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俳優であり、レーシングドライバーでもある江原達怡さんのエッセイ

団塊世代がコアになる若大将シリーズ。マネージャー江口敏役としてほぼ全作品に登場しており、黒澤映画にも出演している江原達怡さん。僕自身、銀幕全盛期のころの活躍をリアルタイムでは知らないのですが、長野県穂高(現安曇野市)に引っ越した際、ある仕事をきっかけに知り合いになりました。それから十数年。江原さんがアナログおじさんと自称し、僕のことをデジタルの先生と呼ばれる付き合いが続いており、出会った頃、Windows95が動くPCのメンテナンスをしてから、ネットが急速に発達し、電気自動車が走る世の中に変わってきました。ちなみに江原さんは2021年の今でも折りたたみ式ガラケーを大切に使っています。さらに肩掛け時代の携帯電話世代でもあり、最も古いDoCoMoユーザーのお一人だと自負していました。今の電話番号、貴重かも。(江原達怡さんのプロフィールはこちら

さて、そんな江原さんですが戦時中〜高度成長期を経て、高度インフラ時代まで、振り返ると激変の昭和〜平成、令和を生き抜いています。それも映画界という稀な世界に加えて、スバルレガシーの開発やスキーブームの頃にスキー板、ウェアの開発、海外からの情報提供など、コンサルタント的な動きも多くされていて、これらに関わるお話は今でも役に立つことが多くありました。

そのような経験を後世に残しておきたいと自らキーボードを打ち、自らの経験したことをまとめてくれました。

世間の動きが横糸で、その世間の横糸を貫く経糸が自らの人生。経糸は上下にズレながら横糸を編んでいき、一枚の布になるさまは、偶然ではなく、自らが考えて行動するプログラムみたいなもの。

そう話してくれた自伝のタイトルを「昭和縦糸プロトコル」と第して、編集をせず、江原さんが書いたそのままの文章を電子書籍として出版のお手伝いをしました。書きながら出版するというスタイルで、2016年に発行しました。全部で3巻になりますが、銀幕時代・コンサル時代、IT時代と、江原さんが経験したことを時系列で生原稿に近い形で読むことができます。

そして2021年、この原稿を元に「心ごころの思い出」として、犬小屋出版から内容が編集された製本版が発売されました。書店流通には乗っていませんので現時点では直販のみの扱いです。ご購入とお問い合わせは、犬小屋出版にメールでお願いします。(数が少ないそうです)

様々な業界の人達から愛されている江原さんですが、最近は少々体調を崩されているそうで、また画面を見ることが辛くなっているとのことですから、メールの返事などなかなかかけないとのこと。もしこの記事をご覧になって、最近どうしているのかな? と思われた方、犬小屋さんからも、ことほむからも江原さんの奥様を通じて本人にメッセージは届けられます。よかったら本も読んで頂ければ喜ばれると思います。



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