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【#Real Voice 2023】 「サッカー楽しい!」 1年・海本慶太朗

こんにちは。
今回ブログを担当させていただく海本慶太朗です。今回初めてこのような文章を書くので読みにくいとは思いますが最後まで見ていただけたら幸いです。





いきなりですが皆さんの夢はなんでしょうか。






僕の夢はとてつもなく上手い人とサッカーをすること。





ちょっと変わっていると思います。いや、かなり変わっていますね。サッカーをやっている人ならばプロサッカー選手になるのが夢だと言う人が多いでしょう。


別にプロサッカー選手になるのが夢じゃない。
日本代表になるのが夢でもない。


そんな僕のこれまでについて書こうかなと思います。






とてつもなく上手い人とサッカーがしたい。
そう思い始めて約3年、サッカーがすごく楽しい。

もっと上手くなりたい。メッシやクリスティアーノ・ロナウドのバケモンみたいなシュートを受けてみたい。もっともっとすごい選手とサッカーがしたい。まったく歯が立たないぐらいのレベルでサッカーがしたい。
こんなことを考えてサッカーをしていたらプロサッカー選手になるという夢ではなくなっていた。

とてつもなく上手い人とサッカーをするためにプロサッカー選手になる。日本代表になる。これはあくまで通過点。とてつもなく上手い人とサッカーをするための手段。

とてつもなく上手い人とサッカーができるのならば日本代表にならなくてもいい。ふとそんなことを思う自分もいた。





中学3年間はまったくサッカーが楽しくなかった。
選手、親、コーチ、全員がいる前で最初に中学3年間の目標を発表した。


年代別の日本代表になります!


全員から笑われた。そこから地獄の3年間が始まった。




中学1年生、素人から始めたゴールキーパー。ほんとに下手だった。なんで自分が大宮アルディージャU15に入れたのか分からなかった。練習の最後に行うゲーム形式。自分がキーパーを務めるチームは全て負けていた。冗談抜きで。公式戦も片手で収まるぐらいしか出ていなかった。もうサッカーをしたくなかった。



中学2年生、相変わらず下手だった。ずっとベンチだった。コーチからどれだけ酷い言葉をかけられたか分からない(今となっては感謝できるが)。家に帰って毎日泣いていた。今は笑い話かもしれないが、正直もう思い出したくない。



中学3年生、やっと少しずつ試合に出られるようになった。だけど相変わらず下手。とにかく足元が下手だった。やらかし系ゴールキーパーだった。自分がやらかして2点失っても味方が3点取ってくれる。そんなチームだった。ほんと頼りになる心強いチームメイトだった。ほんとに助けられた。ありがとう。そして、ある試合を視察に来ていた代表コーチからの評価を受けて年代別日本代表に入ることができた。

結果だけ見れば、中学の目標を達成することができた。この文章だけ見れば地獄でもなんでもないじゃん。とか思う人もいるかもしれないが正直、今こうやってサッカーをしていることが奇跡だと自分は思う。





そして高校生。

高校1年生
一言で言うと下手なゴールキーパー。だけどなぜか自信がある。この時は自分のことを客観視できていなかった。
自分と同い年で他のチームから来たゴールキーパーがいた。すごく上手だった。ライバルが現れた。高校3年間、お互いを高め合う良いライバルに出会うことができた。ライバルはもうチームの中心になっていた。チームを全国3位に導いていた。自分も負けてられないと思った。


ふと思った。
僕の夢ってプロサッカー選手になることだっけ?日本代表かな?それだとプロサッカー選手になって終わりじゃない?日本代表になって満足して終わりじゃん。そんなの絶対ダメだ。





高校2年生
ここから2年間バチバチのスタメン争いが始まる。お互い高め合えた。
上手いやつとサッカーができる。プレーを見られる。自分にはどんなプレースタイルが合うのだろうか。たくさん考えて、試してみた。それだけでサッカーが楽しかった。



プロサッカー選手になるのは当たり前。じゃないと上手い奴とサッカーができない。じゃあ、どこの舞台だったら上手い奴とサッカーができるのだろうか。

ワールドカップ?
プレミアリーグ?

プレーしてみないと分からない。自分の目で確かめてみたい。上手い奴を追い続けたい。自分はどこまで行けるのか。考えるだけでワクワクした。



高校3年生
全国大会初戦。スタメンだった。しかし自分の軽率なプレーで失点し負け試合。そこからスタメンチェンジ、出番はもうなかった。今までにないほど悔しかった。情けなかった。もっと上手く、強くなろうと決意した時だった。
3年生になる頃には自分もライバルも年代別日本代表に選出された。今思えば高校年代トップクラスのスタメン争いをしていたなと思った。もちろん、サッカーを楽しんでいた。FPも上手い奴がたくさんいる。全体練習が終わってからのシュート練習が楽しかったのを覚えている。



バケモン達とサッカーするためには自分もバケモンにならないと。
世界トップレベルの足元にも及ばない。いや、それ以下。
このままだとただの夢で終わってしまう。
シュートストップ、クロス、足元の技術、筋力。足りない事が多すぎる。





たくさん練習して上手くならないと!





もっとサッカーやらないと!





僕のサッカー人生はまだまだ続く!





サッカー楽しい!

海本慶太朗(かいもとけいたろう)◇ 
学年:1年
学部:スポーツ科学部
前所属チーム:大宮アルディージャU-18


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