」という、交換留学とは名ばかりの、なんとも凝り固まった制度でした。

エー、、、それキツくないか???
仮にも3年生以上しか取れない講義科目が16単位(必修)あるんやぞ?ゼミ以外で!あと卒論な。
ていうか自由履修の単位って、私は最初の2年間で殆ど取りましたけど、、、もうこれ以上要らないし、、、

しかも、ゼミの単位に換えられるような留学先の科目ってどんな科目なんだ?と思って調べてみたけど、情報がない。ゼミの教授に協力してもらい調べたところ、自身の専修に前例が無いという、、、。嘘やろ。てことは今まで我らが専修の学生、誰も交換留学先で取った単位をゼミの単位に変換したことないんかい!きつい!それじゃあ向こうで単位取っても帰ってくるまでちゃんと単位認定出来るか分からんやん〜〜〜留学先の授業だって全然具体的な情報ないし。(向こうの大学、留学生向けの授業にはシラバスとかが無いっぽい。酷くないか。)

仮にゼミの単位を認定してもらったとして、3年時に交換留学に行くとなると、帰国してから残りの1年間で講義科目の16単位と残りのゼミ4単位と卒論8単位を同時並行に履修する事になるのか、、、、しかもこれに加えての就活だと、、、、?(ブチギレ)
それに、ミス(落単)は絶対に許されない。特に特殊科目とかいう必修8単位に関しては、本当にピンポイントで「その」科目を取らなければならない。(春4単位、秋4単位)つまり選択肢が無い!余分に取っておくということが出来ない!どれか1科目でも落としたら即留年だ〜〜わーい


、、、一応これでも留学を売りにしている大学なんです。というか、我らが学部の決まりがあまりにも厳しいです。友達に聞いたけど、これがもし国際学部なら、留学先の単位をどんな必修単位にも換えられて、(卒論は流石に無理かな?)卒業も楽だそうです。裏山。

そりゃあ国際学部のほうが年間の学費が40万くらい高いので、奨学金も豊富だし、妥当かもしれませんが。
それでも留学に掛かる費用は同じなんだから、我らが学部でも、もう少し4年間での卒業が達成出来る様に配慮して欲しいです。


③卒論提出後、気が抜けた

我らが学部の卒論提出締め切りは年内です。これも何故なのか良くわかりません。他の大学の学生に聞くと、締め切り早いね〜1月以降は何すんの?とよく言われました。ほんとそれな。

それはさておき、卒論です。
自分なりに試行錯誤し、色んな人に協力してもらいました。自分で言うのもなんだけど、他の科目を履修しながらよくもまぁ頑張ったもんです。実際、卒論を提出する前の週までは、他の科目も集中してこなしていました。それは覚えてる。

が!卒論提出以降の記憶が全然ない。
なんかもの凄く脱力して、謎にバイトを多く入れてしまい、他の先生から頼まれた翻訳の手伝いとかして、挙げ句の果てに年末年始の雰囲気に流され、時間を持て余していた。

1月の上旬に、残りの科目(4科目)の期末レポート提出締め切りがある事は分かっていた。
ああ、やらんといかんなーと。頭では分かっていたが、空虚な日だけが過ぎていった。
それに加えて、毎回の課題である小テストや小レポートを出すのを怠ってしまったのだ。
怠ったのは4科目中の2科目で、それぞれ3回分を出していなかった。
3回、、、、3回未提出というのは正直、微妙なところである。期末レポートをちゃんとやればいけるか、、、?みたいな。爪が甘過ぎる。

因みに、この2科目のうち一つの期末レポートは内容が鬼のような難易度だった。多分私が4年間で受けた授業の中で一位二位を争うくらい。
内容はイスラーム史で、(史学科なので)まず英語の論文を読み、内容から読み取れる考察を日本語で書けというものだ。
教授は強調していた。ただ日本語訳するだけでは点はあげられないと。それと4年生だからって優しくしませんとも最初の講義で言われた。救済メールなんか送られても無駄だからやる気無いならヤメロと。うへー。

結局その期末レポートは、自分で書いてて何を書いてるのかよく分からなかった。そもそもイスラーム史自体が難しい。私は一応中国史を選んでいたので、コレ専門外なんだなぁ、、、。でも必修なのでやらないといけない。


2科目のうちもう一つ、ヤバかったのはむしろこっちだ。これもイスラーム史だ。(思えばイスラーム史に悩まされた4年間だった)私はあろうことか、期末レポートの存在を忘れており、(最終授業を受けなかったので期末レポートのお知らせや説明も当然スルーしていた)
締め切りの3時間前に期末レポートの存在を思い出すという、最高に残念な私である。ひ ど す ぎ る。


その時は、風呂に入っていたんである。
あー疲れたなぁとか言って。
そしたら頭の上に何の脈絡も無く、文字通り「降りて」きた。「なんか忘れてない?」って。そう、俗に言う天啓である。

確か、キリストの伝記とかで読んだことがある。「ハッ、、声が聞こえる、、、これは神のお告げ、、、!」みたいな。いや私の場合は厳密に言うと声は聞こえてないけど、とにかく何かが「降ってきた」。

にわかに信じられんが、笑っちゃうかもしれんが、ホントにそんな感じだった。キリストの母マリア様もそんな感じだったんだろうか。ガブリエルに言われてさ。知らないけど。

(閑話休題)

とにかく私は風呂から飛び出てパソコンに走った。急いで立ち上げて科目のページに飛ぶと、そこには課題の題目と締め切り日時が、、!!!締め切りは本日の深夜23:59だと〜!!!

(期末レポートは2000字以上で36点満点。
100-36=64点が毎回の小テスト分てわけか、、、って、私は小テストの3回分をスルーしたんだからレポート出さないと詰みじゃん。オワタ。)(この間約0.4秒)

その後は無心でキーボードを叩きましたとさ。
当たり前だが中身の薄っぺら〜〜いレポートが完成。文字数は書けたので出す!!はい!!

当然、あとから見直すとボロボロなわけである。こりゃ落ちたかもっ、、、て思います。はい。冒頭に戻ります。



多分続きます。