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欲しい人材を確実に獲得する面接法① 「社長が一次面接しよう」

「え、役員面接って最後にやるもんじゃないの?」

タイトルを見て、そう思われた方も多いでしょう。一次が現場社員で、二次が管理職で、ラスボスが役員だ、それをクリアすれば内定、それが採用面接だと。

ただ、それは私に言わせれば「人余り」だった過去の時代の発想です。

今は未曽有の人材不足です。当然、ライバル企業も躍起になって人材確保に奔走している。

まさに生き馬の目を抜くような環境で、面接の仕方もよく理解できていない現場の平社員に悠長に一次面接を任せている企業は、チャンスをみすみす捨てているようなものです。

一次面接こそ、会社の「雰囲気」、「魅力」、「歴史」、「経営理念」、「経営目標」、その全てを語ることができ、求職者を魅了することができる社長が出るべきなのです。


求職者からしても、採用面接にかけるその会社の本気度が伝わり、いいことだらけです。求職者は「面接官」=「会社そのもの」として認識しますから、緒戦から切り札投入で一気に勝負をかけられます。

尤も、勝負をかけられるということは、言い換えれば、「サイテーな面接」をしたら一貫の終わりだというのも事実。

採用コンサルタント、キャリアコンサルタントの立場から、【これをやったら面接失敗】10項目とその対策をまとめましたので、是非取り入れて下さい。


【これをやったら面接失敗リスト】

①口臭、体臭、服装・髪型の乱れ、靴の汚れ

→面接前に社員にチェックを入れてもらいましょう。

②横柄・上からの態度

→日ごろから気を付けましょう。習慣が人格を作る。

③覇気のない表情

→面接前に鏡を見て笑顔を作りましょう。日ごろから体調管理に気を使いましょう。前日に深酒や不摂生、夜更かしをすることも禁止です。

④他社批判

業界をともに盛り上げていくライバルとして敬意を表しましょう。

⑤面接開始後、いきなり直球の質問

→テンプレートでも良いのでアイスブレイクしましょう。「迷わず来られましたか?」「きょうはいい天気ですね」レベルでもOKです。その後、「共通の話題」へとつなげて打ち解けましょう。

⑥面接が始まって履歴書・職務経歴書を読み出す

面接前の10分間に読んで、質問を5個考えましょう。

⑦お茶を飲ませない

お茶を出した瞬間、「どうぞ」と言って先に飲んでください。求職者も飲みやすくなります。

⑧想定される質問への回答を用意してこない

→最低限、⑴どんな業務があって、求職者に何を求めるか。過去のどんな経験が活かせそうか⑵会社の良いところ・課題・今後の目標⑶どんな社員がいるか。活躍する社員の特徴ーーの3点はしゃべれるようにしておきましょう。

⑨質問への回答にフィードバックをせず次の質問に移る。

質問が流れ作業になっていると感じた瞬間、求職者は引いていきます。「とても面白い話ですね」、「人柄が伝わってくるエピソードですね」、「大変な苦労をされたのですね」等と、一言で良いのでフィードバックしてから次の質問に移りましょう。

⑩面接の締め(クロージング)が「結果は●日以内にお知らせします。ありがとうございました」等と定型文になっている

「早く一緒に仕事がしたいですね」、「次はうちの社員に会ってほしい」くらいのリップサービスはしましょう。

お読みになって一次面接をやってみたくなった社長さん、お気軽にご相談くださいね。

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