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「1年されど1ヶ月」 3年・佐藤航大

3度目の部員ブログ。
過去2度の部員ブログは本音を言語化する難しさや恥ずかしさから、うまく書けなかった。でも3度目ともなると、恥ずかしさよりも危機感の方が強く、書くことが整理できたように感じる。拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると幸いです。


年明けから約1ヶ月が経とうとしている。
この1ヶ月はこれまでの21年間で1番自分の人生について考えた時間だった。
なぜ今もサッカーを続けているのか、自分が将来やりたいことは何か、20年、30年後どんな大人になりたいのか。これから始まる就職活動に向けて、こんなことを考えて準備をしていた。これまでの人生には明確な目標があった一方で、就職に関しては目標が明確には定まらない。こんなことを考えていた中で、1点ずっと気になっていることがあった。


「これまでの人生で何時間サッカーに費やし、残り何時間サッカーができるのだろうか」


5歳からサッカーを始め、16年間サッカーを続けてきたわけだが、それは人生のどれくらい費やしているのだろうか。

自分が何かに無我夢中になり、熱中した時間を把握している人っているのだろうか?

知ったところで意味がないことかもしれないが、無性に気なり計算してみた。

概算にはなるが、私の場合は以下のようになった。(長々計算します。すみません。)

〇小学校
少年団:土日祝に1日2~3時間の活動
→3時間×120日×6年=2,160時間

サッカースクール:小学校3年生から4年間、平日3日間
→2時間×3日×52週×4年=1,248時間

部活:小学校4年生から3年間、平日毎日
→1.5時間×200日×3年間=900時間

計:4,308時間 (6年間、計52,560時間のうち)

〇中学校
クラブチーム:平日3日+土日祝
平日:2.5時間×3日×52週×3年=1,170時間
土日祝:3.5時間×120日×3年=1,080時間

計:2,250時間 (3年間、計26,280時間のうち)

〇高校:部活で平日4日+土日祝
平日:2.5時間×210日×3年=1,575時間
土日祝 4時間×120日×3年=1,440時間

計:3,015時間 (3年間、計26,280時間のうち)

〇大学::ア式で平日4日+土日祝
平日:2時間×4日×52週×3年=1,248時間
土日祝:3時間×120日×3年=1,080時間

現時点:2,328時間(3年間、計26,280時間のうち)


21年間でサッカーに費やした時間
約11,901時間 /183,960時間

つまり人生の約1/15をサッカーに費やしていることになる。


「想像よりサッカーしていたんだな…」

これまで16年で数え切れないほど仲間に出会い、多くの喜びや挫折を経験し、GKを含めたすべてのポジションをやってきた。

一言声をかければ皆が集まる小学校のチームメイトや、今でも年末年始には必ず集まってサッカーをやる中学時代のチームメイト、ア式での日々の活動をチェックして声をかけてくれる高校のチームメイト、毎日切磋琢磨して「日本をリードする存在」になるべく鎬を削るア式の仲間。
そしてサッカーにのめり込み、サッカーに没頭してきた時間。
まさか大学で新たなポジションを開拓するとは夢にも見てなかった貴重な経験

これらは私にとって一番の財産誇るべき経験となった。

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一方で、私に残された時間は何時間あるのだろうか。

「ラスト1年はあっという間だった」
と先輩たちが口をそろえて言っていたが、果たして残されている時間はどのくらいなのだろうか。

計算してみた。

残り1年:平日4日+土日祝(2/1~12/31までで計算)
平日:2時間×4日×48週=384時間
土日祝:3時間×108日=324時間

計:708時間(≒30日分)

「1万時間、人生の1/15もサッカーをやってきたのに、気が付けば残り700時間。残り1年? いや、残り1ヶ月。1年という時間の中でサッカーができるのは約1ヶ月分の時間のみ。圧倒的に短い…」
率直に思ったし、ちょっと切なくもなった。

1人のプレーヤーとしての残された時間は1ヶ月分。でもこれだけの時間があれば現状を打破することはできる。というか打破しなければ悔いが残る。
そのために数少ない機会をつかみ取るしかない。それができるのか。

「進取の精神」

大学の教旨で、これからのチームや今の自分に必要な言葉。
「自ら困難なことに果敢に挑戦する」
楽な道に逃げるのは簡単なこと。でも求める結果は得られない。
将来を見越して常に最善の選択をする。それが苦しくてつらい選択であっても。自分が、チームが欲する結果を得るために。
そこに妥協が生まれれば、決して手に入れることができない。

「過程ありきの結果⇔結果が出たからこその過程」

表裏一体。
人間すぐ楽な道に逃げてしまうからこそ互いに干渉する。
ア式でなら、ア式の部員ならそれができる。


2月から1年間、同期25名でチームを運営し、理想とするチームの実現に尽力する。一度動き始めたら終わるまでノンストップ。だからこそ、残りの時間を把握し、最大限の有効活用をする。残された時間をより濃くし続けることができるからこそ、ラスト1年が一瞬に感じ、一生の思い出になる。
実現ができるか否かは4年の力量次第。
言葉では理解している。でも実践するのは本当に難しい。でも俺たちならできる。そのための準備はしてきたはず。

今年は個人としてだけでなく、チームとしても結果を追い求める。

そして来年度書く部員ブログで、胸を張ってこれまでの軌跡と今後の夢を書けるように、突き進む。


始動が待ち遠しくなってきた!!

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佐藤航大(さとうこうだい)
学年:3年
学部:商学部
前所属チーム:早稲田大学高等学院


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