僕が鈍感って話

 どうも鈍い男、夜です。僕ってすごい恋愛面が鈍感で、恋愛としての好意に全くと言っていいほど気づかない!だから、3年くらい恋人ができないんじゃなかろうか!そんな鈍感エピソード二本立てで行きます。

鈍感エピソードその1、他校の女の子編

 僕は高校時代、弓道部に所属しておりました。高校2年生の新人戦からレギュラーに抜擢され続けることになり、それなりに活躍もしておりました。その新人戦の時、我がチームは数年ぶりに決勝リーグに進むことになり、一躍有名になった。無名の高校が上位4位に入ってるとかなんとか。その時の試合にフルで出場して、平均的な活躍をしただけの僕でしたが、この時から他校の女の子に気に入られたらしい。
 その新人戦の結果を受け、強豪とのちょっとした大会規模の練習試合が組まれ、田舎から政令指定都市へ向かった。その時、僕のことをジッと見ている女子がすぐ隣のスペースを使っていた学校の人にいたらしいが、知らなかった。試合が大事だったもんね!
 その後も練習試合が何回か組まれることがあり、そのうちのどこかでその女の子がいる高校とも試合をしたが!なんと!体調崩して休んだ僕!あとから後輩に聞いたら、僕のことをフルネームで尋ねた人がいたらしい。すごいね!しかも、あとから知ったけど、Twitterフォローされてた!知らん!めちゃくちゃくだらないことを見られてたの恥ずかしい。小学生並みの下ネタも言ってたよ多分。
 最後の県大会の前に、Twitter経由で連絡きて会って話したいと言われて、えぇ!?ってなる!こちとら、顔面は子供、知能は小学生ですよ!?って感じで、ガチガチに緊張した状態で夕飯食いに行った。味しなかったな。案の定、告白されたけど、振る。田舎と都会で離れすぎてた。金と距離は高校生じゃどうにもできない。そんな話。

鈍感エピソードその2、2歳下に告白されるの巻(ちょっと長い)

 高校3年、部活は引退、冬は受験が目前に迫る〜みたいな状況のはずだったのだけど、推薦で12月の頭には決まっていたマン。そんな僕はクリスマスに、部活に顔を出し、一緒に練習して、そのあとは帰省してきた仲良しな先輩と友人らと男5人でゲームを買いに行った。寂しいね。その行く前、練習に混ぜてもらった僕は現役の後輩や先生に感謝して片付けして友達が来るまで少し先輩と話していた。そしたら、弓道場の脇で女の子2人がこちらを見てワーキャー騒いでて、後輩たちの誰かの知り合いだと思っていた。友達が合流して、校門に向かったら、校門前で先程騒いでいた女の子が3人になっていた。またこちらを見たような気がしたが、スルーしていた。校門を出たら、こちらの後ろをついてくるような形で後ろを歩いているものだから、さすがにこの中の誰かのこと好きなのかなとか考えて、モテる友人に後ろの子たちずっとついてきてるけど、お前の知り合い?とか聞いたりしたが、違った。俺らの中での結論は帰省してきた先輩のこと好きな人説だったし、俺もそれはあるかもと思った。
 ゲームショップに着いて、特に買うものもなかったので、僕は他の友人や先輩といろいろ見て回り、用事のあった友人は目当てのものを手に取っていた。レジに支払いに行った友人、他の友人や先輩とちょうど離れて最新ソフトを見ていた時のこと、僕の下の名前で先輩づけする女子に声をかけられた。見たときは本当に知らない人だったので、え、あ、そうですけど、何か用ですか?みたいな感じで、知らない女の子2人にちょっときてくださいと言われ、不安そうな顔(友人談)で連行されていった僕。クリスマスにカツアゲされるのか?とか思っていたら、外で1人待っていて、その人がちょっと待って!心の準備がまだ!とか騒いでいて、その声には少し聴き覚えがあった。合格が決まってから、お金がもったいないとの理由ですぐに個別指導の塾を辞めたのだが、その塾で水曜日の授業で同じ先生から教わっていた2歳下の女の子だった。その子は中3の受験期から入塾して、同じ先生に同じ時間帯で指導してもらっていた。正直、あまり話したことがなく、話しかけても結構あっさり返されることが多いし、僕の同級生の男子と話すときはかなり楽しそうにしていたので、単純に僕は相手にされていないと思って、話せるようなタイミングがあっても話すことは全然なかったのだが。そんな子が、クリスマスに友達に手伝ってもらって僕を外に連れ出すとは思ってもなかったので、進路決まって塾辞めちゃったの、悲しくてとか、先輩のこと気になってたんですけど、LINE交換してください!とか言われたときはいろいろぶっ飛んだ。気になってたんですけど、LINE交換してください!なの!?告白してるようなものなのに、LINE交換が最初に来たのにはちょっと笑った。あとあと、その子と連絡していて、脈があったかもしれないなと思うことが何個かあって。
 その子が高校入学したときに、塾では陸上やるって言ってたのに、部活動見学に僕の部活に顔出しに来てくれて、そのときはさすがに話しかけて、入部希望?って冗談めかして言ったら断られた。
 他の僕の同級生と話すとき、恥ずかしがらないようなテストの点数とか勉強の出来に関しての話は僕とするのは恥ずかしいのでやめてくださいと言っていた。
 塾を辞める最終日、その子が壁の向こうで泣いていた。先生もなんで顔赤くして泣いてるの?って聞いていたので、何か辛いことでもあったのかと思って少し心配したのを覚えている。

 それらは、好きな人の部活での姿が見たかったからだし、好きな人にテストの点数を知られたくなかったからだし、好きな人が塾を辞めてしまうからだったらしい。気づかないだろ!

 ちなみにその子にはそのあと正式に告白されたのですが、2月に告白されて、あと一ヶ月で卒業を控えていて、OKしても大学がどんな感じになるか想像もできなくて、高2になる彼女が遠距離になったとき、幸せにできるか考えてお断りした。もう少し早いタイミングで告白されていたらOKしていたと思うくらいには、可愛く綺麗でスタイルも良かったし、性格もすごく良かったと思っている。そんな鈍感エピソード。

 すごい鈍感だったと思うような、これは気づかないと思うような?どうなんでしょ。わからぬ。僕はすごい鈍感と言われるから、みなさんが同じ立場なら気づけてるんでしょうねぇ。すごい尊敬します。

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