占領下の抵抗(注xxxi)[日本の異文化受容に関する著書]
日本の西洋文化受容については、データを用いながら分析を加えた小坂井敏晶の「異文化受容のパラドックス」(1996年)という優れた論考がある。この著書の核となる視点は、「社会心理学講義」小坂井敏晶(2013年)の中でも繰り返し取り上げられている。
日本に取り入れられた中国文化がいかに日本独自のものに変わっているかということについては、中国から日本に移り住んだ際に感じた疑問を起点に、中国と日本の文化を比較検討した彭丹の「中国と茶碗と日本と」(2012年)が示唆に富んでいる。
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