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【from WARC AGENT】ビザスクITチーム・澤田さん

この連載では、ハイクラス人材紹介事業を行う「WARC AGENT」メンバーが、過去に転職のご支援をさせていただいた「ベンチャー企業で活躍するコーポレート人材」の方々にインタビューをしています。ベンチャー企業へ転職をした理由や実際に働く上でのやり甲斐など、「ベンチャー企業で働くリアル」に迫っています。今回は、株式会社ビザスクにてご活躍されている澤田さんにお話を伺いました。

■プロフィール
<話し手>
株式会社ビザスク/プラットフォーム開発事業部 ITチーム 澤田菜つみ
新卒からIT業界にて提案営業やエンジニアを経て、外資決済サービスのカスタマーサクセスを経験。カスタマーサクセスを通して、セキュリティの重要性に気づき、情報システム部に異動、20代後半から情報システム担当としてのキャリアをスタートする。その後、2022年10月に株式会社ビザスクに入社。現在、ヘルプデスク、社内ITサービスの全面的な導入・管理・運用、新入社員のオンボーディング体験の向上、そしてセキュリティルールの策定・実施といった業務を担当している。

<聞き手>
株式会社WARC/WARC AGENT事業部 キャリアアドバイザー 向井 達也
レバレジーズに入社し、IT領域を中心とした人材紹介事業に従事。その後ベンチャー企業の人材紹介事業においてグロースフェーズに携わり、2020年WARC入社。現時点でのキャリアやスキルを掘り下げ、潜在的な希望を引き出すキャリアアドバイスを心がける。
ベンチャー、スタートアップにおける情報システム部門に強みを持ち、国家資格キャリアコンサルタントを保有。

カスタマーサクセスから情報システム担当への転身

向井:本日はお時間ありがとうございます!まずは自己紹介をお願いします。

澤田さん:新卒からIT業界におりまして、今年で7年目です。20代前半ではWEB制作やシステム開発、AWSやファイルサーバの提案営業、エンジニアなどを経験しました。

その次に外資系の決済サービスを展開する企業に転職してカスタマーサクセスを経験しました。ユーザー対応の中で、アカウントの乗っ取り被害や、EC サイトでの不審請求による損害など、心の痛むような実情を目の当たりにしたんです。そこで少しでも被害がなくなるようにという思いから、情報セキュリティマネジメントの資格を取得し、それを活かしてユーザー対応を行っておりました。

ただ、同時に社内ではPCやネットワークのトラブル、インシデント対応など、情報システム関連の多岐に渡る業務に対応するための人手が足りず、現場の管理者に余計な負荷がかかったり、運用メンバーの業務が進まない、という事態が発生していました。

そういった状況から情報システム領域に課題を感じたため、自ら異動を申し出ました。従業員が快適に業務に集中できるよう、PCのキッティングや情報資産の管理、アカウント発行を行いつつ、ISMSやPマークの運用を担当しました。前職でも試行錯誤しましたが、より情報システム部門において挑戦できる環境を求めて、2022年10月にビザスクに転職しました。

最近では、社内での取り組みをまとめて30分のLTに挑戦したり、情シス転職ミートアップや大阪で開催された情シスSlackのイベントでも司会をしたりと活動の幅を広げております。

向井:今回の転職では比較的スコープを絞って活動されていた印象ですが、重視していたことは何でしたか?

澤田さん:一つ目の軸は、英語を使える環境であることです。3~6歳の時にアブダビに住んでいてインターナショナルスクールに通っていました。その時には日常会話レベルでしたが、帰国後も英語の勉強は続けていたので、英語を活かして活躍できることは重要な要素の一つでした。

二つ目の軸は、一緒に働く人が魅力的であるかどうかです。
前職で働いていた時から最先端を走り続け、人々のロールモデルになるような情シスの方々に憧れていました。あんな風になりたいと思いながら仕事をしていたのですが、その方々と比べたらスキルや経験に物凄く差があることも自覚していて、それを埋めるための私のやる気を評価してくれる人と一緒に働きたいと思っていました。

最後に最も重視していたのは、経営層と同じ方向を向いて働けることです。特にITやセキュリティの重要性というのは、当事者でなければなかなか理解してもらえないことも多いのですが、その壁を乗り越えていて経営層がIT領域に理解があること、さらには正しい道を示してくれることが重要だと考えていました。

相手の立場を考えたコミュニケーションが、良い情報システム部門を作る

向井:入社されてもうすぐ1年経つと思いますが、入社前とイメージが変わった部分はありますか?

澤田さん:社内全体として、スマートでコミュニケーションや対応が丁寧な方がとても多く、素敵だなと感じております。

Slackでヘルプデスクのお問い合わせを受け付けているのですが、まずはFAQを読んでご自身でトラブルシューティングした上でお問い合わせいただくので、コミュニケーションコストが少なく、対応する私たちもとても助かっておりますし、本当に感動しました。良い意味で会話のラリーが少なく、お互いに時間を奪わないように気遣っていてとても心地が良いです。総じて良いギャップが多く、成熟した組織と感じております。

向井:良いベンチャーの情報システム部門とはどのようなものだとお考えですか?

澤田さん:一つ目は、業務効率化を進め、お金にならない時間を減らすことを想定して動いていくことができる組織です。先述したようなお互いを気遣うコミュニケーションが、効率化にも繋がっていると思います。

二つ目は、メンバーが安心して働ける環境を作るために、また何かわからないことがあった時に必要以上に悩まないよう、最適なツールを導入することやガイドラインをしっかりと用意できることだと思います。そのためにも、企業は情報システム領域に対する理解と、一定の予算が必要だと思っています。

情報システム担当×女性としてのロールモデルを目指す

向井:今後のご自身のキャリアはどう築いていきたいとお考えですか?

澤田さん:現時点でマネジメントを目指したいか、スペシャリストになりたいかということまでは決めていませんが、数年はコーポレートIT として自分の力を高めていきたいと考えています。
コーポレートITとセキュリティは切っても切り離せない関係であるため、元々やりたかったセキュリティの知見も蓄積していきたいです。業務を通して今は、自分が漠然と持っている「セキュリティのプロ」への道を模索している最中です。

実は、情シスという仕事を始めた時には女性のロールモデルとなる方を見つけられていませんでした。市場的に情シスは99%が男性のポジションですし。いまはむしろ自分が情シスを目指す女性のロールモデルになろう!と思っています。

そんな目標を掲げた今でも、どうしても周囲の方々と自分の実力を比べてしまうので、自分の軸や経験を活かしてキャリアを築いていかなきゃと思っていて、情シスSlackやコミュニティの方でもイベント運営や司会を頑張っていきたいと考えています。

向井:最後にベンチャーの情報システム部門に関心がある方へ一言お願いします!

澤田さん:私は25歳のときにカスタマーサクセスを通してセキュリティに興味を持ったことをきっかけに、自分の人生を歩む上で力をつけたいと思い、チャレンジする領域を情報システムに決めました。
任せてもらえる業務範囲が広くて短期間で力が身につきそう、と考えてベンチャーへの転職を決めましたが、チャレンジできることが多い分、タスクに忙殺されることもあります。

ですが、入社から今までを振り返るといろんな挑戦ができていたことが分かりました。ITやセキュリティを軸にしつつも、幅広く経験したり、新しいことにチャレンジしたりしたい人にはベンチャーのコーポレート ITは向いていると考えています。
そういった思考をお持ちの方は、さらに社外の活動にも挑戦いただくと、きっとより一層楽しめると思います。

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