【WARCERS 〜WARC社員の働き方〜】プロジェクト運営の仕組み化でサステナブルな働き方を実現
みなさんこんにちは!「WARCERS(ワーカーズ)〜WARC社員の働き方〜」と題し、WARC社員のリアルな働き方やワークライフバランスにフォーカスしたインタビュー企画を今回よりスタートします。
第一回目は、2022年7月入社 Co-WARC事業部の横幕敦彦へのインタビューです。札幌在住のフルリモート社員として多方面で活躍しながらも、ご家族との時間や、趣味の合気道の時間も大切にしています。また、WARC社員として地方在住ならではの新たな領域へも挑戦しているそうです。
自分に合った働き方を実現する鍵はどこにあるのでしょうか。話を聞くと、「仕組み化」と「家族との大事な時間」という2つのキーワードが見えてきました。
プロフィール
「一体感あるチームプレー」にやりがいを覚えたクボタでのファーストキャリア
米野:横幕さん、本日はインタビューよろしくお願いします!まず、これまでのキャリアを教えてください。
横幕:2006年に大手機械メーカーの株式会社クボタに新卒で入社し、5年ほど大阪・堺市にある製造所に勤務していました。産業用機械の生産計画管理や輸出入出荷管理、予算原価管理を担当していました。
積極的に新製品の開発プロジェクトに携わる中で、製造所全体でプロジェクトをチームで進める一体感にやりがいを感じていました。
クボタには5年ほど勤務しましたが、私も妻も北海道出身で地元愛が強く、地元に拠点を移して働きたいという思いが次第に強くなり、“北海道にいても働くことができる”ということが、その後のキャリアを築く上で大きなポイントになりました。
クボタで培った生産管理、予算・原価管理などの実務経験を活かしつつ、チームで大きなプロジェクトを動かすと考えた時、CPA(日本の公認会計士の資格)の取得が選択肢になりました。そこからクボタを退職し、数年でCPAを取得しました。
転機①:大きな目標に挑むスタートアップを支えたい
横幕:その後、2014年にEY新日本有限責任監査法人の札幌事務所に入社しました。主に国内上場企業の会計監査に従事しつつ、北海道の産業に関連する上場企業、公益法人などの監査を担当しました。約6年の勤務後、東京事務所への異動が決まり、単身赴任することになりました。
東京事務所では、私の中で今の生活やキャリアに繋がる経験が2つありました。1つは、自分がどのような時にやりがいを感じるかということです。
当時はIPO後の比較的若い企業を多く担当させてもらいました。上場した直後はまだ内部体制が整っていない中で、逆に組織として売上は上げていかなければならないという使命感を皆さんが感じています。日々その熱気に触れることが自らの刺激になり、大きな成長を続ける企業を支えることがやりがいだと気づきました。
転機②:単身赴任中、感染症拡大で生活拠点やライフステージを問わず働ける実感を持った
横幕:もう1つは、感染症が拡大したことによるリモートワーク化です。これは、WARCへの転職のきっかけにも繋がりますが、リモートメインでプロジェクトを進行することになった結果、“どこにいても働ける”というイメージが現実的になりました。
米野:転職のきっかけは“どこにいても働ける”という実感だったのですね。
横幕:はい。
転職を検討していた当時は非常に忙しく、単身赴任していることで妻や子供のケアが十分にできていない感覚がありました。介護にあたる妻のサポートもそうですし、4人いる子供たちの教育に関わる時間も取りたいと考えていました。
そういった背景から、これまでと変わらず上場前後の企業のサポートができて、フルリモートで勤務ができ、家庭や個人の都合に合わせて働ける会社を探していたところ、WARCと出会いました。
サステナブル!WARC MOREで社外のプロフェッショナル人材のリソースも借りながらプロジェクトを回せる
米野:たくさんの選択肢がある中で、WARCを選んだ理由を詳しく教えてください。
横幕:北海道にいながら家族との時間を大事にして働くというイメージが十分できたことも一つの理由ですが、それだけでなく、実際にWARCに入社を決めたポイントはいくつかあります。
まず事業の在り方が面白いと思いました。WARC MOREというプロフェッショナル人材のプラットフォームを運営しており、プラットフォーム経由で外部のリソースを活用してプロジェクトを回すことができます。
私自身、これまでのキャリアを通して感じてきたことですが、監査法人での慢性的な人手不足は社会的にも問題視されています。これは、どんなに同業他社に転職したところで、仕組みが変わらない限り解決が難しいと感じていました。
WARCでは、WARC MOREを通して多くのプロフェッショナル人材と共に働くことができます。結果的にそれが、社内メンバーの業務圧迫を防ぐだけでなく、クライアントのニーズに最適な経験を持った方をスピーディーにアサインすることができ、一緒に働く側としても、プロジェクトごとに新しい人材が関わってくれる面白さもあります。
また、WARC MOREの登録者にはWARCを通して上場準備支援や業務改善・業務代行、FAS業務等に関わっていただけたり、WARCメンバーやWARC MORE登録者同士でのネットワークを広げることができ、お互いにメリットのある環境が整えられています。
また、これまで様々なクライアントに向き合う中で感じたことは、上場前後では組織体制を強化し、高い目標の達成に向けて走り抜かなければならないということです。そのためには、良い人材の採用は重要です。WARCでは、ハイクラス人材紹介の「WARC AGENT」、管理部門特化の転職プラットフォーム「SYNCA」も展開しており、人材サポートも可能です。他事業部との連携によりクライアントの幅広いニーズに応えられると感じました。
4人の子を持つ父の働き方:子供との朝のお勉強タイムが仕事のモチベーションの種に
米野:続いては横幕さんのプライベートに迫っていきたいと思います!ご家族との過ごし方について教えてください。
横幕:今子供は学年で言うと小6、小3、小1、年少の4人です。毎朝、子供たちの勉強を見る時間を取っており、私にとって子供たちとの大事な時間の一つです。朝から4人の勉強を見てから勤務となると大変に思われるかもしれませんが、実は私にとって始業前の良いルーティンになっています。子供たちが学校で何を学び、何に悩んでいるのかを知ることができ、新しい発見があります。この時間が刺激となり、良い1日のスタートを切れています。
もちろん妻との時間や趣味の合気道の時間も大事なので、デイタイムに集中して仕事をするようにしています。WARCメンバーも、終業定時後のコミュニケーションは取らないで、なるべく日中の打ち合わせの中で完結させるなどメリハリのある働き方が印象的です。
WARCには、終業後は家族やプライベートを大事にしたいメンバーもいれば、同好会などを通して社員同士で交流を楽しむメンバーもいます。僕の場合は毎週木曜日は趣味の合気道の時間を大事にしています。
繁忙期はこう乗り切る:メンバーの稼働予定の把握とアサイン調整を仕組み化
米野:忙しい中でもメリハリをつけて仕事と家庭のバランスを取っているんですね。コンサルティングというとハードワークなイメージを持たれる方もいらっしゃると思いますが、実際どのように調整されているのでしょうか?
