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ウエディングパークのクリエイターが大切にしたいこと

こんにちは!「ウエディングパークの『ン』。」編集部のあっこです。

今回は、先日ウエディングパークに誕生したクリエイター(エンジニア・デザイナー)チームの行動指針についてのお話。

クリエイター部門では、メンバーが共通の価値観をもってビジョンに向けて行動できるように、行動指針である「Creators Triangle」をみんなで作りました。

作った行動指針はどんなものなのか?「エンジニア組織」のマネジメントを担当する小山からお話しさせていただきます。

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なぜクリエイターの行動指針が必要だったのか

はじめに、クリエイターの行動指針を作った背景からご説明します。

ウエディングパークにはビジョンや理念、全社での行動指針やロードマップがあります。

そして、その実現のためにクリエイターチームとして「技術のウエディングパークを創る」というビジョンがあり、2017年から2019年は「No.1 BRIDAL TECH TEAM By→20」(2020年までにブライダル業界No.1の技術者集団になろう)という中長期的スローガンを掲げていました。

その中で、技術の注力領域として取り組んだ「Data Analytics」、「UX(使いやすさ)」、「SRE」の3領域では、少なからず、クリエイターチームが事業へのインパクトを与えた実感がありました。そして、期日が迫ってきた時、今後はよりクリエータ一人ひとりのアクションにフォーカスしてく必要があると考えていました。

“ビジョンの達成に向けて、クリエイターとしてどんな行動が必要なのか?”

各々が考えているテーマではあるものの、組織が大きくなっていく中で、“自分はこう考えているけど、本当に組織の考え方とズレていないのか?"、"何を軸にマネジメントしていくべきか?"と迷うメンバーが出てくることが予想されました。

ピラミッド

そこで、より強いチームづくりを加速させるべく、チームが大事にする価値観を統一する共通言語として「行動指針」の作成を決めました。

どんな行動指針をつくるのか?

クリエイターの行動指針を作る上で、欠かせないと考えていた事は3つありました。

1)組織の強みを表現して、未来につなげること
今の組織を一変させたいという目的で作るわけではありません。より良い組織を作る為にも、これまで積み上げてきた組織文化の強みを再確認して、それを未来につなげることが大事だと考えていました。

2)ビジョンや理念、行動指針と併せて考えるものにすること
ウエディングパークには、全社で目指すビジョンや理念、行動指針があります。それを目指すためのクリエイターとしての行動指針となるので、独り歩きしないようにする必要があります。そこで、大切にしたい価値観の「概念」として表現にすることにしました。

3)クリエイターチームのみんなで作ること
上記の二つを実現するためには、今まで組織を一緒に作り上げてきたクリエイターチーム全体で、メンバーの価値観を取り入れて作る事が絶対に欠かせないと考えていました。

どうやってみんなで行動指針を作るのか?

はじめにしたのは、クリエイター部門のマネージャー陣との方向性や骨子を固める合宿。

メンバー全員を巻き込む上では、まずマネジメントを担当するマネージャーの認識や目線を合わせたいと考えました。

クリエイター部門の「強み(= これからも残したいこと)」と「弱み(=変えていきたいこと)」ワードを各々に出し、それをグルーピング、抽象化してキーワードを抽出しました。

ここで「PRODUCT」「TEAM」「SKILL」という3つを、クリエイターの行動指針の軸にすること、そしてそれぞれが独立しているのではなく相互に関係しているのが大事だ。と方向性が固まりました。

草案

次に、メンバーの価値観を入れてより具体的な行動に落とし込みやすくするために、クリエイターチーム全員で「PRODUCT」「TEAM」「SKILL」それぞれでの「強み」「弱み」を考えるワークを行いました。

チームに分かれてディスカッションしプレゼンしたのですが、強みをどう未来につなげるか、弱みをどうプラスに変えていくのか、主体的にポジティブにディスカッションしている姿を見て、“この文化をこれからも守っていきたい。”と強く思いました。

最後に、プレゼンで出たワードをまとめ、象徴となるロゴを制作しました。完成したのがこちらです。

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ビジョン実現のため、チームで突出したスキルを武器にプロダクトづくりをする

PRODUCT ユーザー視点/品質意識/サービス愛

TEAM 全社貢献/当事者意識/育て合う

SKILL 挑戦と責任/変化/プロフェッショナル

クリエイターにとってスキルは大切なものですが、それだけでは良いプロダクトはできないし、スキルがなければプロダクトに与えられる影響は小さい。技術が何に繋がるのか?という会社や事業が目指すゴールがあり、3つの関係性やバランスを大事にしながらミッションを遂行することがウエディングパークのクリエイターのあるべき姿。

そこで、この行動指針を「Creators Triangle(通称:クリトラ)」と名付けました。

どうやって行動指針「クリトラ」を根付かせるか?

この行動指針「Creators Triangle」を根付かせ、成長の加速にも繋げたい。そこで、行動指針を各々が咀嚼して具体的な行動に落とし込む「クリトラアクションシート」を作りました。

1)1年後の、グレードアップした自分の姿を具体化
2)「PRODUCT」「TEAM」「SKILL」3領域それぞれに対して、目指す姿を具体化
3)それぞれの目指す姿に対して半期毎の具体的なアクションに落とし込む

チームで大切にすべき価値観が言語化し統一することができましたが、メンバーが“あって良かった”と感じるのはもう少し先かもしれません。

アクションを達成していくことでの成長実感や自信に繋げたり、成果をチームで共有して次の代に繋げたりと、アクションを通して実感してほしいと思っています。

今後も、形骸化しないように活用して根付かせていきたいですし、必要なことも変化していくと思います。クリエイターチームとしてどうやって事業や会社に貢献していくか、ブラッシュアップして取り組み続けます。

大切にする「チーム」と「スキル」の先には、「プロダクト」や「ビジョン」があることは、絶対に忘れないチームでありたいと思います。

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