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【毎日note〈92日目〉】失敗を成功に変えてきたイノベーターの話


昨日は「十歩先の見えるものが成功者」という話を書きましたが、
今回も引き続き、明治~昭和を生き抜いた天才実業家について。

小林一三さんは自分の名前について、
1月3日に生まれたから一三と名付けられたという由来の他にも、
次のように解釈しているそうです。

「一」と「三」の間に「二」がないので、
スピード感をもって事業に取り組むことができる。

「一」が計画、「三」が実行、
通常はその間に情報収集やマーケット調査などを行いますが、
彼は常に様々な情報を集めて思考し続けているので、
計画したらすぐに実行に移していました。

遠くを見過ぎて無謀な計画を立てても上手くいかない。
今日明日のことだけを考えていても成功しない。

一三さんは「ビジネスは一年先を見ていればいい」とさえ言います。

もちろん、本当に一年先までしか考えていなかった訳ではなくて、
5年、10年という長期で考えながら、この1年の計画を確実に成功させる。
失敗も逆風もチャンスとして乗り越えてきた実業家が言うからこその説得力があります。

つまりは、今に全力で取り組むということ。

当時としては画期的で、誰もが不可能と思うような計画を推し進め、
大衆を相手にした幾つものビジネスを成功させてきた一三さん。

今より少し先にある誰かの喜びのために全力を尽くしたイノベーター。

失敗を成功に変える発想と哲学は、現代にこそ必要なものかもしれません。

2023年は、小林一三という日本が生んだ経営イノベーターに思いを馳せ、
ベンチマークする1年にしたいと思います。

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