成功せずに 自信を手に入れる
「自分に自信がない」
「あの人みたいに振る舞えない」
「何をやってもだめな人間なんだ」
自分に自信を持てないという人、多いよね。日本人なら特に。そして、自分に自信のある人はこう言うんだ。
「まずは行動してみろ」
「成功体験を積めば自信になる」
「他人との比較をやめろ」
いやいやいや! 待ってよ。ボクらが悩んできたのは『それ』ができないからなんだってば。「できない」っていう失敗体験を積みすぎちゃったんだよ。自信が持てないのさ!
と、いうわけで。考えてみたよ。うつから自分で立ち直ったボクが。行動せずに自信が持てる方法を。根拠のない自信を手に入れる方法をね。
自信を手に入れたからってなんにも変わったりはしない。だって根拠のない自信だからね。
でも、考え方が変わる。考え方が変わると、世界の見え方が変わる。世界の見え方が変わると、現実との向き合い方が変わる。現実との向き合い方が変わったら、行動のしかたや悩み方も変わってくる。するとどうなるか。『以前よりマシ人間』になってるかもしれないね。
じゃあ、ボクが見つけた自信を手に入れる方法のひとつを教えるよ。
【自信を手に入れる方法】
・『名言』を全力で信じる
・『聞こえのいいキラキラした言葉』を妄信する
これだけだ。これだけで自信を持てる。自分に自信のない人は『信仰心』が足りてない。相手の言葉を信じてなさすぎなんだ。自分の価値観を信じすぎなんだよ。
「でも~」とか「いや~」とか「現実は~」なんて言葉を口にしたくなるかもしれない。自分の感情を無視しよう。スルーする努力をしよう。とにかく信じてみよう。『言葉の力』を信じてみよう。お金をかける必要もないんだからさ。
でも、
「自分を信じることができるなら、今まで苦労はしてない」
と、言いたくなるよね。そうだよね。じゃあ、少し苦労をしよう。
一人ぼっちの子どもに語り掛けるように。落ち込んだ仲間に声をかけるように。自信を持てない自分が別人であるかのように、自分を励ましてあげよう。
目を閉じて、声に出してみよう。
「大丈夫だよ」
「心配ないって」
「このままでいいの?」
「頑張ってきたんでしょ?」
「安心していいからね」
「もう少しだけ頑張ってみれば?」
「泣きたい時には泣いてもいいんだよ」
「逃げたっていいんだよ」
「どうしたいの?」
「気分転換でもしよっか」
「他の人のことは気にしなくていい」
何度も何度も言ってもいい。でも、単純作業を続けると人間は飽きる。少なくともボクは飽きる。
ちょっと言い方を変えてみるとか。自分でもびっくりするくらいの感情をこめてみるとか。全身で『うおー!』って言うみたいに「大丈夫だぞー!」って心の中で叫んでみるとか。紙に書いてみるのもいいね。
色々やり方を変えて。あの手この手で。肯定的な言葉や、無色透明な言葉を届けてみよう。ネガティブなことを考えてる暇がなくなるくらいに、『誰かを励ます自分』を演じてみよう。
『演じてる』って意識することが大事だ。演技は他の人へ向けたものだけじゃない。自分の心を騙すのにも使える。昨日までの自分が「冗談でしょ?」って言いたくなるくらい、言葉で自分を騙してみよう。
声の大きさは関係ない。かすれ声でもいい。頭の中でしゃべるだけでもいい。世界中でたった一人、自分にだけ届けばいい。自分に自分の声を届ける。家から一歩も出なくてもできることだよ。
ちょっとだけ前向きになれたら。なんと言っていいかわからなかったら。誰かの言葉を借りるのもいい。著名人の名言・格言とか。アニメやマンガの名ゼリフなんかもいいかもしれない。参考程度にひとつ貼っておくよ。
心に残る 27の名言「簡単すぎる人生に、生きる価値などない」
https://tabi-labo.com/225257/27-quotes
人は、耳にした言葉、目にした言葉を無意識に信じてしまう。それが、無意識の領域だ。自分では傷ついたつもりがなくても、心は傷ついていることがある。他の人から言われた言葉や、キミ自身が自分を責めることによって、心がズタズタになっていてもおかしくはない。
だからこそ、自分の言葉で塗り替える必要がある。自分を良い方向に『洗脳』して『誘導』するんだ。セルフマインドコントロールってところかな。
大丈夫。キミはキミ自身のことを誰よりもよく知っている。キミの感情に100%共感できるのはキミ自身ただ一人だけだ。一番の理解者が一番近くにいるってことを自覚しよう。
『自信を持てない自分』は世界で一番のひねくれものだ。ひねくれものを素直な人間に変えるにはテクニックがいる。工夫しよう。工夫するしかない。
耳さわりのいい言葉を口にしよう。時には厳しい言葉もかけてみよう。何事も、ワンパターンになったり、やりすぎたりするのは良くない。バランスをとるのが大事だよ。
自分だけの『自分の扱い方』を考えてみよう。自分の価値観を疑ってみよう。自分の言葉を信じてみよう。『今までの自分』と『今の自分』を比べよう。『なりたい自分』と『今の自分』を比べよう。
大丈夫。難しいことじゃないさ。ぜんぶ、『自分に語りかけるだけ』でいい。それだけでいい。
わかりやすい行動を起こさなくたって、人は自信を手に入れることができる。100回でも1000回でも10000回でもいい。自分が自信を持つまで、自分自身に言葉を届ければいいだけだ。大事なのは回数じゃない。気が済むまでやってみればいい。話はそれからだ。
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