パワハラを関係性という人は、考え直したほうがいい件
ちょっと前にディズニーのパワハラ問題がニュースになりましたよね
夢の国で夢の国でパワハラ…でも当たり前にあるわけですよね。
今回はパワハラの話をすると必ずいる人について思うこと。
【結論から】
パワハラを関係性という人には共感できない。
関係性という曖昧で自分勝手な解釈をしているから、パワハラはなくならない。
関係性とは本質的ではなく、とても危うい解釈である。
関係性と言っても、相手が自分をどう思っているかは不明確である。
関係性と主張して、部下に接している上司は注意が必要である。
つまり、本質的なことは「パワハラ」にあたるようなことは一切しないことである。
【必ずいるよね】
パワハラを議論すると必ず出てくるのが「パワハラ」は関係性と主張する人。
ボクは全く共感していません。
おそらくパワハラをした人やしている人は「パワハラ」をしているという認識は低いのだと思います。
その中でも一定数存在するのが「その部下との関係性は良好」と思っている上司です。
部下との関係性は良好だから、自分がこの部下に強く言っても「信頼関係」があるから大丈夫。このように誤解している上司は一定数存在していると感じます。
なぜなら「パワハラは部下との関係性だよね」と考えている「先輩」が多いからです。
【信頼関係は目に見えない】
ここでいつも疑問に思うのが「アナタは、相手がアナタに信頼していることがわかるのですか?」ということです。
どうして知り得るのでしょうか。その信頼されていることを。
本人がそう思っていること以外、答えが見つからないです。
先輩や上司にあたる人が「パワハラは信頼関係」と主張します。
果たして後輩から「信頼」を得ていることをどのように知ったのでしょうか。
先輩や上司が「俺のこと信頼しているよな」と質問したら、多くの部下が「はい」ということでしょう。
しかし本音はどうでしょうか。ボクは言葉と本音が同じだと思いません。
そんな乖離が起きている状態でパワハラのような言葉を言ったり、態度を取ったら確実に「パワハラ」成立です。
そうです「パワハラ」は関係性ではないと思います。
【常に嫌なことはしない】
シンプルに「相手が嫌なことはしない」。これに限ると感じます。
立場に関係なく「嫌なこと」をしなければいいと思います。
ただし、正しいことだけに人はついていかないと思います。
中学生の飲酒やタバコ。本当に好きだから始めた男子はほとんどいません。
ほぼゼロです。
単に「カッコ良い」から始めますよね。
それと同じで「人は正しいだけ」では行動にはうつさないことがあります。合理性を欠いても、感情が大きなモチベーションを作ります。
つまり「嫌なことをしない」ということは清廉潔白のようなことをしろ。というわけではなく、憧れられる存在ながらも「嫌なことはしない」。ということです。
その憧れは「ちょっぴりワル」でもいいわけです。
ただその「ワル」は言動が暴力的だとかではなく、型破りで結果を出す。など仕事の「本質的」な部分でのワルが憧れられるとおもっています。
男子中学生のような「不良に憧れる」という話ではなく、結果で語る上司が男女ともに憧れられる存在ですよね。
【憧れの上司像が違う】
ボクは40代になりました。
ボクらの世代は微妙ですが、少し上の先輩の上司は、今ではパワハラのようなことをしていたと聞いています。
その先輩方が上司になり、ちょっと強引でちょいワルな感じの上司が憧れで、当たり前になっています。
しかし、今のZ世代のような若者の憧れの上司像は全く違うものとなっています。
当時のボクらの上司がやっていたようなリーダーシップやマネジメントはフィットしないのではないでしょうか。
そのような上司と若手との価値観に乖離がある状態で、自分が是としたリーダーシップやマネジメントをしては、全く響かないしパワハラになるのだと感じています。
若手との価値観がフィットしていない世代の先輩や上司の多くが「パワハラは関係性だ」と主張する。
価値観をしっかり持っている若手からは「パワハラは関係性」という主張を聞いたことがありません。
【パワハラにならないかビクビクする管理職の諸君】
パワハラの議論が盛んになると「パワハラが怖くて指導ができない」と消極的な先輩や上司は多いですよね。
これも感情的な捉え方をしているからだと思います。
リーダーシップやマネジメントを感情的に支配しようとするからだと考えています。
人身掌握というのでしょうか。気持ちでつながることで、部下を支配する考えからきていると思っています。
しかし感情的につながりを持つようなリーダーシップ論の人も、シンプルにイヤなことをしなければいいと思います。
関係性が重要など、綺麗な言葉でフワッとしたことを軸に置くので、関係性が作れずにビクビクするのだと思います。
上司は利益を最大化させ、スタッフの成長を最大化させるために存在します。
そのために必要なことは部下に指示し、前に進むための一歩先を導くために存在しています。
極端な話、そこには人身掌握しなければ達成できないことはないと思いますし、イヤなことをしなければ、しっかり指導もできると思います。
【まとめると】
パワハラは「関係性」ではないと思います。
関係性は相関関係であり、因果ではありません。
直接的な原因は「イヤなこと」をするからだと思います。
シンプルに相手がイヤなことをしない。立場を使った言動をしない。
これに尽きると思います。
Y世代やX世代の先輩や上司はZ世代の価値観に合っていないと気がつくべきです。
Z世代だけではなく、X世代とY世代でも価値観に乖離があると思います。
自分が是と思う気持ちは共感できませんが、イヤなことをしなければパワハラにはならないと感じています。
感情に寄り添うことがリーダーシップやマネジメントのような価値観の人もいると思いますが、利益の最大化、成長の最大化に関しては人身掌握するような感情的な繋がりは必要ないわけです。
今回は「パワハラは関係性ではない」という話しでした。
みんなの日常のヒントになれば。
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