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最短の道(14/730)

ここは、るすかいな島。

るふぃとれいりぃは、島のジャングルの前にいた。

れいりぃ「今日はこのジャングルに入り、出るまでが修業じゃ。」

るふぃ 「・・・。1度入ったら、出れなそうだ・・・。」

    「暗くて先が見えねぇ。」

    「れいりぃ。今日は地図は渡してくれないの???」

れいりぃ「今日は地図はわたさん。」

    「己の力で、このジャングルに向きあうのじゃ。」

    「安心せい。この中の猛獣は、今のお前なら倒せる相手じゃ。」

るふぃ 「・・・・うーん。」

    「なんか今日の修行の意味が、イマイチわからねぇ。」

    「最短でジャングルの修業を終えて、次の修業に移りてぇ。」

れいりぃ「るふぃよ・・・。これは重要な修業じゃぞ。」

    「では、るふぃよ。1つ質問じゃ。」

    「かいぞく王に最短でなる方法はわかるか。」

るふぃ 「それはひとつなぎの大秘宝、ワンピース・・・。」

れいりぃ「ではそれを獲得するために必要なものはなんじゃと思う??」

るふぃ 「う~ん・・・。わからねぇ・・・。」

れいりぃ「それはな。るふぃ。」

    「そこに行くための海図じゃ。」

    「では、聞くがな。るふぃ。」

    「お前はその海図があったら、ほしいと思うか?」

るふぃ 「・・・。ぜっっっったい!!!ほしくねぇ!!!!」

れいりぃ「ほっ!ほっ!面白い。かいぞく王になりたいのにか???」

    「その海図があれば、最短で目的地に到達できるぞ。」

るふぃ 「だってさ。れいりぃ・・・。うまくいえねぇけど・・・。」

    「そんな冒険は、面白くねぇ。」

    「人が辿った道なんか、つまらねぇよ。」

れいりぃ「わかったか???るふぃ。」

    「その言葉がすべてじゃ。」

るふぃ 「???」

れいりぃ「最短な道が、自分の幸せな道であるとは限らん。」

    「時には最短な道とわかっていても、周り道をすることもある。」

    「だからこそ、面白い。」

るふぃ 「そうか!!れいりぃ。」

    「俺も自然にそうしてた。」

    「確かにかいぞく王にはなりてぇ・・・。」

    「でも、途中でたすけてぇ仲間がいたし。」

    「助けてぇ国もあった。」

    「かいぞく王の最短な道じゃぁなかったけどさ。」

    「俺は後悔してねぇ。」

れいりぃ「そうじゃろ。るふぃ。」

    「そのおかげで最短ではできなかったことが、沢山あったはず。」

    「それは、様々な経験や出会いじゃ。」

    「それが、お前にとっての最短。」

    「そして、幸せな人生につながっているのじゃ。」

    「さぁ、ジャングルのゴールを目指してみよ!!るふぃ。」

るふぃ 「ゴールがわかんねぇ方が、ワクワクするな。れいりぃ。」

    「行ってくる。れいりぃ。」


ワンピースのウィーアーの歌詞

「ほこりかぶっていた。宝の地図を。確かめたのなら、伝説じゃない。」


    

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