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【#Real Voice】 「脳震盪」 3年・監物拓夢


いきなりですが、フレンチトーストと聞いてどんなことを思い浮かべますか?

自分は友達が作ってくれたフレンチトーストを思い浮かべます。
その友達の家に泊まりに行っていたとき、朝食に出てきたフレンチトーストがとても美味しく印象に残っているという感じです。

今、テレビでやっていたため、急に思い出しました。

さて、どうでもいい話はこれまでにして自分は、怪我を通して感じた魅力について語っていこうと思います。
まず魅力の意味として、

魅力:人の心を惹きつけて夢中にさせる力

だそうです。

今年は、自分にとって難しい苦しいシーズンになりました。度重なる怪我に悩まされ、メンタルは崩壊し、私生活を送るだけでも精一杯。
そんな自分に多くの人が色々な言葉を届けてくれました。


「大丈夫」
怪我を通して知り合った人が、自分に届けてくれた言葉です。ごくありふれた普通の言葉。自分の状況を知らない、自分の気持ちがわからない他人が、届けてくれた言葉。苦しく、良い未来が全く見えない、何をどう捉えても大丈夫ではない自分に届けてくれた言葉。大丈夫ではないはずなのに、その人が届けてくれた「大丈夫」は自分の光となり、今でも心の支えとなっています。


「頑張る」
自分の父が届けてくれた言葉です。リハビリでやっと走ることができるようになったと伝えたときに父が言っていた言葉。今年1年、ろくにサッカーもできず何も頑張ることをしていない息子に対して、自分も頑張らないといけないと言っていた父。息子に対して頑張れというのではなく、自分に対して使っていた言葉。この言葉を聞いて自分がとても情けなく感じ、それと同時に心にとてつもなく大きな火がついたことか。この言葉が今、自分を厳しい道に進ませる原動力になっています。


多くの人が自分に届けてくれた言葉、それを受け取るたびに感じたその人の発する言葉の魅力、今まで当たり前に聞いて何も気に留めずにいた言葉が持っていた魅力、それに気づいたと同時に感じたことがあります。


自分は魅力的な言葉を人に届けることができているのか?


家族に対して、友達に対して、チームメイトに対して、
自分はこれほどまでに魅力的な、力のある言葉を届けることができているのか?
自分の言葉が、その人の支えになっているのか?
自分の言葉で誰かを救うことができているのか?

正直、今の自分の言葉には大した力はない、とても軽い言葉しか発することができないと思います。でも、
『ありがとう』
この言葉だけは多くの人にしっかりと届けられるよう「Plus Ultra」の精神で「自分の為すべきことを為していきたい」です。

ありがとうございました。




監物拓歩(けんもつたくむ)
学年:3年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:清水エスパルスユース


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