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みっしょん 第6話「過去の戦争の爪痕」 補足&解説

みっしょん 第6話「過去の戦争の爪痕」の補足や解説など

誰のために書くのか、という感じも若干ありますが、自分の備忘録のために残しておこうと思います。
キャラクターの設定や話の展開は時間に追われると、自分でも忘れてしまいがちですからね。


まずはChatGPTにあらすじを書いてもらいました。

登場人物

若矢(わかや)

  • 主人公。異世界に転生し、身体能力が向上し、ランダムで付与される特殊能力の一つとして「魅了」の力を持つ。魔王ムレクを倒すという大きな功績を成し遂げる。仲間たちの信頼と尊敬を集め、旅を共にしている。

ファブリス

  • 若矢の仲間。ウェーラの出身で、かつてのフィストレーネ王国の生き残りが建国した自治国である。陽気で頼れる性格。歴史や戦争について深い知識を持ち、若矢に多くのことを教える。若矢をからかうこともあるが、深い友情を持っている。

ラムル

  • 若矢の仲間で神。若矢をこの異世界に転生させた存在。責任感が強く、救えなかった命を悔やむ一方で、これから多くの命を救うことを誓う。若矢との友情が深まりつつあり、共に旅を続けている。

エレーナ

  • 若矢の仲間であり、モルディオ王国出身。明るくて元気な性格。若矢に対して好意を持ち、彼に積極的にアプローチする。故郷への愛着が強く、若矢に故郷の魅力を語る。

カルロッテ

  • 若矢の仲間で帝国出身。冷静で頼りになる存在。ファブリスの歴史の話を真剣に聞きながらも、明るく優しい一面を持っている。若矢に対して好意を抱いている。

リズ

  • 若矢の仲間でウェーラ出身。フィストレーネ王国の首都の名前を持つ自治国の住民。控えめで優しい性格。若矢に対して好意を持ち、彼の勇気と魅力に惹かれている。

ソニア=マリー・フィストレーネ

  • かつてのフィストレーネ王国の若き女王。帝国と元老院に対して戦争を仕掛けた。フィストレーネ王国が襲撃を受けた後、元老院が裏で糸を引いていると主張し、宣戦布告した。強力な自律兵器を従えて戦ったが、最終的には孤独な戦いとなり、"機械仕掛けの女王"として後世に語り継がれる。


あらすじ

若矢たちが朝食を終え、甲板に戻ると、遠くに大陸が見え始めた。
ファブリスはそれがエレーナの故郷であるモルディオ王国のある大陸だと教え、若矢は興奮する。エレーナも嬉しそうに若矢の腕に絡む。

その時、若矢は海に浮かぶ金色の破損した飛空艇の残骸に気づき、ファブリスに尋ねる。

ファブリスは、それがフィストレーネ王国の飛空艇であり、500年前の戦争の遺物だと説明する。
若矢は驚き、戦争の詳細を聞く。

かつてフィストレーネ王国は盟友であった帝国に戦争を仕掛け、その原因は女王ソニアが不在中に起きた大規模な襲撃にあるという。
襲撃によってフィストレーネの国民は皆殺しにされ、ソニアは元老院を非難し、戦争を決意したのだ。

ファブリスの話を聞き、若矢はフィストレーネ王国が世界全体と戦ったこと、その戦争の爪痕が今も残っていることに驚愕する。

ファブリスは自分とリズがフィストレーネの生き残りが建国したウェーラ出身であることを明かし、歴史の重要性を語る。

しかし、彼は現在と未来が大切だと強調し、エレーナも特定の種族で判断しないよう若矢に助言する。

ラムルは自分が神であるのに多くの命を救えなかったことに悔しさを感じるが、若矢の励ましによって前向きな気持ちを取り戻す。
そして、若矢は戦争の結末をファブリスに尋ねるが、その瞬間、黒い船が数隻近づいてくるのが見え、話は途切れるのだった。


登場人物の補足&解説

割といい感じにGPT先生がまとめてくれているので、気になったところや補足がある人のみ。

ファブリス
若矢の仲間。ウェーラの出身で、かつてのフィストレーネ王国の生き残りが建国した自治国である。陽気で頼れる性格。歴史や戦争について深い知識を持ち、若矢に多くのことを教える。若矢をからかうこともあるが、深い友情を持っている。

