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【コラム】「新卒でベンチャーはあり?なし?」

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はじめに

3月から、2022年卒の新卒採用が開始されたらしいです。
新卒採用を行う企業の採用担当も相当忙しくなっているらしく、毎週のようにイベントで出張に行っているようです😨

海外の新卒事情を私は詳しく知らないのですが、日本のこの一括採用って普通なんでしょうか?
ベンチャー企業にいるからなのかもしれませんが、年に1回の一括採用って非効率だなぁと感じることが多いです😒
大学卒業して1~2年は海外でワーホリとかしてから就職してもよかろうに。

そもそも、日本は職務経歴書に空白期間があることを極端に嫌いますよね……。
新卒のプラチナチケットを無くすと大手企業にはなかなかいけなくなりますし、最初の就職で失敗すると、その後のキャリアにも若干響く……
世知辛い世の中ですわ😖

今日は、そんな世知辛い世の中で生きる就活生の皆さんのために「新卒でベンチャー企業に就職するのはありなのかどうか」について考察してみましょう!
ちょうど「ベンチャー行こうかなぁ」と悩んでくれている人もいると思うので、ベンチャーにいるおじさんが書かせていただこうと思います😁


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【結論】

私は基本的に結論から先に言うタイプなので、先に言います!

新卒でベンチャー企業に入るのは、極々一部の人についてのみ、ありです!

それ以外の人については、なしです😁

ベンチャーで役員をしているおじさんが「大多数の人にはオススメしない」ということを名言してしまうのってどうなんだろうと思う気持ちもあるのですが、若い人たちの人生を考えたときに嘘はつけないなと思い直したので、しっかりと本音で語ろうと思います😨
この記事がお蔵入りになったらすまん!


以下、なぜそういう結論になるのかについて、理由を述べながら解説していきたいと思います。
今現在、就職先で悩んでいる就活生の皆さんにとって参考になれば幸いです!

なお、言うまでもないですが、この記事の見解は私個人の見解です!
異論反論は山程あると思いますし、ベンチャーで働くおじさん達それぞれに私見があると思うので、学生の皆さんは参考までに😁


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理由1.急激な成長を望む人は極僅か

まず、ベンチャー企業では、急激な業績アップが必要です。
ヒトもカネもモノも足りていない状態ですから、常に死活問題を抱えて事業を行っているのがベンチャー企業です(例外もある)。

ベンチャーを目指す皆さんはよくご存知のとおり、死の谷を脱出しないといけないので、それはもう急激な上昇カーブを描いて成長しないといけない。
VCなどの投資家から多額の出資を受けている以上、急激に成長して、IPOやM&Aを果たす必要があります。それがベンチャーの宿命みたいなものです。

そうすると、会社と同じくらいの速度で、中にいる人達も急激な成長が必要です。

しかし、皆さんもご存知のとおり、急激に成長できる人ってほとんど存在しません。
そのため、多くのベンチャー企業では、大型の資金調達をした後は、採用に力を入れます。
転職市場のトップランカーにスカウトをかけまくって、現時点ですでに優秀なプレイヤーを採用するわけですね😁

最近では、新卒でそのままベンチャーに入り、急激に成長して役員クラスにまでのし上がっている若手も出てきていますが、それは全体で見ると極めて稀なケースです。

つまり、新卒から一気に駆け上がれる人材は極々僅かなのです😨

ただし、ベンチャーにチャンスがないと言っているのではありません。
むしろ、チャンスだらけです。
資金調達が成功したとしても、そんなに簡単に優秀なプレイヤーは採用できません。
それはつまり、社内にたくさんのポジションの空きがある(むしろ自分でポジションを創れる)ということなので、チャンスがそのへんに転がっています。

でも、それを掴もうと実際に行動する若手はほとんどいません。

したがって、そのチャンスを掴むために急激な成長を望む人にしか、ベンチャーはオススメできないのです。

私や山本さんのように、頭のネジが飛んでいるタイプの人は、ベンチャーに向いています🤣
私達はおっさんになった今でも急激な成長を望んでいますし、毎日勉強しています。
山本さんはその上で長距離も走ってますからね🤔
どういう体力してるんだ……。

