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チーフエンジニアがサービス開発への想いと組織への向き合い方を語る

ウエディングパークの各サービスでチーフエンジニアとして活躍している4名のエンジニアに、チーフエンジニアになってからの変化やこだわり、そして未来への想いについて聞いてきました。

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上段左:Nさん 2018年新卒入社。3年目まで「Wedding Park 海外」で開発全般を担当。PHPバージョンアップPJを経験し、現在は、「Ringraph」のチーフエンジニアとしてサイト全体の開発を担当。
上段右:Tさん 2017年新卒入社。3年目まで商品開発チームで純広告や自社広告を開発。その後AdWords APIのリプレイスを経験。現在は、「Wedding Park DRESS」のチーフエンジニアとしてサイト全体の開発を担当。
下段左:Hさん 前職ではソーシャルゲーム、ニュースメディアの開発マネージャも経験し、ウエディングパークにはプレイヤーとして2019年12月に中途入社。先日「Photorait」のPHP8バージョンアップをリリースし、今は「Photorait Webつく」のチーフエンジニアとして新機能を開発中。
下段右:Wさん 2017年新卒入社。「Webつく」サービス開発やフロントエンドPJのリーダーを経験し、オンライン接客支援ツール「フェアつくonline」の立ち上げを行った。現在は、「Webつく」「フェアつくonline」のチーフエンジニアとして運用開発を行っている。

チーフエンジニア制度とは

2020年12月にスタートした、クリエイターの行動指針「クリトラ」に沿って技術スキルだけでなく、プロダクト理解や高いチーム貢献ができるメンバーに、プロダクトの仕様把握・運用・報告などの役割を与える制度。プロダクトごとに任命される。

重要な権限があるからこそ開発過程やリリースしたサービスに責任感強く向き合う

ーチーフエンジニアに任命されて約半年ですが、任命される前と後で何か変化はありましたか?

W:以前よりも、細かい作業手順を調べて、書き残すようになりました。チーフエンジニアになり今までやっていなかった作業の権限をもらった反面、慣れない作業をする機会も増えました。フィードバックしてもらう機会はあるものの、責任は自分にあります。ドキュメント化することで、未来の自分、そして自分以外がチーフエンジニアになった時役に立ってほしいと思っています。

N:変化としては私も似ている部分がありますね。本番環境のデータを操作やリリースができるようになって、担当する作業のレベルが一つ上がったので、一歩間違えれば障害に繋がってしまいます。一つひとつの作業に対して、自分が最後の砦という意識を持って今まで以上に慎重になったなと思います。リリース作業ってボタン一つでできてしまうんですが、その一つ押すのにも緊張感を持って対応しています。

ー重要な権限があるからこそ責任感を持って対応しているということですね!Tさんはどうでしょうか?

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T:私は、開発で終わりじゃないという意識を持つようになったことが変化です。作ったものを世に出すリリース作業は、今までマネージャーのみが担当していました。なので、心のどこかで“最終確認はマネージャーがやってくれる”という気持ちがありました。今はその作業を自分でやることで、開発をして終わりではなく、どうやったら安全に世に出すことができるのか、どうやったら安全にサイトを運用していけるのかというところまで考えて開発するようになりました。

H:僕もTさんと似ていて、作ってきたものをリリースした後、障害やサーバーの負荷、エラー監視といったところへの意識が上がり、ダッシュボードやログを見る範囲が増えたと感じます。もともと見れる権限はあったのですが、チーフエンジニアになって自分がメインで見なきゃいけないなと思って行動するようになりました。

サービス開発の先を考え自ら決断していく

ー責任感や考え方、事業理解があるというところでチーフエンジニアに任命されたと思いますが、更に目線が上がって行動しているように感じました。開発や運用に対するこだわりはありますか?

H:長期的にチームで運用しやすいシステムにすることを意識しています。例えば、ソースコードは自分以外が触れた時にもわかりやすいようにするとか、システムの設計や環境は自分以外でも扱いやすい仕組みづくりをするようにしています。

ー確かに、ただ早く作ればいいではなく先のことも考えて議論することは大切ですよね。Wさんいかがでしょうか。

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W:開発での他職種のメンバーとのコミュニケーションについてなのですが、自分がイメージできていない段階で「Yes」と言わない、逆にイメージできてないからといって「No」と言わないようにしています。チーフエンジニアになってから、担当サービスに関する企画段階でエンジニアの窓口として話し合いの場に参加する機会が増えたのですが、システムを理解している代表として参加しているので、私がYesと言えば「できる」、Noと言えば「やらない」という決断につながってしまうからです。

