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「言葉にするって難しい」 2年・水野雄太

これまでア式蹴球部での日々の活動を通じて感じたものがある。

「言葉にするって難しいな」

私は人に物事を伝えるのがあまり得意ではない。これは当たり前のようですごく難しいと感じている。

ア式に入り、ミーティングや先輩後輩とのコミュニケーションをとっていく中で人に物事を伝える機会が大幅に増えた。高校までは自分達主体で活動をしていなかった分、ミーティングをすることがあまりなく、自分の意見を言う機会がそれほど多くなかった。そのため、発言することが苦手だということに気付かなかった。

ミーティングで発言をした際に話にまとまりが無く、聞き手に思うように伝えることができなかった経験をし、その時に自分は意見を人にうまく伝えることが得意ではないということに気付いた。

高校までミーティングをする機会が少なかったために発言することに慣れていなかったうえに、根本的に自分の語彙力不足が原因ではないだろうかと考えた。思えば、これまでサッカーに力を入れてきたために勉強を疎かにしてきた。

自分の中で言いたいことがあっても、語彙力がなければうまく伝えることができない。ア式に入ってとても痛感している。もっと勉強に力を入れておけばよかった。

また、言葉にすることが難しく感じてしまう原因は、感じる力が足りてないということも考えられる。感じる力が足りていないというか、感じようとしていない自分がいるような気がする。「感受性」っていう言葉をア式の活動の中でよく耳にするけど、聞いているふりをして自分が苦手なことから逃げているように思った。

高校まではサッカーだけをしていればいい、そんな風に考えていたから大学でもサッカーだけをして楽しむことができればいいやと思っていた。しかし、理想と現実は異なっていた。

これから先、学年が上がったり、社会に出ることになれば言葉で伝えることはとても大事になるし、意見を言えなければ埋もれていく一方である。

これまではピッチ内ピッチ外問わず、自分に都合が悪いと思ったことは目を背けて改善しようとしてこなかった。

これからは嫌でも上級生としての立場を担っていかなければいけない。めっちゃ発言力のあるような人は目指していないが、自分の意見をまとめて自信を持って伝えられてある程度説得力のある発言ができるような人になりたいとは思う。

ア式に入って、苦手に感じてしまうことの方が多く、正直息苦しいと感じてしまう時もある。しかし、ア式での活動は間違いなく良い経験になるはず。

活かすも殺すも自分次第。



水野雄太(みずのゆうた)
学年:2年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:熊本県立大津高校


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