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「"今"やらないと、、、」 2年・吉岡直輝

皆さんは、他人に誇れる実績や経験はありせんか?
誰もがひとつはあると思います。
今回の日記では、それに関係したサッカー人生での後悔について書きたいと思います。

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小学6年生の時、私はダノンネーションズカップの日本大会で優勝し、世界大会に出場しました。そして、その大会で準優勝をして、"大会最優秀選手賞"をいただきました。その日から、周りの人から"ダノンカップMVP"と呼ばれるようになりました。最初のうちは、受賞できて嬉しいと思っただけでした。

ところが、中学、高校と進むにつれ、その言葉に違和感を覚えるようになりました。
その言葉は"昔すごかった選手"という言葉に変わるように感じるようになったのです。
過去の自分と比べ、其れ相応な選手になれていない今の自分。
そんな自分が恥ずかしいと思い、その話をされた時は、うまく話を逸らして避けてきました。

そして、私はア式蹴球部に入部し、約1年半が経ちました。
現在のア式には、インターハイや国体での優勝経験がある人、世代別代表に選出された人など、過去に実績を持った人が多く在籍しています。

ア式蹴球部の人と日々の活動を共にしていく中で、自分に足りなかったと感じる部分を数多く発見しました。

その中のひとつとして、常に"今"に向き合うということがあります。

そんなことかよって、思ったかもしれません。
しかし、当たり前の事ですが、これはとても難しいです。


ここからは、1年半で自分が素直に感じたことです。
彼らは、今までの自らの実績は自信に変え、日々の活動の原動力としています。過去の経験は、より知識の幅と深さをもったアイディアを形成させています。しかし、そこに自分が残した結果に対しての驕りや慢心は一切感じることがなく、常に"今"に向き合い、未来に向かって歩いています。

私はそんな彼らから、実績を残すだけではなく、そこまでのプロセスや経験を"今"に生かすことを学びました。また、自分は過去にとらわれすぎて、"やればできるんじゃないか"と心のどこかで思ってしまっていたことに気づき、何も成長していなかった自分が本当に情けなかったと感じています。


今シーズンも残り数ヶ月となりました。
現在の自分にとって、目標とする"関東リーグ""早慶サッカー定期戦"という舞台は、まだまだ遠い存在です。しかし、

過去にとらわれていた自分を変え、常に"今"を大事にして、必ず目標を実現させます。

最後に、この言葉で締めたいと思います。

「今を戦えぬ者に未来を語る資格はない」
by ロベルト・バッジョ

"今"に向き合わず、過去に満足していた自分にとって、心に刺さる言葉です。

最後までお読みいただきありがとうございました。



吉岡直輝(よしおかなおき)
学年:2年
学部:商学部
前所属チーム:早稲田実業学校高等部


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