まぁ山本さんは極端なケースですが、ベンチャーで成功している若手は、多かれ少なかれ変な人達です。
向上心、野心、向学心などが異常に高い人が多いです。
チャンスだと思った瞬間に飛びつきます。
意思決定と行動がほぼ同時なのです。
そういう人にとってはベンチャーは最高の居場所です。

でも、そんな人、新卒にほとんどいませんよね😖
かなり特殊な人種だと思います。
大学での4年間で、必死に勉強している大学生なんて、極めて少ないのが現実です。
だからこそ、極々一部の人を除いて、ベンチャーを勧められません。
現実的に考えて、普通の人じゃついてこられないでしょう。


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理由2.教育制度が整っていない

ベンチャー企業では、ほとんどの場合、教育制度なんて存在しません。
いきなりOJTまたは放置です。

私がベンチャーに入ったときは、初日から放置でした。
自分が何をやったらいいのかもよくわからないまま、PCの設定を一生懸命して帰りました🤣
上司になるはずだった人は週に1~2回しか来ない社外の人だし、来ても数時間で帰ります。
ほとんどの質問に対して「自分もわからないんですよ」という回答しか来ません。
すべて自分で考え、整える必要がありました。

それがベンチャーの『普通』です😁

ルールや制度なんて整えられていませんし、すべてこれから創るものです。
他社のケースを見ても、しっかりとしたOJTがある会社の方が少ないです。

そんなハードモードRPGをピカピカの新卒にさせる気にはなれない😒
大手で手厚い研修を受けて、しっかりじっくり社会人経験を積んだ方が絶対に良いでしょう……。

ただ、本当に極々一部の子については、そのハードモードを『楽しい』と感じる人がいます。
いわゆる変態ですね。私はそういう学生が大好きです。
是非一緒に働きたいと思ってしまいます。
そういう人はベンチャーにカモンです😍


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理由3.大手を見てからでもいい

最初に勤めた会社がIT以外の業種であれば、ベンチャーに来ることは若干難しいかもしれません。
なぜなら、ベンチャーの多くがIT企業だからです😁

でも、大手コンサル・大手銀行・大手証券・大手IT・大手人材系などを経験した後でベンチャーに来ることは比較的容易です。
25~28歳での転職なら、サラッと入れるでしょう。
活躍できるかは別の話ですが、入ること自体は容易だと思います。

一方で、ベンチャーから大手はなかなか難しいです。
そもそもの価値観が大きく異なりますし、自由から統制へのダイブになるので、大手側からは若干敬遠されがちです。

そうだとすると、新卒のプラチナチケットは大手に使った方が良いと考えるのが自然です。
超一流の大手を一度経験して、自分の実力を測り、ベンチャーでも確実に勝ち上がっていけるという自信をつけてから転職しても遅くないはず。

それに、大手の方が福利厚生が整っているし、快適な生活を送れます。
私も大手にいた頃は驚かされることばかりでした😨
本当に手厚かった。
一度あの緩やかな檻の中に入ったら、もう出られない。
牙がポロンと落ちる。
それもまた一つの幸せの形なのだろうと思います。
だからこそ、一度大手を経験してからでも遅くない。


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理由4.給与が安い

残念ながら、ベンチャーと大手との間には、超えられない所得の壁みたいなものがあります。
平均的に見て給与は安いですし、ボーナスも出ないところが多いです。
一部の例外を除いて、かなり安いと考えてください。

新卒同士で比べると大した差はないですが、これが30歳、40歳になったときに大きな差となってきます😒
額にして、200~500万くらい差が開くのではないかなと思います。

もちろん、上位層まで上がれた人については、大手との差はあまりありません。
むしろ、ベンチャーで上位層に上がって、IPOまで経験した人については、その後の人生は大手の一般社員より遥かに良くなると思います。
自由度、資産、人脈、投資機会、転職機会などの点で優れた生活が待っている可能性が高いです。

しかし、ベンチャーの上位層に上がれる人は極僅かですから、その他大勢の人は、大手より安い給与で働くことになります。

お金のためだけに働く人は少ないでしょうが、年齢を重ねて家族が増えると、お金の重要度も上がります。
最低限の生活を維持していくためには、やはり所得は重要な要素です。
だからこそ、新卒の皆さんはよく考えないといけない。
自分がベンチャーで勝ち上がっていけるほどの実力者なのかを😒


