見出し画像

孔雀の唄 〜盆地の番犬便り②〜

こんにちは、盆地の番犬です。
朝の散歩を済ませて「朝ごはん何にしよかしら?」とウキウキしているところです。番犬の皮を被ったヒト科の女子ですのでご飯は自分で作ります。

さて2度目の投稿です。
一昨日は初投稿のご挨拶と、開業ホヤホヤのオンラインショップ「孔雀工房」のご紹介をさせて頂きました。
記事を書き終え、開業したものの不備だらけの(ダメじゃん!)ショップのお仕事をするぞー!と張り切っていたのですが、何故か唐突に体調を崩して一昨日と昨日寝込んでしまいました。
というわけで孔雀工房は、入口は空いているのに店主が居ない。そして薄暗い。おーいおーいと呼び掛けると店の奥(そこはガラス障子1枚で店と隔てられた店主宅の居間。でんと据えられたテレビは一日中ワイドショーと時代劇を交互に垂れ流している)から年老いた店主が煎餅齧りながら現れる。みたいなどっしりとした趣きを早くも醸し出しちゃってます。

遅ればせながら孔雀工房の広報担当、青クジャクと桃クジャクがご挨拶がわりのポエムを披露したがっておりますので読んでやってください。
孔雀工房は、てるてる坊主屋さんを標榜してます。孔雀型のほか父さん型母さん型、太陽おじさん型などなどトボケた面々がならんでます。


      *****  孔雀の唄  *****

ボクは青色孔雀です
トラディッショナルな青色です

真面目で堅苦しいかしら

いいえ 伝統なるものは
壊すと創るの繰り返し

ボクはいつでも新しい


ボクは桃色孔雀です
自分の「好き」を追いかけます

仲間とはぐれてしまっても
孔雀はやっぱり孔雀です

オリジナリティは幻想です
ボクら宇宙の歯車だもの

けれど歯車たちはみな
その身に宇宙を湛えています

キミがなにいろだろうとも

あんしん あんしん

遊びましょ

  ******  ****  ******  ****  *****

ご清聴ありがとうございます。孔雀の唄でした。

孔雀工房は、作者(番犬)が心の赴くまま好き勝手に作った作品を並べています。美大や芸大で系統だった美術の勉強をした事も無く、全くの自己流ですが、昨今の「個性を大切に!」と声高に叫ぶ教育、社会の風潮にふと疑問を抱くこともございます。
個性個性とこだわるあまり、逆に自分の本心からズレていく。他者より抜きん出なければ生きていかれない、違いを際立たせなければ!と、何かに「反対」を唱える。結局「他者志向」から一歩も抜け切れず「声のデカい奴が勝つ」という構図は変わらず病む人が増える。
「個性」という呪縛すらも超えて自分自身に寛ぐことが出来た時、人は真の幸福に辿り着けるのではないかしらん?
そんな思いで、作ったり書いたり描いたりしています。
あ、説明しちゃった。無粋ですね。

Instagram @kujaku_kobo

#エッセイ #詩 #唄 #孔雀 #盆地 #山の暮らし #個性とは#伝統
#てるてる坊主 #オンラインショップ #イラストレーション #絵画

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?