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【ゼネコン 就職】施工管理が向いている人・向かない人

はじめに

こんにちは!ゼネコン現場監督の亀井です。本日はゼネコンの施工管理に就職、向いている人・向かない人というタイトルでお話していきたいと思います。

私は14年間ゼネコンに勤めて来て、様々な方とお会いしてきましたが、その中でやはり「この人はゼネコンに向いているな~」と思う人や「この人はちょっとな・・・」と思うようなことがありましたので、本日はそのようなゼネコンの施工管理に向き・不向きな人の特徴を紹介していきます。

 ちなみに、あくまでも私個人の感想なので、その点は悪しからず・・


ゼネコンに向いている人・向かない人の特徴

【その①】人とのコミュニケーションが好き・得意VS人とのコミュニケーションは嫌い・苦手

年上とのコミュニケーションが得意な人は向いてます

まず最初の特徴ですが、人とのコミュニケーションが好きだったり得意な人は、ゼネコンの施工管理が向いているといえます。

 ゼネコンの施工管理は、自分で作業を行うというよりは、現場で職人さんに仕事を依頼して仕事を行ってもらう仕事なので、その過程でどうしても口頭で様々な指示をしなければなりません。

 毎日沢山の職人さんや上司や部下とのコミュニケーションを行い仕事をしていくので、人との会話が好きな人や、話術が得意な人というのはゼネコンの施工管理に向いているといえます。

 逆に人とのコミュニケーションが苦手だったり、人との距離感を取って仕事をしたいような人にとっては、毎日コミュニケーションをとりながらのゼネコンの施工管理は向いていないかもしれません。というより人と話をしないと、仕事が全然進まないです。。。


 また現場では、自分の親と同じくらいの年齢の職人さんに監督として仕事を指示(依頼)をしていくことになるので、年上の人にかわいがってもらえる人はとてもゼネコン向きと思います。

 私もどちらかというと、年上の人の懐に飛び込んでいくのが得意なのですが、そうやって自分から話しかけてきてくれる監督を職人さんも可愛がってくれるので、是非積極的に自分からコミュニケーションしていくことをお勧めします。



【その②】大勢の人とチームで仕事がしたいVS自分一人で自分のペースで仕事したい

常にチームワークが大切

人には沢山の人とチームで色々なことをするのが好きな人と、自分個人のペースで色々なことをするのが好きな人がいると思いますが、ゼネコンは完全に前者の「大勢の人とチームで仕事をする」業界なので、沢山の人たちと連携して仕事を行っていきます。

 現場には沢山の人が働いており、その為中々自分だけのペースで仕事をすることはできません。(※経験を積んでくると徐々に自分のペースに合わせて現場をコントロールできる様になってきます。)

 特に若手の現場監督の毎日は、現場の職人さんから色々なお願いをされて、忙しく現場を飛び回って、気が付いたら一日が終わっているという日も珍しくないと思います。

 その為、自分一人で仕事をしたくても出来ないというのが現状です。その為自分のペースを乱されたくない、自分でコツコツと仕事をしたいと思うような人にはあまり施工管理の仕事は向いていないと思います。

 ちなみに学生時代チームワークのスポーツの部活をやっていた方は、自然とチームで動くということが身についているので、ゼネコンの施工管理向きと思います。



【その③】体力には自信あるVS体力に自信なし

ゼネコンマンは体力が必要です

現場の施工管理と聞くと、仕事が大変というイメージを持っている方が多いかもしれないのですが、やはり現場の仕事は毎日朝が早くて、夜が遅くなる傾向があります。

 また現場の繁忙期には休みが取れなかったり、夜勤があったりします。その為体力がない人は、段々現場を続けていくと疲れていってしまいます。体力の低下は精神的の低下にもつながり、徐々に元気がなくなっていってしまう人が多いです。

 その為、現場ではやはり体力がある人の方が向いているといえます。ゼネコンの採用担当も学生時代スポーツをやってきた人を積極的に採用する傾向があるのはその為です。


 また現場の施工管理は、私たちが監督となって現場の施工を管理しなければなりません。しかも相手は職人さんたちなので、説明が少し難しいのですが、理論や立場だけでは彼らを管理することが出来ないのです。

 彼らは常に監督をよく見ています。舐められたら、こちらの言ったことを聞いてくれなくなってしまいます。不良漫画では無いですが、やはり体力的に勝っていると動物的な感覚というか、彼らもこちらの言うこと聞いてくれやすくなります。

 そういう意味でも体力がある人は現場に向いているといえます。逆によく風邪をひく、朝が起きられない、という人は施工管理には向いていないと思います。


【その④】理不尽なことに耐えられるVS理不尽なことに耐えられない

それは俺のせいじゃ無いよ・・・

ゼネコンの施工管理の仕事は現場で図面をチェックしたり工程表を作って、職人さんに仕事を依頼して、自分が現場のリーダーとなって現場を進めていく…一瞬かっこよく見えるかもしれません。

 確かに間違ってはいませんが、しかし実はその裏で毎日非常に沢山の「理不尽なこと」に遭遇する仕事でもあります。

 例えば、「天候で雨で仕事が進まない」「コロナで建材が届かない」など、直接自分が原因でないことで工事が止まってしまったりしても、工事が遅れていると文句を言われたり、職人が言うことを聞いてくれなかったり、自分の担当外の工事の調整で自分の作業が出来なくなってしまったり、それによって自分の手配していた職人の作業に調整が発生してまた文句を言われたり、「不可抗力だ!」と言いたくなるような理不尽なことが毎日発生します。そしてそんなことをいちいち挙げだしたらきりがないです。

 建設現場は工場で大量生産で物を生産する仕事と違い、外部で沢山の人が集まって基本的に人の手で建物を作っていくので、やはり手作業なので、毎日いろいろな問題が発生します。その問題でストレスを抱えても、あまり貯めすぎないようにストレスコントロール出来る人がゼネコンに向いている人と言えます。


【その⑤】外部で働いたり体を動かすのが好きVS出来ればあまり外出したくない

雨でも風でも夏でも冬でも外で仕事

最後の特徴は、外部で働いたり体を動かすのが好きか嫌いかということですが、施工管理という職種は現場で品質・工程・安全・環境を管理していくので、その際に職人さんと一緒に外に出て現場管理をします。

 現場監督と呼ばれるのはその為です。雨でも風でも雪でも台風でも、現場監督だから現場に行く必要があるのです。その為、オフィスで仕事をしていたいという方には、施工管理はあまり向いていません。

 特に若手の内は一日の半分くらいはずっと外で仕事しているパターンが多いと思うので、当然夏は暑いし冬は寒いですが、外で仕事をするのが好きな人にとってはとてもいい仕事だと思います。

 真冬の度寒い雪の中、朝から長靴・カッパ着て現場で職人と一緒に雪かきする仕事なんて、意外とほかの業界ではないと思うので、私はそういった特殊な職場環境が気に入っております。



まとめ

ゼネコン向き・不向き

いかがだったでしょうか?今日はゼネコンの施工管理職の向き・不向きについて紹介させて頂きました。ゼネコンの施工管理は、年上の職人さんたちと上手くコミュニケーションをとりながら、仕事を進めていきますが日々色々な問題が発生するし、色々理不尽なこともあったりして大変な仕事です。

 それでも、オフィスで黙々と仕事をするより、外部で沢山の人とコミュニケーションを取り思いっきり仕事がしたいという人にはゼネコンの施工管理はお勧めの職場だと思います。

本日も最後まで読んでいただきどうもありがとうございます。

それではまた次の記事でお会いしましょう!



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