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【#Real Voice 2022】 「プライド」 1年・谷口航大

早稲田大学社会科学部1年谷口航大です。

このようなブログを書くのは初めてなので、変な文章かもしれませんが見てくれたら幸いです。今回はよく考え悩んだ結果、人とは違った私のプライドというものについて書きたいと思います。


これまでの自分

高校時代に2年生ながら全国高校サッカー選手権で全国優勝を成し遂げ、大会優秀選手にも選出して頂いた。3年生では主将を務め、今では大学サッカーで強豪とも言われる早稲田大学に入学できた。このようなことを成し遂げられたのもプライドがあったからである。

私は中学生の時、Jリーグの下部組織に所属していた。中学1年生の頃、サッカー以外でミスを犯してしまい、約半年サッカーをさせてもらえなかった。(詳しくは言えません。)そして、中学3年生では死ぬほど行きたかったユースチームに昇格できなかった。

さらに、高校1年生では、半年ほど1年生チームというチームで活動し、そこからA,B,Cと分かれるのだが、1年生チームの主力はAやBチームにいるのに私だけCチームに割り振られたなど、おそらく人よりも深いと思われる挫折を味わってきた。(もっと深い挫折を経験した人がいるなら申し訳ないです。)

この悔しくてたまらない気持ちや他の選手に負けたくないという思いが私の大きな原動力となり、プレーでコーチ達を見返してきた。このプライド=反骨心があったからここまで成長することができた。反骨心を失った私はサッカー選手としての価値がなくなると思う。人にはそれぞれ色んなプライドがあると思うが、反骨心、これが私のプライドだ。


しかし、1度だけプライドを失ったことがあった。それがア式蹴球部に来てからの私だ。


ア式蹴球部に来てから

今まで多くのことを乗り越え、実績を残してきたため、自信を持ってア式蹴球部の門を叩いたが、現実と理想は遥か遠かった。

ア式蹴球部にきて1ヶ月半くらいの頃、私はIリーグ(インディペンデンスリーグ)というカテゴリーに所属していたが中々試合に出場できなかった。自信を持っていたからこそ変な意地がぶつかり、なんで試合に出られないのかよく分らないと思い、不貞腐れていた。(今思うと色んな原因がありました。)

次第に、練習を頑張っても試合には出られないのに頑張る必要があるのか。なんでサッカーやってるんだろう。そう考えるようになっていた。ついには、試合に出られなくてもなんとも思わないし、サッカーが面白くなくなった。そこからはやる気が起きずにただ1日を無駄にする日々。完全に腐っていた。


転機

それはFC(社会人リーグ)カテゴリーに移動した時だった。
こんな私でもそのカテゴリーでは試合に出させてもらい、おざさん(小澤コーチ)や学生コーチのけいきくん(2年・矢萩啓暉)は常に気にかけてくれた。さらに、FCの選手はみんな熱心でどうすれば勝てるのか、うまくいくのかを沢山話し合った。

結果としてはあまり勝てなかったが、勝利のために色々な個性を持った人々が1つになっていく姿、何よりも試合に出ることでやっぱりサッカーは楽しくて面白いものなのだと感じることができた。
その気持ちと同時に同期の1年生が関東リーグやアミノバイタルカップに出ていることが悔しく感じるようになり、負けたくないというプライド(反骨心)が芽生えてきた。

サッカーの楽しさや私にとって重要なプライドを取り戻させてくれたおざさんやけいきくんを始め、FCのみなさん本当にありがとうございます。

FC 試合終了後の集合写真


最近感じたこと

いつかの練習でふと感じたことがある。私のサッカー人生についてだ。もちろんプロサッカー選手になりたい。この気持ちは変わらないが、現状を考えるとなれないかもしれない。もしかしたら私のサッカー人生は後、3年と2ヶ月で終わってしまう。大人になったら今のように全力でサッカーができなくなる。そう考えたら、この長い人生の中で後3年くらいしかサッカーができないかもしれないので、もう腐っている暇はないし、今まで以上にサッカーに本気で取り組みたい。

 

最後に

選手権で優勝できたことや挫折から這い上がれたこと、今回のように腐った私が変われたこと、何より今こうしてサッカーを楽しめるのは中学や高校の大事な仲間、家族、コーチ、監督、最も身近にいる素晴らしい同期がいるからだ。こんな私と居てくれて本当にありがとう。この感謝を常に持ちながらサッカーに取り組みたい。

そして、残りの3年と2ヶ月で私の人生は大きく変わる。大人になってもサッカーができるようにプライドを持って戦いたい。また、来年の私はどんな風になっているか楽しみだ。

拙い文章ですが、最後まで読んで頂きありがとうございます。

谷口航大
学年:1年
学部:社会科学部
前所属チーム:山梨学院高校

 


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