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マガジン画像は ”Allée of Chestnut Trees” /1878/Alfred Sisley の部分。 https://www.metmuseum.org/art/…
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【動画共有】第13回企画展「極秘機関『ヤマ機関』と登戸研究所 —日本陸軍の防諜とは ゾルゲ事件80年—」展示解説音声

収集した資料の保存と記録ーこれがなかなか手間取るんだ(´;ω;`)

 信州戦争資料センターの中の人は、個人として自費で戦争資料を収集しています。そして、集めた資料はきちんと後世に伝えられるよう、記録し、劣化をできる限り防ぎ、展示会や資料映像提供などにすぐ応じられるように収蔵しなくてはなりません。2007年9月から集め始めてしばらくはまとめて箱に入れておく、数冊のファイルに順次しまうで良かったのですが、それから16年以上を経て、5000点近くもなると、分類一つとっても容易ではありません。また、定期的な展示会に耐え、ノートやⅩでの発信も盛んに行う

「マッカーサー証言」のデマ

マッカーサーが1951年の上院公聴会で「先の大戦はアメリカが悪かった」とか「日本の自衛戦争だった」とか日本人に向かって語ったという、滅茶苦茶なデマ画像が出回っています。 そもそもアメリカ上院の公聴会で、マッカーサーが日本人に向かって発言するはずもないのですが、アホには理解できないようです。おまけにGHQ総司令官であったマッカーサーが東京裁判を否認したら、世界中がとんでもない騒ぎになってしまいますが、そういうことも考えられないのが、オツムの残念な人たちです。 そもそも、この

日本学術会議への人事介入に抗議するのはなぜか

というツイートを行いました。いろいろ忙しくてなかなかしっかりと書けないのですが、とりあえずざっとまとめておきます。 日本学術会議は時の政府の方針に左右されるべきではないという説明だったのに……まずは、以下の国会での議論に目を通してください。これは、2004年4月6日の参議院文教科学委員会での有馬朗人議員による質疑です。 ○有馬朗人参議院議員(自由民主党)私は、今、大臣言われたように、日本学術会議の大きな役割というのはボトムアップ的に科学者の意見を広く集約することだと思いま

朝鮮総督府嘱託が語る「人狩り」

 徴用の場合、納得のうえというのでは、なかなか予定数に達しない。そこで郡とか面(村)とかの朝鮮人書記係に引きつれられた人狩り隊が、深夜や早暁に突如、男手のある家の寝込みを襲う。あるいは田畑で働いているさいちゅうに、トラックを回して何げなく農民たちを乗せ、それで集団を編成して、北海道や九州の炭坑に送りこむ。こんな荒っぽい人狩り作戦は、末端官吏がやってのけたことではあるが、こうした蛮行を知ってて見逃し、あるいは何げなくすすめる日本総督の狡猾な意志が作用していたことも事実であろう。

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【動画共有】元徴用工訴訟原告側代理人林宰成(イム・ジェソン)弁護士インタビュー #ポリタスTV

韓国で行われている元徴用工訴訟で原告側代理人を務める林宰成(イム・ジェソン)弁護士へのインタビュー(2023年2月2日収録) 翻訳:南周賢 翻訳監修:徐台教 日韓請求権協定については、マガジン『日韓請求権協定 ―― 何がどのように"解決された"のか』をご覧ください。 https://note.com/watanabe_on_note/m/m6dd2423a92d3

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【動画共有】#NoHateTV Vol.159 - ㊗️世界遺産推薦決定 佐渡金山の真実

"歴史問題を棚上げする形でひとまず世界遺産への推薦が決定した佐渡金山。朝鮮人徴用工たちの実態はどうだったのか? 地元の雰囲気は? 冬の日本海の荒波を越えて、NO HATE TVクルーが現地へ赴きました。" ホスト=安田浩一、野間易通

佐渡金山の労働は「死と背中合わせ」だった

 今から57年前の1940年11月、日本の植民地であったため、自分の国でありながらも働けず、米どころである農地もみんな取り上げられた。しかたなく家族の生活を支えるため日本への「募集」に応じ、若い仲間と船に乗り日本の土を踏むことになった。…  「自由募集」と聞いていたのに、日本に着いたとたん「徴用」であることがわかった。三菱佐渡鉱山で働くことになった。(略)  地下での作業は死との背中合わせで毎日が恐怖であった。毎日のように落盤があるので、今日は生きてこの地下からでられるのかと

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【動画共有】明治大学平和教育登戸研究所資料館 第12回企画展「参謀本部と登戸研究所による対中国謀略」展示解説

