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会社員のときには、シングルタスクよりもマルチタスクのほうが当然のように「効率がいい」「良いこと」「仕事ができる指標」のように考えていました。

しかし、ここ一年くらいは完全にシングルタスク派です。仕事そのものの種類はいくつかありますが、同じ時間・期間内に「あれもこれも同時進行でやる」という考えは捨てることにしました。

私の現在の仕事は、

●スタジオ運営・営業活動・雑務
●インストラクターとしての指導
●外部の仕事の手伝い

主にはこの3つですが、一番上の部分は細かく分類するとかなりのボリュームになります。

昨年までは、営業活動に関わる仕事をいくつか同時進行でやっていたのですが、あまり思うように進まず、時間だけが過ぎていく感じが強くありました。

マルチタスクでスケジュールを考えると、1個1個の納期そのものは長めに設定してしまうというか、先送りになりがちです。

それよりは、シングルタスクで納期を短めに切っていったほうが効率が良いし、時間があると無駄に考察してしまうなと思いました。このあたりは、時間とじっくり考えることとのトレードオフの関係なので、一概に時間を短くしてしまえばいいというものでもないけれど。

シングルタスクといいつつも、アイデアをある程度考えておかなければならないようなことは、日常的に頭の中でブレストはしておくようにしています。
ビジネス的な表現でいうと「発散」と「集約」だったら「発散」だけは空いた時間にちょっと考えるようなイメージ。


なぜ、マルチタスクだと進まないのかな、とちょっと考えてみたのですが、一人で仕事をしているいまの環境では、結局、自分でゴールを作り自分で完結させなければならない、その場合はシングルタスクのほうが効率的に感じるのかもしれません。

会社員として携わる多くの仕事は、自分の仕事は誰かの仕事につながっている、という感じだと思うので、分業制がゆえに「待ちの時間」ができる。そうなるとマルチタスクにならざるを得ない、という感じでしょうか。

会社員から独立を考える人がいたら、仕事の取り組み方の変化も頭の片隅に入れておくとよいと思います。


ちなみに、限られた時間内に一度に何品も料理を作るというのは、結構マルチタスクっぽくて、たまにやると気分転換になります。たとえば週末にまとめて料理の作り置きをするときとか。

すべての料理に必要な材料と工程を頭の中で組み立てておいて、「あれを炒めている間に、これを切って、混ぜて、その次は・・」ということを計画どおりに進捗させる、途中で、予定になかったアレンジとか入れてちょっと脱線しつつも時間内にすべて完成させる、というのはとても「やった感」が得られて私は好きです。

料理が好き、というより、この過程が好きです。「自分で自分をコントロールしている感」がたまらなく気分転換になります。

エクササイズもそうなのですが、自発的に始める、疲れたら休む、チャレンジできそうなら負荷を上げる、という「自分をコントロールできる、支配できる」感覚は自信が得られるきっかけになるそうです。
(参考書籍:脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方


今回もタイトルから後半の内容がズレてしまいました、すみません。

独立してからは、シングルタスク派です、という話でした。


もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。