横幕:もちろん忙しいときもありますが、できる限り21時以降は仕事をしないようにしています。この辺りも体制が整っていて、毎月メンバー全員の予定稼動量を管理しています。稼働が超過しそうなメンバーは、専任者によりアサイン調整をかけるルールになっています。
具体的な仕組み化の内容
プロジェクトのアサイン専任マネージャーを設置
アサインマネージャーとプロジェクトオーナー陣がメンバーの稼働状況をモニタリング
リソースや新規案件のアサインの調整(週2回)
月の残業が規定時間を超えそうなメンバーがいる場合、その要因となるプロジェクトを把握し、プロジェクトオーナーが稼働抑制のための対策を講じる
計画稼働率が100%を超えるメンバーは原則新規案件へのアサインをしない(本人希望によるチャレンジング案件への関与はあり)
横幕:自分も周りも皆忙しいという状況で、自ら忙しいので手伝ってくださいというのは、現実的には難しいと思いますが、それを仕組み化することで、メンバーがストレスなく働けているのではないかと感じています。
リモートワーク下ではプロジェクトメンバーの働きが直接見えないので、こういった業務量を見える化する仕組みは特に重要だと思います。
Co-WARC事業部では、地方に住んでいるかどうかに限らずリモート・出社を自由に選択できます。そういった働き方の多様化に合わせて、コミュニケーションを取る機会は意識的に設けられています。
例えば、月曜日の昼と水曜日の朝にはzoomに全員で集まって稼働状況の報告やナレッジの共有、トークテーマを決めて雑談しています。
また、就業時間中はバーチャルオフィスにログインし、リモート環境下でも常にクイックにコミュニケーションをとれるようにしています。
「Make CHANGE」:オープンな社風に刺激をもらいながら自分の“こうしたい”を形にできる環境
米野:横幕さんは日々の仕事でどんな時にやりがいを感じますか?
横幕:WARCでは、事業横断でクライアントを支援することができるため、相手も気づいてないようなニーズに対して価値提供ができることがよくあります。そういった+αのご支援に対して感謝された時にやりがいを感じますね。
また、オープンな社風で、メンバーがお互いに色んな意見を出し合います。年齢やキャリアの垣根を超えて、様々な視点から物事を見ることに繋がり、良い刺激になっています。
米野:素敵ですね!
WARCのバリューにある「Make FAN」「Make CHANGE」「Team WARC」の中で、横幕さんが日々強く感じるものを一つ教えてください。
横幕:「Make CHANGE」です。
組織がどんどん変化して成長していく、仕事の仕方も柔軟に変わっていく中で、自分自身ももっとこうしたいという思いを実現できる土壌があると感じています。
個人的には地方フルリモートメンバーとして、働き方のロールモデルになることにもチャレンジしていきたいですね。
地方フルリモートメンバーだからこそできること:地元札幌との繋がりやエコシステムの構築
米野:今後WARCでやっていきたいことや、個人としてどういうキャリアを築いていきたいと考えていらっしゃいますか?
横幕:せっかく北海道にいるので、公私共にローカルならではの取り組みにも力を入れていきたいです。
北海道にも、これから上場を目指すスタートアップをどんどん作っていこうという流れがあります。今後は北海道の企業に対しても、WARCで持っているリソースを活用して成長の支えになれればと考えています。
WARCでは直近で地方拠点の設立も行い、札幌にも拠点を作っております。私が拠点長としてハブとなり、北海道のスタートアップや地元企業などのエコシステムを広げていきたです。
また、個人では大学生時代から約20年、趣味で合気道をやっています。特に地方に根付いている武道の技術の研究・習得をして、それを学生など若い世代に伝えていくことにやりがいを感じています。これはローカルかつリアルな交流でしか味わえない特別な体験だと思っているので、これからもそういった個人の時間も大切にしていきたいです!
米野:今後も横幕さんの合気道と北海道での活躍に注目ですね!ありがとうございました!
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