<手帳人物スケッチ>360 阪急京都線 2015
先日、世田谷美術館で行われている江口寿史展の訪問記を記事にしました。
その中で、最小限の線で年齢を経た顔をどのように描き分けるかについて話題にしたのですが、老化が進むにつれて皮膚の張りが失われ、皺が増え、ほうれい線が出現し、目の輝きは無くなり、小さくなり、髪も若い時のコシと輝きが失われ、白髪になるだけでなく、どんどんとぺちゃんこになっていく。最後には目の瞼が下がるは、口はゆがむはで、顔が崩れていくという一連の経過を書いているうちに、自分自身を書いている気がして身につまされました。
この男性の年月を経た顔を見ながら彩色しているうちに、そのことをまた思い出してしまいました。
前回の記事は下記をご覧ください。
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