N:私はシステム面の相談がきたときに、できるだけ実現をさせたいなと思って向き合っています。自分が今できないことでも方法があるんじゃないかと探したり、少し仕様を変えたら実現できるんじゃないかと模索して、どうにか実現できる方法がないか考えるように意識しています。

ーなるほど。自分で決断する機会が増えたからこそのこだわりですね。

T:私は、理解した上で決断することを意識しています。前任の方の産休や退職などで新しいミッションを任せていただくことがあり、不安だけど一番詳しくなれるのは私しかいないという状況がありました。最初は何を聞かれても断言ができず、「そうだと思います」「そうだったはずなんですけど…」と少し逃げた回答をしてしまっていたのですが、チーフエンジニアになったタイミングで、「私しか決められる人はいない」と断言することを意識しました。そしてそのために、わからない部分は理解して自分の中に落とし込み、自信を持って回答できるよう準備することを心がけています。

サービス・ユーザーへの想いを強みに楽しくつくる組織を作り、大きくしていく

ーでは最後に、サービスや組織をこうしていきたい!という、熱い想いを聞かせてください!

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H:楽しい開発がある組織にしたいです。年齢とか経歴に関係なく、とにかくみんながどの立場の人も楽しく開発ができたら良いなと。ウエディングパークに入って、サービスやユーザー、クライアントへの想いがとても強いことが開発チームの強みだと感じています。だからこそ、開発がより楽しく盛り上がると、エンジニアが作った成果物の質とか量がどんどん上がり、幸せになる人が増えると思います。そういった循環が活発になると良いですね。

ーどんなところで、ウエディングパークのエンジニアは想いが強いと感じるのでしょうか?

H:例えば、「サービスにとって何が一番良いか」、「これはユーザーが嬉しいのではないか」ということを一番に考えた上で、「じゃあ技術選定はどうしようか」と手法の話をする会話の流れをよく聞きます。やりたい技術が先行している現場だと、なんのためにやっているかわからなくなることもあると思うんです。だから、ものづくりをして、その作ったものを使ってくれる人がどういう風に喜んでくれるかを考えながら仕事できるっていうのはウエディングパークでの開発の醍醐味だし強みだと思います。

ーサービス、ユーザーそして組織のことをこんなに考えられるというのはやっぱり強みですよね。では続いて、Wさんはどんな組織にしていきたいですか?

W:私も、より楽しくつくる組織にしたいと思っています。みんなサービスへの想いやユーザーに届けたい想いがたくさんあるので、責任をもってサービスを作っていると思います。でも、作っていく過程もより楽しめるような組織になっていきたいです。自分が楽しむだけじゃなく周りから見ても「責任感をもって作っているし楽しそうだよね」と思ってもらえるとすごく良いなと思っています。楽しく作ったサービスを世に出す時に、フロントに立つ営業もそのプロダクトやストーリーを見てときめいて「早く売りたい」と思ってもらえる、そんな循環が生まれると組織として明るくなっていきそうですよね。

T:私は、部署の合言葉でもあるんですが、「イケてるサイトに!」したいなと思っています。ユーザーやクライアントにとって使いやすいサイトであることはもちろんなんですが、エンジニアとして作ってて楽しいイケてるサイトも作りたいなと思っていて、そこに対してできることをやって成長していきたいです。あとはエンジニア組織で言うと和気藹々とした雰囲気がウエディングパークエンジニアの良いところだと思っていて、WPテックアカデミーとかWPhouseとか、みんなで肩を組んでチームを感じられる取り組みや瞬間が増えてきているので、今後もそういった機会をどんどん作って一緒に高め合える組織にしていけたらと思います。

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N:途中で話題に上がっていましたが、ウエディングパークのエンジニアはサービスやユーザーのことをとても考えられる組織であることが強みだなと思っています。私はそういうところをもっと対外的にもアピールしていくことで、「そんな組織に入りたい」という人が増えて採用に繋がって組織が大きくなっていく、そんなサイクルが作れたら素敵だなと思っています。最近就活生と面談をする機会が多いのですが、少しの会話だけでは全然良さを伝えられなくて。なので、ブログとかイベントとか、いろんな方法で発信して様々な角度から知ってもらえたら良い人とたくさん巡り会えるんじゃないかなと思っています。

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