ファブリスが自治国みたいな説明になっちゃってますね(笑)
彼自身も語っていましたが、自国の建国に深く関わる歴史であるため、ついつい熱く語ってしまったのでしょう。

一方で彼は「歴史は歴史! 大切なのは、今とこれからだぜ!」とも語っており、歴史は歴史として受け止めつつも、現在を大切に生きている様子が伝わってきます。


ラムル
若矢の仲間で神。若矢をこの異世界に転生させた存在。責任感が強く、救えなかった命を悔やむ一方で、これから多くの命を救うことを誓う。若矢との友情が深まりつつあり、共に旅を続けている。

私の描写力不足のせいで非情に分かり辛いのですが、ラムルにはラムルの意思があります。神であるエルは彼を介して、若矢に自分の考えを伝えたり、力を行使したりします。

あ、ちなみに最初は裸の赤ちゃんに天使の羽が生えた姿でしたが、若矢からの勧めによって服を着せてもらっています。


ソニア=マリー・フィストレーネ
かつてのフィストレーネ王国の若き女王。帝国と元老院に対して戦争を仕掛けた。フィストレーネ王国が襲撃を受けた後、元老院が裏で糸を引いていると主張し、宣戦布告した。強力な自律兵器を従えて戦ったが、最終的には孤独な戦いとなり、"機械仕掛けの女王"として後世に語り継がれる。

世界三大美悪女と呼ばれたフィストレーネ王国の若き女王です。
彼女が戦争を起こした理由については、第6話で軽く説明されていますが、詳細については、いつか別の作品として出します。

無慈悲で冷徹な戦争を仕掛けた彼女ですが、フィストレーネ王国民の生き残りがかつての首都を冠した国を建国し、その首都の名前に彼女と同じ名前を付けた……という点から自国の民たちからは、非常に愛された女王だったことがうかがえます。

第6話「過去の戦争の爪痕」 全体的な補足

前回、前々回とハーレム、イチャイチャ回だったのですが今回はテイストをが変わり、過去に起きた戦争について語られるお話でした。

人がいて、文明があって、土地があって。
この世界でも、争いは当然ですが起きます。
惑星が誕生し、知性を持った生命体が生まれ、この惑星では幾度となく争いが繰り返されてきました。

かつてこの世界で最初に起きた戦争は、ヒューマン種、エルフ種、獣人種vsドラゴン族によるものだったと伝えられています。
しかし、ドラゴン族との戦いに勝利した3種族は、今度は自分たちで新たな戦争を始めました。

3話で描かれていた勇者と魔王の戦いも、大きな戦いの歴史の一幕に過ぎないのです。
この世界の最大の敵が、魔族及びそれを率いる魔王というわけではく、魔族はあくまで1つの種族に過ぎません。

勇者側(正義)vs魔族側(悪)という図式は成り立たず、お互いの価値観や主張、歴史から争っているのです。つまり魔族側から見れば、勇者側が悪なのです。
そのため、魔王を倒したからといって世界が平和になるわけではありません。

異なる種族間、または同じ種族間で争いを繰り返しては領土を奪い合い、多くの血を流して、この世界は歴史を紡いできました。

多くの争いが起こってきたその中でも、文明や世界構造を大きく変えてしまった戦争がいくつか存在します。

上記の3種族vsドラゴン族の戦争、その後の3種族間の戦争の他にもいくつかありますが、このフィストレーネ王国vs元老院もその1つです。

この戦争が起こる前までは、元老院が絶対的な決定権を持っていましたが、それ故に彼らの後ろ盾を得ていた、ディエレント帝国による圧倒的な支配力が世界に大きな争いが起こることを防いでいました。

その時代も世界各地で戦争は起こっていましたが、それでも元老院による統治以前に比べれば、確実な平和な世の中と呼べるものでした。

そして、それを全て破壊してしまったのがソニア女王です。
彼女が操った兵器たちは、圧倒的な性能で情け容赦なく殺戮を繰り返したと言われています。
逃げ惑う人々の必死の命乞いも、心を持たない兵器には通用しない。


ソニア=マリー・フィストレーネ。
彼女は平和な世界を崩壊させた、心を持たない冷徹な女王として後世に語り継がれています。

しかし、歴史を紡ぐのは生き残った者たち。

歴史は語り手の都合のいいように捻じ曲げて、伝えられていく。
真実は嘘として、嘘は真実として。

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