AC/DC ハイ・ヴォルテージ戦争(後編)
皆さん、こんにちは。あなた、エジソン派? テスラ派? それとも、ヘルツ派? 非実力派の木賃ふくよし(芸名)です。
さて。本日は昨日の続き。
(´・Д・)」 天才とは
1%のひらめきと、
99%の努力である。
エジソンのこの言葉が、努力肯定の意味なのか、才能肯定の意味なのか、両方必要って意味なのか。
その真意を探るべく、もう1人の天才ニコラ・テスラを交えつつ、掘り下げていきたいと思う。
ニコラ・テスラ。世界中の電気インフラを作り上げた発明の父と言っても過言ではない。
何しろ、交流電力の発明者だからである。他にも蛍光灯や無線なんかも発明したらしいぞ。
ちなみにエジソン君とテスラちゃんの関係は、
(´・Д・)」 社長と社員。
エジソン君が努力型天才だとすると、テスラちゃんは超天才肌で、エジソン君はその才能を見出して雇用するものの、
エジソン君は直流推し。直流ラブ。
もちろん、テスラちゃんは交流推し。
関係ないけど、ワタクシはAC⚡︎DC推し。アンガス!
直流vs交流の激突である。
エジソン君とテスラちゃん、驚くほどに共通項がない2人だが、数少ない共通項を挙げるとすれば、
・種類は違えど天才。
そして、
・どっちも性格に難アリ。
って事である。
エジソン君の方が社長で年長なんだけど、テスラちゃんはそんなの知った事じゃない。
( ^∀^) 何をどう考えても
交流の方が効率がいいじゃないの。
直流とか馬鹿じゃないの?
これに対し、ビジネスで物事を考える天才のエジソン君、
(´°皿°)」 フザケんな! てめえ!
こっちは直流でプロジェクト進めてんだよ!
効率? 投資金額の回収効率考えろボケ!
とマジギレでケンカ別れしました。※ 諸説あります。
ちなみに、エジソン君は発明王の名を欲しいままにしましたが、実のところ、エジソンは発明の天才と言うより、前述のように「ビジネスの天才」だったのです。
諸説あるので、何処までが事実なのかはわかりませんが、エジソンは「これからは科学が金になる!」といち早く気付いて、科学者の青田買い(その1人がテスラ)や、会社の買収、発明の改良、製品化、規格化と言った点で敏腕を振るったのである。盗用の噂もあるぐらいだ。
で。一方のテスラはと言うと、交流の優位性を実物で示したにも関わらず、交流を認めなかったどころか、約束の報酬も支払わなかったエジソンにブチ切れ。
(^∇^) 交流の実力を
世に示して見返したるわ。
と交流の布教活動を開始。実際に効率がいいから、世の中も認めてしまう。
コレにバチ切れしたエジソン。
(´・∀・)」 交流とか危険だしィ?
危険だから、死刑用のぉ…
電気椅子に使っちゃお?
と交流のネガティブ・キャンペーンを展開。
交流なのに、交流できない2人であった。
結果、インフラとしてはテスラの交流が勝利。今日までの送電システムを支える礎となった。
しかし、ビジネスを展開・成功させたエジソンは、富や名誉を得たのである。
現在では、大富豪が自らの会社に「テスラ」の名前を付けたり、映画が作られたりして有名になったテスラだが、知名度ではエジソンに負け続けた。
エジソンはと言うと、
(´・∀・)」 交流で?www
出来るもんならやってみせろよww
出来たら大金くれてやるからよwwww
って煽った結果、マジで作りやがったテスラの才能に気付いていない訳はない。
エジソンだって発明家であり、研究者なのだから。
だが彼らは水と油だった。お互いを上手に利用できれば、あるいはとんでもない化学反応、いや、科学反応を起こしたに違いない。
しかし、彼らは交れなかった。
それどころか、
(^∇^) あいつの直感は見当外れで、
無駄な努力をずーっと続けてやがる。
(´°∀°)」 頭でっかちの理論バカは、
実用化って事を考えないからねェ?
(^∇^) 実用化してるけど?
(´°皿°)」 会社としてウチとか
フォードみたいに成功してから言え!
と煽り合戦を繰り広げていたのである。
要するに、試行錯誤や努力で成功の道を探し当てる天才のエジソンと、完璧な理論を導き出して、一発で成功させる天才のテスラという違いだったのである。
で。問題のエジソンが発した「天才とは1%の閃き〜」って言葉だが、コレはテスラの「才能のない奴が努力してどうなるのよ?」って煽りに対しての発言だったとする説が有力だ。
つまり、おそらくエジソンは、テスラの才能を認めつつも、認めたくなかった。そして、自分の才能も否定したくなかったし、自らの努力も否定する訳にはいかなかったのだ。
その複雑な気持ちが入り乱れて、要するに、
(´°皿°)」 俺は天才だ!
ってアミバ様状態だったのである。なまじ頭が良かっただけに、理論型の天才テスラは否定できない。あくまでテスラとは違う種類の天才だと言いたかったのだろう。てか、閃きもあるし、努力も出来るし、ビジネス成功させてるし、俺の方が上って言いたかったのだ。
映画「アマデウス」における、モーツァルトとサリエリみたいな関係だ。
しかし、しかしである。
マスコミがエジソンを「99%の努力男」という安生洋二みたいなレッテルを貼って褒めそやした(おそらく、悪意ではなく本心から褒めた)のが、彼の逆鱗に触れた。
(´°皿°)」 お前らが大好きな、
あの99%の努力って話だけどな!
お前らみたいなカスがどれだけ努力しても、
俺みたいに1%の閃きがないから無駄!
そーゆー意味だよ! わかったかカスども!
ってインタビューに答えたとか答えないとか。
エジソンは、努力型の天才だと褒められたかったのに、「根気と努力の人」にされてしまったのである。だからキレたんだと思うのよ。
さて。随分と誇張したり、略したりして雑に説明したり、かなり私見が入ってるが、結局のところ、この言葉はどちらの意味にも取れる事になる。
あなたの解釈はどちらだろうか。
だが、エジソンの真意はともかく、だ。
現実ベースで考えると、才能がない人間の努力は効率が悪い。むしろ、非才の努力は遠回りだったり迷惑だったりする。
また、天才には色んな種類があり、
最大限に努力して成功する天才や、
最小限の努力でも成功する天才がいる。
ま、残念ながら、我々のほとんどは凡才か非才なのだ。
だが、大成功や成功は手に出来なくても、努力さえすれば、割と何とか生きて行けるんだから、それはそれでいいじゃない、と思う次第である。
話を前編の冒頭に戻すが、その言葉の意味がどういうものであるか。
作者の気持ちを答えなさいってのは、前後の文脈や作者を知るという、こーゆー事だと思うのである。
なお、ワタクシのこの、
“Genius is 1% inspiration, 99% perspiration.”
に対する率直な感想は、インスピレーションとパースピレーションって言葉で韻を踏んでる事から、
(´・∀・)」 ほーら、
上手いコト言ったったわ!
ん? どや? どや???
感がエジソンの性格を表してて凄いなって思うんだ。
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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。