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【#Real Voice 2023】 「凡人の夢足掻き」 2年・森山絢太

今、私は東伏見のキャンパスで「部員ブログ何書こうかな。」と過去を振り返っている。


今回は、去年からこれまでに対する思いと来年に向けての思いを書いていこうと思う。
感情をそのまま書き殴っているので拙い文章ですが、読んでいただけると幸いです。



さて、去年ブログを書いた日からこれまでを振り返ってみると、「サッカーに対する気持ちがまた一段と大きくなっているのかな。」と思う。





トップチームに帯同するようになって約1年、最初は全然うまくいかず、楽しいはずのサッカーが全然楽しくないものになっていた。周りのレベルが高く、自分の思うようなプレーが出来ず、ボールを持てばミスの連続だった。


自信を無くしてしまった。



自分のこれまでのサッカーが否定されている気がした。




「なんでもいいや、どうせまたうまくいくようになるわ。」
そんなことを思いながら練習を半端な気持ちで過ごす日々が続いた。他の選手は30分〜1時間前に来て体のケアをしている中、私は練習の10分前にグラウンドに到着し、練習が終わればすぐに帰宅。サッカーに対してネガティブになり、こんな生活をしていた。



だって、サッカー楽しくないもん。



こんな調子で試合にも出られるわけでもなく、去年、関東リーグに登録されてから出場なし。
新チーム最初の公式戦である天皇杯予選でも出場なし。今年の関東リーグは最初の数節には出場はしたもののわずかな時間、それ以降はメンバーにも入れずただただ観客席から観ているだけだった。



こんなに公式戦に出られないのは人生で初めてとも言える体験だった。


「たとえ練習試合で頑張っても公式戦に出られないし、頑張る必要なくね。」



悔しいという気持ちすらも出てこなくなった。



落ちるところまで落ちた。




しかし、これほどネガティブな感情を持っていたがそれでも揺らがなかった信念がある。



「地道に努力を続けていたら
いつかどこかでそれが報われる瞬間があるのではないか。」



そんな不確実な信念を頼りにア式蹴球部に入る前から通っているジムにだけは行き続けている。


サッカーは楽しくなくても体だけは作っておく。


もしまた楽しいと思える日が来た時のために。


もし自分が試合に関わることができるようになった時のために。



ア式蹴球部に来て大学サッカーのレベル、関東サッカーのレベルに驚かされるばかりである。高校生の時とは桁違いのプレースピード、テクニック、強度。輝かしい経歴を持つ選手、プロに内定している選手がいる。そんな中に平凡な選手が、今、こうしてこの中でプレーしていることは高校生の時に想像できていただろうか。



私はこんな良い環境で素晴らしいチームメイトと共にサッカーができていることに幸せを感じている。


そして、最近だんだんとみんなと同じレベルでサッカーができる、対等に渡り合えていることがすごく嬉しく、サッカーが楽しいと思える日が前よりは少しずつ増えてきた。この中で自分がどれだけうまくなれるのか楽しみである。




この環境の中で自分の成長のためにできることを積み重ねていきたい。
みんなの部活動生活は4年だが、私は3年間しかない。あと1年の積み重ねによって自分の進路は変わってくる。この1年で自分の可能性をどこまで広げられるのか。



いつかどこかでそれが報われる瞬間まで。






最後に
僕の大好きな大好きな現4年生たちの引退も近くなってきた。みんなと1部昇格の目標を達成して笑顔で引退してもらうためにも死ぬ気で残りの試合を戦いたい。


◇森山絢太(もりやまけんた)◇
学年:2年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:三田学園高校


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