「言葉」と「言語」は似ているようで全然違う
「言葉」と「言語」を混同している方が多くいますが、
意味は全く違います。
そこで両者のちがいについてnoteで
わかりやすく紹介をします。
「言葉」と「言語」の定義について整理しました。
「言葉」=(頭の中にある)思いや考えを表現されたもの
「言語」=ある共同体で話される言葉で相手に伝える時
ルールや構造を体系化したもの
「言葉」は基本的に自分が頭の思っている(思想や価値観、主観など)を表現したものです。
私は野菜が嫌い
恋人とデートをしたい等
それらが文字や音声で表現されたものが「言葉」です。
私たちは主に文字、音声で表現をしてそれを相手に伝えます。
でも、相手が誤解されたり
伝わらなかったりしたら困りますよね。
そうならないように
ルールが定められています。
それが「言語」です
「言語」というのは、
「言葉」にルールや作り方を体系化したものです。
例えば日本語なら
「私はご飯食べる」
「私はご飯を食べますか」
「私はご飯をいただきます」
同じことを言っていますが、
話す相手によって言葉を変えないといけないルールがあります。
食べる→親しい友達、年下の人
食べます→親しくない友達、年上の人
いただきます→上司、他社の社員、知らない人
「食べる」に「ます」をつけるというルールがあり体系化されています。
これが「言語」です。
また過去のことを言いたいときは
動詞を「~た」とい変えるルールがあり、体系化されています
例:「私はごはんを食べた」
これも「言語」です
(厳密には動詞の作り方は複雑ですが
ここでは割愛します)
私たちはよく「文法」と言いますが、
「文法」は言語機能の1つなんです。
みなさま、「言葉」と「言語」の違いが
明確にわかりましたでしょうか?
「言葉」=(頭の中にある)思いや考えを表現されたもの
「言語」=ある共同体で話される言葉で相手に伝える時
ルールや構造を体系化したもの
このように整理すると
両者を混同することはないでしょう。
以上で「言葉」と「言語」の違いについて
紹介を終わります。
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