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【#Real Voice 2023】 「できるまでやればできる」 1年・髙橋智裕

今や時代は『副業で稼ぐ』が当たり前となっている。
私が将来行う副業は『マンション経営』『飲食店経営』『株』『舞踊家』である。今回は『飲食店経営』のための商品開発にスポットを当てていこうと思う。
想定するメイン商品はシュークリームとメレンゲのお菓子だ。

今回作るのはメレンゲクッキー。材料3つで作ることのできる簡単なものだ。販売するにあたり、手間というのは絶対に避けたい。だから今回は簡単なメレンゲクッキーを選んだ。それでもお菓子作りと聞くと、難しいイメージがあるかもしれないが、今回のはサッカーでいうインサイドパスぐらいの難易度だ。お菓子レベル1である。材料は卵(白身)1個、砂糖50g、バニラエッセンス数滴だ。これらを混ぜ合わせたあと、オーブンで焼いたら完成だ。とても簡単であろう。ここではメレンゲクッキー作り成功までの道のりとそこから得た事を話していきたい。

1回目。
髙橋家では、砂糖はパルスイートと呼ばれるダイエット用のものを使用している。しかし砂糖には変わりない為、問題はない。そのため砂糖ではなく、パルスイートを50g、卵1個、バニラエッセンス数滴を用意した。まず卵の黄身と白身を分ける作業。あまり器用とは言えない私は、白身の中に黄身を少し入れてしまった。まあ微量とみて、次の工程に進んだ。次はパルスイートを3〜4回に分けながら、白身と混ぜ、卵白を作っていく。ツノが経つまで混ぜるのだが、中々うまく混ざらず、少しトロトロになってしまった。一旦完成させようと、オーブンで焼いてみた。結果はやはり失敗に終わった。サクサクのメレンゲクッキーを作ろうと試みた結果、できたのはベタベタのソフトキャンディー。母に言われた感想は、「歯に詰まる」だ。メレンゲクッキーを作って言われる感想ではない。私はここでお菓子作りをなめていたと痛感した。

2回目。
諦めきれず、もう1回チャレンジした。YouTubeを見て、お手本と自分のは何が違うのかを勉強した。まず黄身と白身の分け方を学んだ。ネットでコツを調べ、今回はうまく分けることができた。そして電動ハンドミキサーを使い、前回よりも入念に混ぜた。すると前回とは比べ物にならないくらいフワフワのメレンゲが完成した。これで成功だ。確信しながらオーブンにメレンゲを入れた。しかし、出来上がったのは前回と同じソフトキャンディー。何が悪いのか分からなかった。

3回目。
3度目の正直だと思って、挑戦した。調べてみると、メレンゲクッキーには色々な作り方があるらしく、今回はオーブンではなく電子レンジを使って焼いてみた。白身に黄身も混ざっていない。メレンゲもちゃんとフワフワ。かなり自信があった。しかし失敗。40分焼かなければいけないのに、たったの数分で焦げた。かなり萎えた。もう他に試す事がなくなってしまった。


そして4回目。
色々な動画を見まくった。YouTubeのオススメには、東海オンエアとメレンゲクッキーの作り方しか出てこなくなった。そこで1個見落としていた事に気づいた。砂糖の種類だ。いつも砂糖なら何でもいいという固定概念が働いて、ダイエット用の砂糖(パルスイート)を使用していた。そこで1番お菓子作りに適していると書いてあったグラニュー糖を買ってきて作ってみた。成功した。失敗の原因は砂糖の種類だった。技術とか手際とかそういうのではなく、ただの材料の違い。私は非常に嬉しかった。何回も挑戦し何回も失敗したが、それでも挑戦し続け、そして成功したのだ。     


その時自分の座右の銘にしている言葉を思い出した

「できるまでやればできる」

大好きなアニメであるハイキューの田中龍之介や芸人のティモンディ・高岸宏行さんがよく口にしている言葉だ。何度失敗しても挑戦し続ければできるようになる。アニメの言葉だが、私は結構本気で信じている。

サッカーも同じだと思う。お菓子作りとサッカーを一緒にするなと言われるかもしれないが、挑戦と失敗の連続に関しては同じであろう。早稲田大学ア式蹴球部の門を叩き、もう半年以上が経過する。私は今までに多くのミスをしたし、数えられないほど「ごめん」という言葉も言った。でもミスをするのはそれほど悪いことでは無い。それよりもその後の行動が大切だ。次はどのようにしたらいいのか、ミスをしても挑戦し続けること。

「できるまでやればできる」
私はこの言葉を胸に、4年間愚直に粘り強く戦いたい。

        


髙橋智裕(たかはしともひろ)
学年:1年
学部:文化構想学部
前所属チーム:早稲田実業学校高等部

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