僕が女を知った時2
前回のお話はこちら。
これからする話は、中高生の段階で童貞を捨てているような人間からしたらキモくて軽蔑に値する話かもしれない。そういう人は、noteだけ買ってブラウザの戻るボタンを押してもらいたい。
非モテの皆さんにとってみれば、僕が許しがたい恋愛強者に見えるかも知れない。僕に不快感を覚えた時点で、(もちろんnoteは買った上で)ブラウザの戻るボタンを押してもらいたい。
他人の恋愛話にニヤニヤしちゃう人、ライトなエッチが好きな人は、楽しんで読んでもらえると思う。
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Aさんとの一件後、僕は「彼女が欲しい、彼女が欲しい」と嘆くようになった。一人で嘆いているだけではなく、その愚痴を周囲の人間に撒き散らしていた。毎日欠かさず、サークル仲間、バイト仲間に「彼女が欲しい、彼女が欲しい」と言っていた。
あまりにもしつこかったため、見かねた女子Yさんが「『彼氏欲しい』と言っている女子を紹介しようか?」と勧めてくれた。願ってもない申し出であった。僕は二つ返事でお願いした。
紹介してくれた女の子の名前はWさんという。Wさんは紹介してくれたYさんを介してmixiで紹介された。僕はWさんに
「Yさんから紹介されたわとりんです。どうぞよろしくおねがいします」
というような定型文を送った。すると
「こちらこそよろしくおねがいします」
というような、こちらも定型文のような返事が帰ってきた。
僕は無難なやり取りをした。「どこに住んでいるんですか?」「大学はどこですか?」「Yさんとはどんな関係なんですか?」「趣味は何ですか?」「高校はどこですか?」「部活は何やっていたんですか?」そんなやり取りをした。一通り無難なやり取りをした後、核心を突く質問をした。
「彼氏が欲しいんですか?」
Yさんから「『彼氏が欲しい』と言っている女の子」として紹介されたのだから、この質問は正当だろう。返事はすぐに帰ってきた。
「ほしいです!」
僕は「そういうことなら一度会ってみないか?」ということを提案してみた。つまりデートである。Wさんは少し悩んだようだったが、ぜひ会ってみたいという返事が来た。二十歳の8月の出来事である。
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