いらない優しさ
彼が生まれたとき僕は小5でしたが、その瞬間から色々なことを学んできました。
自分には8歳の弟がいます。自分が18なので、年の差は10です。
学んだことは、子どもの着替え・食事・風呂などの実践的なことだけではありませんでした。
子育てをしているときのゴールのない道を走っている感じ。そんなときに家事をするしんどさや慌ただしさ。(この気持ちを理解しておくだけで、パパさんは大きく変わると思います。)
子育てのマインドや主婦の気持ちについて気づかされることが今でもあります。
今回はそんな中で自分が最近になって学んだことをアウトプットしていきます。
習わせたい母、習いたくない弟
最近、弟の口から「ピアノやりたくない」「そろばんやりたくない」「英語やりたくない」という言葉を日常的に耳にします。
弟がやっている習い事は
ピアノ
習字
そろばん(週3)
英語(スピーキング的なもの)
英語のオンラインレッスン(フォニックス)
英検の勉強
対して母は「これができなかったら将来、どうしようもないんだよ」の一点張り。
過去にも何回か話している「あなたのためを思って...」という母の性格です。
僕の意見としては子どもがやりたい習い事だけをやらせるべきだと思います。
自分も習い事が嫌いだった
自分は
習字
水泳
ピアノ
そろばん
英語(スピーキング)
をやっていましたが、とにかく嫌でした。
特に嫌いだったのがピアノです。
人前で演奏すると緊張でミスしてしまう。先生にそこを怒られる。
練習では上手くいくのに、いざというときに失敗するのが嫌でした。
自分がやめたいと言ったとき、母には「じゃあ、やめたら代わりに何かするの?(どうせ何もしないでしょ)」と言われてきました。
成功したけれども
別の例もあります。
習字は友達と行っていたし先生も優しかったので、楽しかったです。
スキルも身につき、最近では当たり前のように「字、キレイだね」と言ってもらえることが増えました。
何だかんだで中2まで続けました。
しかし、もともとやりたかったことではありませんでした。
そのため特に思考錯誤も努力もしたことがなく、中2でやめた後に残ったものと言えばスキルくらいだったのです。
「やめても、どうせ何もしないじゃん」に対する意見
冒頭で母が「どうせ何もしないじゃん」と言ってくると書きましたが、これは良くない考え方だと思います。
物理的にも精神的にも余裕がなくなるからです。
自分はもともと、やることがないタイプの人でした。
スケジュールを詰め込みすぎてしまうと「今やっていることをやめたい」という考えに支配されて、他のことを考えられなくなってしまうのです。
自分の場合は考える時間は長くとりたかったし、結果的にもそれは正解でした。(長期間考えた結果、「書く」という活動をしたいと思いnoteを書いています。)
「何もやらない」という状態は見ている側からしたら不安です。
しかし動き出す準備段階であり、大切な時期なのです。
身につける場ではなく、磨く場
そもそも習い事ってスキルを身につける場なのでしょうか?
自分はそうは思いません。
というのも習い事で身につけたスキルを今でも使っているかと聞かれたら、そうではないからです。
そろばんも水泳も、使う機会なんてありません。
仮に必要なものが出てきたとすれば、その時にやればいい。
”本人が”やるべきだと思ったことだけをやればいい。
それが自分の考えです。
やる気があるときにやる。
習い事は新しいスキルを身につけるための場ではなく、自分の興味のあるスキルを磨くための場だと思います。
おわりに
弟を通して過去の自分を客観視できたと感じています。
これからも色々な「過去の自分」を見て学んでいきたいと思います。
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