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【#Real Voice】 「総括」 4年・佐藤航大

平素よりお世話になっております。商学部4年の佐藤航大と申します。
 
今回最後の部員ブログということで、集大成として素直な想いをしっかり文字で表現できたらと思っております。拙い文章にはなりますが、最後まで読んでいただければ幸いです。
 
 
そして昨年のブログの最後に
 
「来年度書く部員ブログで、胸を張ってこれまでの軌跡と今後の夢を書けるように、突き進む。」
 
と書いていたので、昨年の想いを引き継ぎながら書き進めていきたいと思います。


ア式での4年間の軌跡


入部前
母校である早稲田大学高等学院から私を含め3人が練習生としてア式の活動に参加するも、私以外の2名は3日後に部を離れる決断をし、1人になった。
 
1年目
多くの人に支えてもらい入部することができたものの、Bチームでも全く試合に出ることができない。そしてセンターバックからフォワードへコンバートされる。
 
2年目
フォワード転向に対しての迷いがプレーにまで露呈し、中途半端なプレーをしていたため、試合に出場しても結果を出すことができず、シーズン終盤には出場することができなくなる。
 
3年目
選手と兼務で社会人リーグ副務としてチームの代表としてリーグ戦の運営に携わることになる。自分が運営をしている試合に出場するため、リーグ戦への想いは人一倍強かったものの結果を出すことができずにシーズンを終える。
 
4年目
大きな転換点を迎える。
 
今年の1月末に社会人リーグの委員長からリーグ運営を遂行するための選手登録関係の重要な仕事を担う役員として一緒にやらないかと声をかけてもらった。
 
7名で構成される役員会において6名が社会人の方で学生は私のみ。
 
正直悩み、初めは断ろうと考えていた。昨年1年間の取り組みをア式以外の方から評価していただき、貴重な経験を積むことができる機会をいただけた嬉しさの反面、直後に解禁となる就職活動やプレーヤーとして埋没したいと考えていた学生サッカー最後の1年への支障が素直に怖かった。だからこの話を貰った日に外池監督や矢後さんにすぐ相談し想いを伝えた。その上で引き受ける決意を固めた。理由は2つ。
 
①学生という立場でありながら社会との接点を増やし、個人としての幅を広げるため
②これまで学生チームが社会人リーグにただ参加しているだけの状態から、共にリーグを作り上げるきっかけになりたかったから
 
これまではチームの代表としてリーグ運営に携わっていたが、立場が変わりリーグを代表する1人として周囲から見られるようになり、これまで以上に社会人リーグへの想いが強くなった。
 
またチームとしても「社会人リーグ昇格」を目標として掲げ、計16試合を遂行した。個人では2ゴール3アシストと少ないながらも結果を残すことができたが、チームとしては4位で昇格戦への切符をあと一歩のところで逃し非常に悔しい想いをした。
 
 
4年間のほぼ全てをBチームで活動し、紆余曲折がありながらもア式での4年間を走り抜くことができた。そして多くの人とのコネクションを生み出すことができ、サッカーの枠を超えた財産を得ることができた。


勝つために必要な「なにか」


10/7に行われた社会人リーグ(以下FCと略)の最終戦。
 
今年の部員ブログでこの試合に出場していた後輩たち数名が書いたように「4年生のために」という想いを胸に挑む一方で、私を含め試合に出場する4年生は試合前に「笑って今シーズンを終えよう、そのために今日の試合を全力で楽しもう」と話をしていた。
というのも、昨年のFC最終戦は3連勝してからの2敗1分という結果で最終戦を迎え、この試合に勝利すれば昇格の道が続く試合であった。しかし結果は1-1の引き分け。昨年度の先輩方は悔し涙を流しシーズンを終えた。
今年も勝てば他力ではあるものの昇格の可能性が残る試合であるという似た状況であるが、昨年の先輩の姿を間近で見ていたことから、まず今年は目先の試合で試合終了の笛が鳴ったときに、皆で笑おうと話をしていた。もちろん勝負事であるので勝利に固執するものの、まずは目の前の試合を楽しむことに集中した。
 
また外的要因ではあるが緊急事態宣言が解除となり部員観戦が可能になったことで、これまでFCを経験し、他のカテゴリーに上がった選手たちの想いも背負って戦うことができたと思う。
 
それぞれの立場でそれぞれの想いを抱いた選手全員が1つになったことで掴み取った3-1での勝利。
 
上級生が試合の土台を作り、下級生が試合で躍動する。
 
下級生が多く出場するFCならではなのかもしれないが、チームが勝つための重要な要素であったと思う。
 
そして試合終了後の歓喜は在籍した4年間で一番のものであった。
 
最近グラウンドでよく飛びかかる
「誰かのために」を原動力にして走る。
 
FCの課題であった
メンバー18名だけでなく試合に関わる全員の想いを結び繋げてチーム一丸となって勝利を掴み取る。
 
これらを体現できた象徴的な試合だと思う。
 
昨日のブログで有夢も書いていたように
「全員が繋がり、全員が輝くチームこそ本当に強いチームである」
と私も思う。
 
そしてア式の強みこそ、ここにあると思う。
だからこそこのようなチームを来年以降も体現し続けてほしい。

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最後に


私が1年生の時に問われ続けた
 
自分の存在意義は何なのか?
 
4年間模索し続けてきたが、正直明確な答えを出すことはできなかった。
 
下級生から見た私はどのような存在なのか。
この4年間で私自身が何を組織に残すことができたのか。
 
様々な夢を描き、破れてきた4年間であるからこそ最後は笑って終わりたい。
 
今週末リーグ戦最終節を迎え、自分たちの手でその後を決定できる状況。だからこそ、もう一度自分に何ができるかを考え、この1週間を今までで一番濃密な週にさせて、全員で笑って終わろう。
 
 
最後に、これまで多くの方に多大なるご支援をいただき17年間サッカーに没頭した日々を過ごすことができました。本当にありがとうございます。
 
最後の最後まで自分らしく全力で駆け抜ける姿を体現し続けます。


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佐藤航大(さとうこうだい)
学年:4年
学部:商学部
前所属チーム:早稲田大学高等学院


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