【#Real Voice】　「闘う」　3年・西尾颯大

大学3年目のシーズン。

今年を振り返ってみて、
サッカーでもそれ以外でも色んなことを考えた1年間で、
自分の中でも色々変わったと思うような
そんな1年だった。

ア式に入る前まで
今までのサッカー経験、今までの人生から、
何事もうまくいく、なんとかなる
そう思っていた。

そんな中、ア式に入部。
今までとは全く違う環境や考え方ばかりで、上手くいかない事だらけ。
その現実に対して文句ばかり言って、
向き合わず、ただ逃げていた。

自分に甘さを痛感した、大学1.2年生だった。

そして大学3年生の今年。

今までより考えるようになった、考える事が増えた。
弱い自分に、現実に、向き合うようになった。

「うざい、嫌い」と勝手に思っていた人も、
実際にしっかりと話してみたら全然そんな事なかったり。
どうでも良い、自分には関係ないと
勝手に決めつけていたビジョンなどのチームの事も考えてみたら理解できる事もあったり。

考えてみて、行動してみたら、
理解できる事や考えが変わる事など
多少でも変化があった。

まだまだ自分に甘いし全然足りていない。
この組織に対して理解できない事だってある。

それでも
考える事、向き合う事で少しずつ自分なりに変化する事ができた。

それがサッカーにも繋がった。

今年に入って、
サッカーをやっていて楽しいと思う瞬間が増えた。

去年のブログではサッカーをやっていても楽しくないと書いた。
そこから変わった部分の1つ。

ただこなしていた、適当にやっていた1.2年目と比べて、
今年はTOPチームで練習する事で誤魔化すことができない部分が出てきた。
ちゃんと考えるようになった。
ちゃんと考えてプレーをする事や上手い選手とプレーをする事でサッカーが楽しくなった。
サッカーの楽しさを思い出す事ができた。
それと同時にプレーも上手くいくようになった。

それでもまだまだ上手くいかない事はたくさんあって、
楽しくない事ももちろんある。
今まで3年間ア式でサッカーをしてきて
思うようにいったことなんてほとんどなかった。

後期のリーグ戦、
3年目にしてやっとメンバー入り、そしてデビューする事ができた。
デビュー戦で逆転勝利する事もできた。

やっとか。そんな気持ちだった。

でも、後期のほとんどの試合でメンバーには入ったけど、出場したのは少しだけ。

結果が出ない、負けが多かったリーグ戦の中で
なかなか試合に出られなくて、

「試合出せよ」
「出さないなんて見る目ねーな」

こんな事ばかり思っていた。
今でも思っている。

この気持ちを晴らすには、「結果」を出すしかない。

自分は「結果」が全てだと思っている。
練習でも練習試合でもずっと結果を出し続ける奴がいたら、
そんな奴は使わざるを得ない。
試合に出る為に、試合に出て勝つ為に、試合を勝たせる為に、
「結果」を出し続けたい。

あっという間の大学生活。
いよいよ来年、大学ラストシーズン。
もしかしたら
サッカーをするのが、本気でサッカーをできるのが、後1年しかないかもしれない。

俺はやっぱり「日本一」を獲りたい。

その為にア式に入って、サッカーをしている。

今のままでは日本一を獲る事は難しいと思うし、
それでは悔いが残る。
結果を出すため、日本一を獲るための取り組み方、
日本一を獲るためならなんでもする、
何が何でも日本一を獲る、
そのくらいの強い気持ちを持って取り組みたい。

今年最後のインカレ、
そして大学ラストの来シーズン、

大学でサッカーをする最も大きな理由である
「日本一」
を成し遂げる為に、
悔いのないように全力で取り組んでいきたい。

ラスト1年、闘います。

◇西尾颯大（にしおはやた）◇
学年：3年
学部：スポーツ科学部
前所属チーム：流通経済大学付属柏高校