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ワタナ
2024年2月26日 10:36
6そこから先の記憶は残っていない聞いた話によると結局兄が祖父母に電話をかけて助けを呼んだらしい母は病院に運ばれたそして亡くなった脳梗塞だった
2024年2月25日 08:45
5子ども心にこれは只事ではないと感じていた兄が「電話をかけて助けを呼ぼう」と言った私は…それを止めたいつも電話は子どもだけで勝手に使ってはいけないと言われていたからこの行動が色んな人の運命を変えたそして私は今でもこの行動を悔やんでいるきっと死ぬまで悔やみ続ける
2024年2月24日 09:21
4聞こえていた大きな音の正体それは母が壁にぶつかる音だったフラフラと色んなところに勢いよくぶつかりながら兄と私には目もくれずトイレへと向かう母いつもと違う母の様子に私は怖くなって寝転がったひたすら天井を見ていたやがて音が止み母の苦しそうな声が聞こえてきた
2024年2月22日 12:08
3記憶にしっかりと残っている自分の人生の最初の場面それは多分母が亡くなったあの日のことその日、兄と私が起きたら父はもう居なくて母はまだ寝ていた兄と二人で遊びながら母が起きるのを待つお腹が空いてお菓子を食べたけれど母はまだ起きてこないその内、ドーンドーンと大きな音が聞こえた何の音か分からなかったそして母がやっと起きてきたでもいつもの母とは違っていた
2024年2月21日 18:15
2昭和の終わり頃私は多分、一般的な家庭に生まれたフツーの家庭に生まれたフツーの子多分そうだった勿論、幼い時の記憶なんてもう無い第二子だった私はすんなり生まれてきたらしい兄の後を追ってヤンチャをする妹大きな問題もなくフツーに育った4歳のあの春までは
2024年2月20日 15:45
1誰の死にもドラマがある死はいつだってドラマチックなのだそれは感動の物語だったり悲劇的だったり退屈でありきたりだけど幸せのかたまりだったりあの人たちの物語はどんな風に結論付くのだろう私の物語は?
2024年2月19日 20:33
0これは私の生い立ちの記。ノンフィクションだしフィクションでもある。とある1人の人間のこれまでのおはなし。