楽しかった旅 / 初めての大分県臼杵市
大人になってから知り合った人たちからは意外と言われるけど、日本史が子供の頃から大好き。
10代〜20代の愛読書は「小説鬼平犯科帳」と「花の慶次」。
最近は古代史にもと、興味が尽きない。
「臼杵の磨崖仏と、臼杵の地名の由来になった日本最古の石人が見つかった古墳&神社見たくない?外だし密じゃないよ」と夫に持ちかけたところ
「…行きたいんだね、行こう」
「磨崖仏は岩壁に直接彫られた石仏のことで、なんと国宝!石仏60体を超える石仏群!見たくない?」
「行きたいんだね、行こう」
何度か尋ねても同じ答えしか帰ってこないので、夫が好きな別府の回転寿司を盛り込むことにして旅の話を進めた。
初日は子供達優先。
親はへとへと、子供たちはしっかり遊んで満足し、泊まるために宿泊先の臼杵市へ。
初めて行った臼杵の町はとてもよかった。
歴史の他に写真も好きだから、助手席から「おぉぉ、いいね〜!」とパシパシ撮ってしまった。
泊まった先は楽天で高評価だった「五嶋旅館」さん。
トイレも風呂も共同で使う、古い設備の旅館のようだったけど、レビューが得点も内容も非常によくて気になっていた宿。
泊まったら本当に良い宿で驚いた。
コロナ対策はもちろん、マニュアルではない驚く工夫ともてなし、素材の良さを生かした丁寧に造られた美味しい食事。(写真は臼杵の郷土料理のきらすまめし)
家族も全員「ここいいねー」「お風呂楽しい」など大満足で、枕が違うと眠れない自分がこの宿では朝までぐっすり休むこともできた。
翌朝、ちょうどいいタイミングで提供される熱々の朝食をいただいて、丁寧に入れられた食後のコーヒーを楽しんで部屋でのんびりした後は宿を出発。
宿の人は全員臼杵神社を知らなかったらしく、「臼杵神社、今度私も行ってみますね」と送り出してくれた。
車に乗る前「地元の人も知らない神社なのか…」と夫がボソッと呟いていた。
その後はいよいよ念願の臼杵神社と国宝臼杵石仏。
臼杵神社の日本最古の石人。古墳の埋葬者を守る意味だったと言われている。
臼杵石仏は単体ではなく、60余体の石仏群。
別の記事でまた詳しく書きたい。
臼杵石仏を堪能した後は別府へ。
大分県の別府は回転寿司のレベルが高く、今回食べた「水天」以外にも亀正も大人気。
このルートなら、家族も嬉しい旅になるはず。
「○○、そんなにあるけない」
「熊野はチビちゃんにはまだ無理か、じゃあ普光寺磨崖仏かな。日本最大級の磨崖仏!パパ、見たくない?」
「…行きたいんだね、行こう」
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