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理由5.働く以外の目的が必要

上記のような弱点を抱えながら、なぜ私がベンチャーにいるのか。

それは、働く以外の目的があるからです。
若い頃にベンチャーに来たのも、働く以外の目的があったからです。

ベンチャーに行くなら、そういう目的意識が重要ではないかと思っています。

若い頃、私はベンチャーのことを「お金をもらって学べる学校」のようなところだと考えていました。
そのため、ベンチャーに行く≒学ぶためと考えています。
学ぶことがないベンチャーでは働かないと思います。
ベンチャーに向いている若手って、そういう思考の人だと思います。
働く以外の目的がある人です。

私の周りにいる、有名大学を卒業して大手からの内定ももらっていたのに、わざわざベンチャーに来ている変な子たちに聞いたところ、彼らも皆、働く以外の目的を持っていました。

ある子は「3年以内に起業をするので、起業の成功要素を学ぶためにはベンチャーが一番だと思ったんで」と言っていました。
現に、彼は2020年からスタートアップの経営者をしています。

またある子は「僕は将来VCを立ち上げたいと思ってて、そのためにはベンチャーで働いてみた経験がないと投資先の選定が難しいと思ったので」と言っていました😨
VCのことは私はよくわかりませんが、学生時代からVCの立ち上げを夢見るってだいぶ変わり者です。

また別の子は「僕は●●さん(CEO)についてきてるだけです。あの人がいなかったら絶対来てないです」というてました。
こういうのもありですね。
CEOのすぐ近くで働いているので、この子も成長が異常に早いです😍
まだ20代ですが、子会社の代表を任されています。

こういう例は枚挙にいとまがないと思います。
ベンチャーにわざわざ来る若者たちには、働く以外の別の目的があることが多いのです。

なので、新卒でベンチャーに行くなら、働く以外の目的を持ったほうが良いと思います。
やりたいこともない、目的もない、とりあえずどっかに就職しておけば良いという学生が大半を占めるので、そういう子たちについては、大手は全部落ちて、ベンチャーしか通らなかったという場合以外は、大手に行くべきです😁


おわりに

新卒でベンチャーで働くのがありかなしかという点について、考察をしてみました。
割合でいうと、ベンチャー向きの学生は1%以下だと思います。
調子がいい年でやっと1~2%くらいですかね……。

それが現実的な数字だと思います。

でも、その1%の子たちには、本当に凄まじい成長可能性があります😍

未来のベンチャー企業の経営者の多くは、おそらくその1%の中から産まれます。
そう考えると、私はワクワクしてきます😁
ベンチャー企業では、独立や起業がとても身近なことなので、日々ワクワクできます。
優秀な若手が次から次への出てくるので、良い意味での焦りもあります。

とても居心地が良いです。

たとえ明日、自分の仕事が全部無くなって無職になったとしても、私はベンチャーに来たことを後悔しないだろうと思っています。
学ぶために働いているので、それも一つの経験で、学びです😁


そういうおじさん達と働きたいと思ってくれる学生さんがもしいたら、私に声をかけてください😁
インターン募集しているベンチャーはとても少ないですが、紹介できそうだったらしますよ!
就活の相談も随時受け付けています。
いつでも気軽にチャット飛ばしてください😍

WARCも今はインターン募集していないですけど、いうてみたら行けるかもしれんので、言うて見るだけタダです!
いつでも声かけてください。
なお、WARCはスタートアップの中でも極めてレベルが高い会社だと思います。
私が知る中ではダントツです。
中にいる人間が公認会計士・税理士ばっかりですし、大人ベンチャーなので元々凄い人たちばかりです😍
人材領域の人たちもこれがまたすごい人たちがいるんですよ😨
普通では絶対に出会えない人たちですね……。
そういうおじさん達(及びお姉様達)と一緒に働いていたら、おそらくそのへんの学生とは全く次元の異なる思考力を身につけられると思います。


ほな、また書きます😍


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【著者情報】

著者:瀧田 桜司(たきた はるかず)
役職:株式会社WARC 法務兼メディア編集長
専門:法学、経営学、心理学
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