登戸研究所資料館第12回企画展「参謀本部と登戸研究所による対中国謀略」の展示解説です。 ※企画展開催期間2021年11月17日~2022年3月26日、オンライン同時開催 解説:館長 山田 朗(明治大学文学部教授) ●理解を深めたい方は,展示解説パネルPDFを参照しながらの視聴をお勧めします。 企画展展示パネルPDFは下記資料館HPからご覧いただけます。 https://www.meiji.ac.jp/noborito/even... -目次- 0:00:00 オープニング・はじめに 0:02:17 第1章 日中全面戦争と登戸研究所 0:07:36 第2章 日本の対中国謀略 0:34:27 第3章 謀略最後の切り札-偽札工作 0:45:17 おわりに

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【動画共有】 明治大学平和教育登戸研究所資料館 講演会「帝銀事件と日本の秘密戦:捜査過程で判明した日本軍の実態」2021年8月7日開催

当日のレジュメはこちら▼ https://www.meiji.ac.jp/noborito/even... 【内容】 帝銀事件の主任捜査官が残した『甲斐捜査手記』を詳細に分析し、帝銀事件において旧日本軍関係者を重点的に警察は捜査していた事実を、数値的な面から明らかにします。 さらに、なぜ旧軍関係が捜査対象となったのか、第731部隊や登戸研究所といった秘密戦部隊の実態にどこまで迫ったのか『甲斐捜査手記』より明らかにします。 また、帝銀事件再審弁護団より、第20次再審請求の最新の進捗状況の報告もあります。 【目次】 0:00:00 はじめに 0:02:16 Ⅰ 帝銀事件とはどのような事件だったのか?  0:02:16 帝銀事件の発生  0:07:37 使用された特殊な毒物  0:11:56 初期段階での捜査の重点 0:17:47 Ⅱ 捜査の焦点はどこにあったのか  0:17:47 帝銀事件の捜査陣  0:20:51 捜査1課係長が残した『甲斐捜査手記』  0:23:13 『甲斐捜査手記』(第1巻~第8巻+別巻)の数量的分析  0:25:51 旧日本軍のどの組織に捜査の焦点があてられたのか  0:32:15 捜査の焦点の推移      ~化学戦部隊(習志野学校など)から生物戦部隊(第731部隊など)へ  0:48:07 使用毒物の特定捜査~登戸研究所への捜査  0:53:43 平沢貞通の逮捕(捜査の急転回)  0:58:25 捜査方針の大きな転換:捜査・裁判過程における毒物鑑定 1:00:40 Ⅲ 帝銀事件捜査と占領政策の転換  1:00:40 占領政策の転換とG-2の台頭~ウィロビーによる旧日本軍人の利用  1:04:05 731部隊関係者の免責  1:06:20 『甲斐捜査手記』に散見されるGHQと旧軍人の関係  1:10:01 米軍による登戸研究所関係者への調査・追及・免責  1:14:56 登戸研究所関係者の米軍への協力      (秘密戦技術の戦後への継承) 1:17:42 おわりに 1:21:09 第20次帝銀事件再審請求の最新の進捗状況報告      (帝銀事件再審弁護団・渡邉良平弁護士) 1:40:55 質疑応答

竹倉史人「土偶を読む」について

 本記事は、NHKのニュースで取り上げられるなど、大々的にプロモーションを展開して話題となった竹倉史人氏の著書『土偶を読む』(晶文社)について、筆者(白鳥兄弟=高橋健)の意見を述べるものである。 本記事の公開に至る経緯 竹倉史人氏の著書『土偶を読む』について、5月下旬に日本経済新聞社にコメントを求められ、取材に対応した。筆者は土偶の研究者ではないが、考古学を専門とする学芸員として博物館に勤務しており、「土偶マイム」のパフォーマンスを行っていることもあって、取材の依頼があった

ヤフオクの偽土偶に引っかからないために。

以前から、SNSではいくつかのアカウントから「問題あるよね」と指摘されていたヤフオクなどのオークションサイトに出品されている「偽土偶」。あらためてここで言うことでは無いかもしれないが、やはり言っておこうと思う。 なぜなら、僕自身、縄文時代のことが好きになり始めた10年くらい前、ヤフオクに出品されていた土偶(偽土偶)を見て、えっ売ってるじゃん!と、入札しようかどうか迷ったことがあるからだ(ホントを言えば好奇心で入札したことあります。…あっという間に落札価格が上がってしまい、諦め