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ラーメン屋の店主の話 〜好きと才能の皮肉な関係〜

才能の有無と努力の話題になるといつも思い出すのが「ラーメン屋の店主の話」だ。

これは人から聞いた話なので実話かどうかよくわからないが、いわく、ラーメンなんか好きでもなんでもないのに味覚が発達しているばっかりに仕方なくラーメン屋をやっている人がいるのだという。当の本人である店主に言わせれば「ラーメンなんか食わん。生活のためにやってるだけ」とのことで竹を薙刀でメッタ切りにしたような物言いも好感が持てる。

好きでもないのに客が求めるから作る、しかもコテコテのこだわり系ラーメンを。才能があるばっかりに。というのが聞いてて凄く面白い。好きと才能は一致するとは限らないのだ。

「好きなことを仕事に!」「やりがいのある仕事を!」と熱い論調が今の主流だけど、こういうラーメン屋の店主みたいな生き方も全然アリだと私は思う。なんの情熱もない店主の作るラーメンだって、美味しかったら客は満足できるのだ。情熱がないイコール工程がずさんとは限らないし。

本を出したい=好きを仕事にしたがっている側の私が言っていい話なのかよくわかんないけど、いろんな生き方があって良いと思っているので、書いてみました。なんらかの呪縛から解き放たれる人がいるといいなぁ。今日はそんなお話でした。

HAPPY LUCKY LOVE SMILE PEACE DREAM !! (アンミカさんが寝る前に唱えている言葉)💞