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「あの人はこうだ」と決めつけすぎるのはよくないよね、というお話

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さて、本日のテーマは、

「あの人はこうだ」と決めつけすぎるのはよくないよね、というお話

タイトルのつけ方がけんすうさんそのままな書き振りになってしまいました。反省。でもこのまま。

それにしても今日のけんすうさんのアル開発室のサロン記事、とってもおもしろいのでまた読んでそれについて考えた記事も書いてみたい。
めっちゃ共感したし、漠然と自分でも分類していたことが明確になった気がしました。

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●一方の話だけで判断するとバイアスが大きくなる

これまでスポーツ現場でコーチやトレーナーをしてきている中で、よく中間管理職的なポジションや折衝をする立場で仕事をしてきました。
その中で、一番気をつけていたことがこれかもしれません。

「〇〇さんは××さんにこう言っていた!ひどい!」
「▲▼は勝手にこういう行動をとった!信じられない!」
「□□は絶対に自分のことを理解できないに違いない」

極端にいうと、このような発言に対してどう対処するか、というお話ですね。
結論は「一方の話だけで判断しないで、両者のお話を整理してあるいは全体のバランスや事実を見て判断すること」だと思っています。

一方のお話だけだと、どうしても自身の主観やこれまでの努力、立場がバイアスとなって、極端にポジショニングが決まってしまうことがあると思っています。
やはり、その人ともう一方の人の関係はその人たちにしかわからないので、その感情や言葉は本物だと思うのですが、客観的にお話を伺うと、意図を汲み取りちがっていたり、決めつけていたりする場合もあることも多いです。

この客観的に話を整理するような、中立の立場あるいはファシリテートできる人材がとても重要だと思っています。
組織学の用語で言う「ゲートキーパー」の役割ですね。
このゲートキーパーの資質を持つ人材がどれくらいいるかで、組織の対外的な能力や成長度合いが決まるとも言われていたかと思います。それほど、「事実を詳にする」ことに重要度があるのだと感じます。

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●立場や思い込み抜きにして話せる場は重要

一旦いざこざや感情的な波をぶつけるような状況になった場合、「立場や思い込み抜きにして話せる場」がとても大切になると思っています。

まず、感情や立場、これまでの思い込みを全て取っ払って、事実のみを列挙することが多いです。
話を端的に整理して、今どういう状況なのか、お互いがお互いにどう思っているのかを明らかにすることが先決と思っています。

そのために自身が立ち回るとしたら、両者の意見を片方ずつ聞いて解釈する・話し合いの場を設けて、それぞれの意見を言ってもらうように場を設定します。

前者の場合であれば、自分自身はなるべく「触媒」になるように心掛けて、両者の話をそれぞれ受け止める。
そして、情報を整理して、今後の着地点を探って、いうべきところを取捨選択する。そのような会話を、それぞれと数ラリーかすることを行うことをよくします。

あるいは後者であれば、場を設定した上で、司会役を請け負ってその場での両者の言い分をなるべく平等に引き出すことを行います。
話の核をそらさないように、図示したり、両者の言葉を端的に列挙したりしながら、落としどころがなにかを一緒に探します。

このような「折衷案」をいかに軋轢の残らないように納得してもらえるように進行するか、がとても大切なのだろうと思います。
そのためにも、自分が「決めつけること」が極力ないような傾聴を心掛けています。

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●そもそも自分の考えにはバイアスがかかっている

by あれきさん(このnoteを書いているさまをフォーゼロスタジオで配信していたら素敵なコメントをいただいたのでそのまま小見出しにしました)

そもそもを考えると。
人はなにかを思考するときにバイアスがかからないことがないよね、ということをあれきさんにコメントをいただいて、とても納得しました。

これまで触れてきた情報や学んできたこと、経験してきたことは年を経るごとにその人に蓄積していって、それが大きなバイアスになることもあるのだと。
そのために、自分がなにかを考えるときには、自分のバイアスが多少なりとも入っていることを前提に考えた上で、判断ができることが望ましいですね。

具体的な方法として、自己の習慣に「なるほど」「たしかに」を口癖にしてみるということはとても有効だと思います。

【▲の記事の要点】
  ●一旦咀嚼すると自分ごととして考えられる
  ●論点をすり替えないように論旨を汲み取る
  ●折衷案を探る努力をする

以前の記事にもこう書いたように、一旦納得できなさそうな自分の中の「ありえない!」ということでも、まず「なるほど」と受け止めてみる。

すると、自分の中で「なぜそう考えるのだろう」「なにがその発言を生んだのだろう」という思考にいたります。

この思考にいたる前に、自分の考えの範疇外(自分が知り得ない考え方)だとして否定したり拒絶したりすると、この後ずっと相容れないままなのだと思います。「知らないことを否定しない」ということだけは、どんな時も忘れないようにしたいと思っています。

ただ、自分がこれは正しい!と思って邁進することは、信念を持って突き進むときには必要だと思います。
しかしながら、それを他人に押し付けてしまうと、途端にマウンティングや他者否定につながってしまう恐れがあるので、注意が必要だとも感じます。

自分が絶対に正しい!と言えることは可能性としてはほぼなくて。
成長し続けられるヒトは、常に試行錯誤しながら、「正しいに近しい」ことに向けて考えを巡らせ、行動をしているのかもしれないなと感じます。

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今日はここまで。

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●藁科 侑希(わらしな ゆうき)
 大学教員として、教育・研究現場で活動中。また、スポーツ現場でもトレーナーやコーチとして活動。選手や学びたい人にとって、最良のアドバイザーであることをモットーに、肩書きにとらわれない現場目線のサポートを模索中。
#西野亮廣 さん #けんすう さん #堀江貴文 さん #落合陽一 さんによく影響を受けています。
 #西野亮廣エンタメ研究所 #タムココサロン #アル開発室 サロンメンバー

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【保有資格】

博士(スポーツ医学 筑波大学)
日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
NSCA認定パーソナルトレーナー
高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
赤十字救急法救急員

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