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「決意表明」3年・北村公平

見たことがない景色を共に見にいこう。
俺たちならできる。

さまざまな葛藤がありながらも早稲田大学ア式蹴球部が100周年を迎える年の主務を務めることになりました。北村公平と申します。

2週間にわたって100周年プロジェクトメンバーで繋いできたブログ。
アンカーとしてバトンを受け取りました。
背景や関わり方は違えど、100周年プロジェクトにかける想いはみんな一緒。

「このプロジェクトを成功させる。」

考えても考えても案が浮かばない時期を乗り越え、自分たちの無力さを知っては地の底に叩きつけられ、それでも何かを掴み取ろうと、何か残してやろうと必死にもがいてきた仲間。それぞれのブログを読みながら今まで積み上げてきた2年半が蘇ってきました。

『サッカーだけじゃ終われない。』

怜央くん(4年・平山怜央)も書いていましたが、これが全ての始まり。玄記くん(R4卒・西川玄記)が常々言っていたこの言葉。なんとしても形にしたい。原点にして頂点であり、私の最もたる原動力です。この言葉があったから乗り越えてくることができました。福地さん(H19卒・福地秀基)、拓真さん(H28卒・金澤拓真)をはじめとした社会人の方々にも協力をいただきながら、このプロジェクトはどこまで広がっていくのだろうと希望と期待に満ちていた2021年。
その期待とは裏腹に2022年は苦しいシーズンになりました。

「サッカーで結果を残せていないような集団にこの言葉をいう資格はどこにもない。」

OBOGの方々へのインタビューを敢行しました。出てきた多くの言葉の中には重くて厳しい言葉が詰まっていて、アシキたる所以と自分たちの考えの甘さを感じました。
自分たちが本当に成し遂げたいことは何か。そんなことを思うたびに行き詰まって、形が見えてこないピッチ内外の取り組みに、沈んでいってしまったように感じます。
ただただ落ちぶれていく自分とチームを俯瞰するたびにもどかしさを感じる日々。気がつけば2部降格という結果とともに2022年シーズンが幕を閉じました。

「そんな暇があるならサッカーをしろ。」
「2部のチームが何を言っているのか。」

「サッカーだけじゃ終われない」など容易く言えなくなりました。

悔しかった。ただただ悔しかった。

2023年。
半年以上の期間を費やし計画していたクラウドファンディングはあと一歩のところで公開できず、ヒストリームービーも制作断念を余儀なくされました。今も聳え立つ大きな壁にぶつかっている最中。ブログリレーはそんな中で捻り出してくれた打開策の一つです。

みんなギリギリのところで本当によく頑張っていると思う。

周りから見れば結果の出ていない情けないプロジェクトかもしれない。
そもそも部員ですらこの取り組みを知らないかもしれない。
OBOGの方の中には意味がないという方もいらっしゃるかもしれない。
このプロジェクトのゴールを鮮明に描けている人は少ないかもしれない。

逆境に立たされ続けている中で、ギリギリ足場がある崖っぷちで。
本当にみんなよく頑張っていると思う。

みんなの頑張る姿にいつも刺激をもらっています。
いつもありがとう。

みんなが頑張っているからこそ、その頑張りを頑張りで終わらせたくはないです。
だからなんとしても形にしよう。今までの悔しさ全てをここにぶつけよう。

気がつけば前置きが長くなってしまいました。簡単に私が伝えたいことをまとめます。
 
 
 
総じて私が成し遂げたいことはただ一つ。日本一になること。
 
これを達成することが出来れば過程はどうあってもいいです。
 
これは決して今置かれている現状を悲観して出てきた考えではなく、自分たちへの期待と希望を込めた決意表明だと思ってください。
 
念の為誤解は解消しておきます。過程はどうあってもいいと言いましたが、適当でいいということではありません。日本一を取るに値する過程を積み上げてこそ、日本一の結果を出せる集団になれる。つまり日本一という結果を出すためには日本一の過程を歩む必要があります。でもその"日本一の過程"は日本一になることでしか証明することができない。と言いたいわけです。
 
つまり、結果。
 
カッコ悪くていい。ダサくていい。
だから、死ぬ気で戦います。
 
 
そして、日本一をとって「サッカーだけじゃ終われない」を体現する集団であることを証明します。



 100周年を共に迎える仲間たちへ。
 
 
見たことがない景色を共に見にいこう。
俺たちならできる。 


 
 
 

北村公平◇ ★2024年度主務
学年:3年
学部:文化構想学部
前所属:桐光学園高校


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