ハイランドカウ

コロナ渦の2021年からスコットランドのアバディーンという街に駐在している40代男性で…

ハイランドカウ

コロナ渦の2021年からスコットランドのアバディーンという街に駐在している40代男性です。 主に週末や休暇中に訪問したウィスキー蒸留所や旅先の備忘としての記録です(個人の主観に基づいての記録)。 趣味はウィスキー、ゴルフ、美味しい物を食べる&料理する事です。

最近の記事

スぺイサイド⇒アイラ島⇒キャンベルタウン⇒アラン島へ その⑧

その⑦で記載したアードナホー蒸留所からの流れでカリラ蒸留所へ。 カリラはアイラ海峡とゲール語で意味し、目の前にはジュラ島アイラ海峡のパノラマビューです。 カリラ蒸留所はディアジオ社所有の蒸留所で、ジョニーウォーカーのキーモルトの一つ(4つのキーモルトの蒸留所をフォーコーナー)です。生産能力も650万リットルと大きく(スコットランド蒸留所の生産量順位第12位)、多くはジョニーウォーカーのブレンド用に用いられる銘柄です。 ディアジオ社のフォーコーナーの蒸留所(カーデュ、クラ

    • スぺイサイド⇒アイラ島⇒キャンベルタウン⇒アラン島へ その⑦

      アイラ島3日目、旅は4日目です。 午前中はキルホーマン蒸留所ツアーに参加し、午後はカリラ蒸留所のツアー。その間にブナハーブン、アードナホー、ボウモア蒸留所のビジターセンターを巡り、夕方の船でポートアスケイグからケナクレイグへ渡り、ケナクレイグのあるキンタイア半島を南下してキャンベルタウンへ向かう日程でした。 この日は旅で一番の晴天で素晴らしい景色でした。 キルホーマン蒸留所のツアーへ向かう前にアイラ島北西部にあるサナイグ湾へ。キルホーマンのウィスキーの銘柄名にもなっている場

      • スぺイサイド⇒アイラ島⇒キャンベルタウン⇒アラン島へ その⑥

        アイラ島2日目の午後はブルックラディ蒸留所へ。 フランス資本のレミーコアントロー社所有の蒸留所でおしゃれな見た目の蒸留所。ショップもおしゃれ。フランス資本の蒸留所(グレンタレットやモーレンジィ、アードベック等)はショップも洗練されている気がします。 ただ、見た目のおしゃれさとは別に、蒸留所内部では伝統的なウィスキーづくりがされていました。 マッシュタンはブナハーブン蒸留所の中古で100年以上使っているらしいです。 発酵槽はオレゴンパイン製が6基で、発酵時間は平均75時間

        • スぺイサイド⇒アイラ島⇒キャンベルタウン⇒アラン島へ その⑤

          旅の3日目、アイラ島の2日目は、アイラ島の南岸にある蒸留所(ポートエレン、ラガブーリン(ツアー)、ラフロイグ、アードベック)を午前中に巡り、午後はブルックラディ蒸留所のツアーに参加し、その後はフィンラガン湖の湖畔にある城跡を訪れました。今回その⑤ではポートエレン蒸留所、ラガブーリン蒸留所、ラフロイグ蒸留所について紹介します。 宿泊していた場所(Tigh na Crois)からアイラ島南岸までは、ボウモアの街を経由して車で30分~40分程度です。アイラ島は一時間程度のドライブ

        スぺイサイド⇒アイラ島⇒キャンベルタウン⇒アラン島へ その⑧

          スぺイサイド⇒アイラ島⇒キャンベルタウン⇒アラン島へ その④

          アバディーンを出発して2日目の夕方、18時頃にアイラ島のポートアスケイグに到着しました。 今回エアビーアンドビーで予約した宿は、ブルックラディ蒸留所のあるポートシャーロットの先、アイラ島の南西に位置する「Tigh na Crois」(正確な発音は不明)です。 ポートアスケイグからは車で約30分、途中ボウモア蒸留所の対岸を通って向かいます。 宿に着いたのは夕食時でしたので、周辺を調べると、ホテルのレストランやボウモアの街に幾つかの選択肢がありますが、オーナーの勧めでさらに南

          スぺイサイド⇒アイラ島⇒キャンベルタウン⇒アラン島へ その④

          スぺイサイド⇒アイラ島⇒キャンベルタウン⇒アラン島へ その③

          初日はスペイサイドのハイランダーインで宿泊し、2日目はスペイサイドからオーバンを経由してキンタイア半島のケナクレイグからフェリーでアイラ島へ向かいました。スペイサイドのA95を走り、ケアンゴームズを眺めながらA9、A86、A82、A828、A816を通りケナクレイグへと進みました。 以前スカイ島を訪れた際に通ったフォートウィリアムやグレンコーの道もあり、懐かしい気持ちになりながらのドライブでした。 スコットランドの天気は変わりやすいですが、6月~8月は晴天の日が多く、この日は

          スぺイサイド⇒アイラ島⇒キャンベルタウン⇒アラン島へ その③

          スぺイサイド⇒アイラ島⇒キャンベルタウン⇒アラン島へ その②

          1日目の午後、BBQレストランで昼食を取った後、ザ・グレンリベット蒸留所へ向かいました。 1824年に政府公認の第1号蒸留所として開業したこの蒸留所は、今年で200周年を迎えます。 訪問したのが2023年8月だったため、もし一年ずれていたらちょうど200周年の年に当たっていたのに…と少し惜しまれました。 ツアー中では、来年には記念ボトルが発売される予定であるとのガイドからの説明もありました。 グレンリベット蒸留所はスコットランドでも最大級の生産量を誇る蒸留所で、年間約210

