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「最後に泣けますか?」 4年・西前一輝



「最後に泣けますか?」

私がこのブログで伝えてたいことはこれだけです。





私の今年の目標は、まさに最後に涙を流すこと。

本気で流す涙は、結果がどうであろうとそこに至るまでの過程に妥協なく、全力を尽くして、何かを背負ってきた証だと思ったから。

そして、その涙は私がア式を生きた証になり、将来の自分の励みになると思ったから。

ゆくゆくはそんな淡い思い出を肴にして、おじさんになっても同期と酒を交わしたいと思ったから。


人生の大切な思い出は涙と共にあることが多い。

私のこれまでの22年間の人生を振り返っても、輝かしい思い出も苦い苦い記憶も涙と共にあった。

きっとこれからもそうだろう。

どんな涙であろうと仲間と切磋琢磨し、毎日を必死に生きた先にあるものだった。



1年生の小倉や奥田が試合後に流す涙も、毎日を全力で生きて、何か大事なもの背負うことができているからこぼれ落ちたはず。

田部井やヒョンジュがリーグ戦で怪我をしたとき、2人とも泣きじゃくっていた。

サッカーに真摯に向き合い、強い意志で走っていたからだろう。
きっとその悔し涙は人生の糧になるはずだし、日々全力を尽くしている証。

そして、本気の先にある涙はどれも美しい。


ひっくり返せば、どんなに素晴らしい結果を得ることができたとしても、涙を流すほどの歓喜を味わうことできなければその結果が意味するものは貧しい。


だからこそ、私は最後に涙を流したいし、できれば仲間たちと心の底から湧き上がる歓喜で輪を作りたい。

そんな最後の日を迎えられたら、最高のサッカー人生だったと孫にも胸を張って自慢できるはず。


仲間とひとつの目標に向かって、腹割って議論して。
時には喧嘩して、気づけばくだらない会話をする。

そんな日常が尊いものであり、かけがえのない時間だったことに気づいたのは大学4年になってから。

後輩のみんなにはせめて自分が4年生になった時、「最後に涙できる」1年間を過ごして欲しい。
それが歓喜の涙であれば最高だね。

きっとその涙は一生の思い出になるはず。            
ア式での4年間を色濃く彩ってくれるはず。


そして、2020シーズンの活動も気づけばあと1ヶ月。

最後の日に涙を流すためにはまだまだやれることがあるはず。

「人事を尽くして、最後泣く」

同期とはもちろん、あわよくば後輩たちとも「最高の1年だったね。」と振り返ることができるように、ア式での生活、仲間との時間を1日、1分、1秒大切に生きよう。

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西前一輝(にしまえかずき)
学年:4年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:FC町田ゼルビアユース


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