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【関東大学ラグビーリーグ戦】2017.10.09 中央大学対法政大学戦個人的雑感

・憤らざるをえない、非常に痛すぎる敗戦だった。

・関東大学ラグビーリーグ戦も第3節。上柚木陸上競技場で行われたのは中大対法大戦。いわゆる「八王子ダービー」である。連勝で迎えた中大と、連敗ながら「今年はひと味違う」期待を抱かせる法大。勢いでは中大に分があると思われたが、試合は法大のペースで進んでいった。

・開始早々、ラインアウトのミスからボールを奪われると、法大の高速アタックが炸裂。ディフェンスが整わないまま、CTBの奈良に先制トライを奪われる。この一発があまりにも痛すぎた。中大ディフェンスは混乱に陥り、その後も立て続けに3トライを喫する。WTB根塚のスピード、No.8斉田のパワーも驚異だった。前半終了間際にWTB高橋がトライを奪い返し、7ー26で折り返す。

・後半の入りは中大も攻守に安定し始める。後半12分にサインプレーで高橋が2本目のトライを奪い、「ここから反撃しよう!」という機運も高まった。

・が、中大の攻撃は大いに疑問が残るものだった。前節の日大戦は裏へのキックを効果的に使い、相手ディフェンスを翻弄する戦い方だった。ところが、この日はバックスでの展開勝負。「相手ごとに戦い方を変える」というのは昨今もてはやされている方針だが、少なくともバックス勝負で分があるのは法政だ。相手の強みとガチンコで勝負し続ければ、勝ち目などない。

・この日「キックを有効に使えたな」と感じたのは、後半36分にWTB淺井が決めた一本だった。SH成田のキックも上手い。でも、これを決めたときには、もう中大に力は残っていなかった。ロスタイムに2本のトライを決められ万事休す。21ー46の大敗を喫し、大学選手権出場に黄色信号が点った。

・とにもかくにも、日大戦でうまく行った「キックの有効活用」が全く見られなかったことに唖然とした。失敗したのではなく、チャレンジがほとんどなかったことが腹立たしい。後半36分のトライに現れているように、法政ディフェンスを崩す手段として大変有効だったと思う。好キック連発の楠本が欠場していた影響があったにせよ、大いに疑問が残るゲームプランだった。

・日大戦で「良かったな」と思ったことをせず、「危ないな」と思った点をつつかれれば、必然的に敗北する。しかし、この点差で収まったというのは、個々の能力は決して低くないことの表れだととらえたい。より相手を焦らし、相手を疲弊させる戦い方ができるか。中大ラグビー部の後の無い戦いは続いていく

どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)