          スぺイサイド⇒アイラ島⇒キャンベルタウン⇒アラン島へ その②

          スぺイサイド⇒アイラ島⇒キャンベルタウン⇒アラン島へ その①

          2023年8月、夏休みを取ってウィスキー巡りの旅をしてきました。 家族は事情で帰国してしまったので、一人で車を運転する形となりました。旅程は、アバディーンを出発点とし、まずはスペイサイド地方を巡り、そこで一泊。翌日、オーバンを経由してアイラ島へ向かい、アイラ島で二泊しました。その後、キャンベルタウンで更に一泊。最後にアラン島を経由してアバディーンに戻るという、4泊5日の旅程です。 アイラ島では島の蒸留所を全て周り、全行程で約700マイル(約1,000キロ超)の距離のドライブで

          スぺイサイド⇒アイラ島⇒キャンベルタウン⇒アラン島へ その①

          バルヴェニー蒸留所へ

          2023年8月にバルヴェニー蒸留所を訪れました。 この蒸留所はウィリアム・グラント&サンズ社が所有しており、すぐ隣には同じく同社が所有するグレンフィディック蒸留所があります。 販売量で世界最多を誇るグレンフィディックには豪華なビジターセンターがありますが、バルヴェニー蒸留所のビジターセンターは、それと比べると入口が分かりにくく、少々入りにくい雰囲気があります。 ただし、蒸留所ツアーの内容については、今まで参加したツアーの中でも満足度が高かったです。 その体験を共有できれば幸

          バルヴェニー蒸留所へ

          ラーセイ島(ラーセイ蒸留所)、フォートウィリアム(ベンネビス蒸留所)、グレンフィナン、グレンコー、ダルウィニー蒸留所へ

          スカイ島で1泊したが、2泊目はお隣のラーセイ島へ、その後フォートウィリアム、グレンコーを経由してアバディーンへ向かいました。 スカイ島はスコットランドで最も人気のある観光地の一つです。 スカイ島のホテル事情は、主に小規模やB&Bで、需要に対して供給が追い付いてなく、特にハイシーズンは宿泊費が高額になりがちです。 私が訪れた時は、ハイシーズン直前でしたが連休だったせいか、空き室が少なく、見つかったホテルでもその価格は驚きでした(この値段でこの施設。。。というホテルが多い)。

          ラーセイ島(ラーセイ蒸留所)、フォートウィリアム(ベンネビス蒸留所)、グレンフィナン、グレンコー、ダルウィニー蒸留所へ

          スカイ島(トラベイグ&タリスカー蒸留所)へ

          2023年春にスコットランドのアバディーンからスカイ島、フォートウィリアム、グレンコーへと車で巡ってきました。 2023年の夏前まで家族帯同だった為、ウィスキー蒸留所を本格的に巡る機会はなく、当時は訪れたウィスキー蒸留所はショップに立ち寄る程度で、ツアーに参加する事もほとんどありませんでした。 家族が渡英する前にドロナックでツアー(コロナ渦でテイスティングのみ)に参加し、妻とはマッカランとファークラスの蒸留所を訪れましたが、余り写真やメモも取らずに今考えれば少々もったいなかっ

          スカイ島(トラベイグ&タリスカー蒸留所)へ

          マッカラン蒸留所へ

          シングルモルトの世界では、マッカランの名前は避けては通れません。 スコッチウィスキーの代名詞のようシングルモルトのロールスロイスと言われるマッカラン。 初めてマッカランを口にしたのは新入社員時代。先輩が連れて行ったバーで、その価格に目を疑ったマッカラン(記憶に残るのは値段のみで、当時は味はさっぱり)。 こちらのバーで置いてあるのは見かけるけが、Localの方々がオーダーするところは見たことないマッカラン(Localと話をしてもコレクションとして持っている話は聞くけど、愛飲者は

          マッカラン蒸留所へ

          グレンドロナック蒸留所へ

          2021年秋、東ハイランドに位置するグレンドロナック蒸留所を訪問しました。アバディーンからの所要時間は1時間弱。 初めての蒸留所訪問である事に加え、先輩駐在員からスコッチ飲むなら先ずはドロナック15年!と強く推奨された銘柄で、初めて購入した記念すべき!?ボトルの銘柄でもあります。 当時、コロナの影響で蒸留所ツアーは人数&行程が制限されており、テイスティングルームでのレクチャーとテイスティングのみが行われました。 ドロナックは、12年だと若い(当時は分からなかったが、確かに1

          グレンドロナック蒸留所へ

          自己紹介&Noteの記載について

          はじめまして、ハイランドカウです。 40歳を迎えた2021年からスコットランドのアバディーンに飛ばされ、海外駐在をしています。 スコットランドと言えば、、、スコッチウィスキーですが、日本ではハイボールで楽しむ程度のウィスキー初心者でした。 こちらに来て先輩駐在員に連れられたバーで飲んだスコッチ(ファークラス21年)で深い味わいに初めて目覚めました。 それからバーでウィスキーを楽しむ事や、余裕のある週末や祝日にウィスキー蒸留所巡りをする様になりました。 現在までに100か所程

          自己紹介&Noteの記載について