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グレンドロナック蒸留所へ

2021年秋、東ハイランドに位置するグレンドロナック蒸留所を訪問しました。アバディーンからの所要時間は1時間弱。
初めての蒸留所訪問である事に加え、先輩駐在員からスコッチ飲むなら先ずはドロナック15年!と強く推奨された銘柄で、初めて購入した記念すべき!?ボトルの銘柄でもあります。
当時、コロナの影響で蒸留所ツアーは人数&行程が制限されており、テイスティングルームでのレクチャーとテイスティングのみが行われました。

ドロナックは、12年だと若い(当時は分からなかったが、確かに12年は多少アルコール間を強く感じる(少しピリッと来る感じ))、18年だと常飲するには高すぎる(確かにどっしりしたシェリー感でまろやかでとても美味しいが£100超で手を出しにくい(今では感覚が麻痺してきいるが、当時は高いと感じた))、15年は適度に飲みやすく(確かにシェリー感(ラズベリーやプルーンの様なしっかりしたしっかりしたベリー感、フルーティー感が強い)もしっかりしており、バランス良くてとても美味しい)当時はコストパフォーマンスが素晴らしかった!
ただ、当時£55で購入可能だった15年のボトルは、2024年には£94へと価格が上昇しており、残念感が非常に強い(£94出すなら他のボトラーズのシェリー樽の方が・・・と思ってしまう今日この頃。)。
話しは変わりますが、2022年のウクライナ以降の英国の急激なインフレと、それに伴う光熱費の高騰は日常生活にも大きな影響があり、日本もインフレが話題になる様ですが、その状況とは比較にならないほどに感じます(ウィスキーも基本的な銘柄は何故か日本の方が全然安い。。。バーで飲むウィスキーはこちらの方が全然安いですが。。。苦笑)。
グレンアラヒー蒸留所を訪れた際、同じ年数の銘柄で、バッチ間で価格差があり、理由を尋ねた際、スタッフの方が笑顔で「製造した年のコストの違いだよ。味は変わらないけどね。」と教えてもらったことも、英国のインフレを実感する体験の一つです。

テイスティングセッションでは、12年、15年、18年のウイスキーをチョコレートと一緒に提供されました。

テイスティングの風景

一人で車で来ている自分はその場では、味わうことができず、ドライバーキットに詰めて後でチビチビと家で。。。
年数が経つにつれて、ウイスキーの複雑さとまろやかさが増すのを感じることができたが、上述の通りそれに見合う価値があるかどうかは個人の価値観によるところが大きいかなと。
その場でどれが一番気に入ったか?というスタッフの質問に対して、参加者は満場一致で18年でしたけど。。。

こんな感じでドライバーキットとして詰めて持ち帰れます。

とはいえ、初めて訪問した蒸留所&購入したボトルがドロナック15年であることは、特別な思い出の一つです。
ショップはバーと併設(同じ場所)しており、様々なウイスキーの試飲が可能でした(ドライバーなので試飲できませんでしたが)。

ショップで購入可能なボトルたち
バーカウンター

リクエストに応じて様々な種類を試飲させてもらえており、特にシェリー樽熟成のウイスキーが好きな人には是非お勧めです(一人でドライブして行かない様に。。。)。
特にハンドフィルの樽のウイスキーで長熟のウイスキー(長熟(30年?)と12年程度の2つのハンドフィルの樽が用意されている)もテイスティングすることができる様子でした。

ハンドフィルの樽。試飲もさせてもらえる!

日本からの出張者や普段ウィスキーを飲んでいない方をバーに案内する際、薦めるウィスキーがドロナック15年なので(初めての方でもフルーティーな感じ(シェリー感)が強く飲みやすい銘柄と思っています)、先輩駐在員の仰っていた、スコッチはドロナック15年!という教えのありがたみを今更実感しています(飲み会の席で他にも蘊蓄を聞いていたのですが、自分も酔ってほとんど覚えていないのが残念ではあります)。
下記は蒸留所周りの風景含めた写真です。

道路からの入り口
Visitor Centreへ至る道
Visitor Centre外観
周りは牧草地?
外から見たポットスチル
ツアーまでの待機場所
待機場所のディスプレイ
熟成倉庫
樽いっぱい
熟成倉庫(横から)
外の風景
外の風景2

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