文系?理系?

わたしも含めてよく「文系」か「理系」かを気にする。

「文系」か「理系」で、その人の性質をきめてしまうこともある。

良くないことだとわかっていても、
なにげなく分類しがちである。

でもちょっと待って。

本当に「文系」?「理系」?
それって、高校のクラスや大学の専攻で分類しただけじゃない?


かくいうわたしは、いわゆる「理系」。
高校では理系クラス、大学でも理学部なので「理系」にまちがいない。
さらに、仕事にシステムエンジニアをえらんだので
どこからどう見ても「理系」ではある。

しかし、私は今一度振り返る。

ほんとうは、「文系」なのかもしれない。

高校や大学受験の成績を紐解くと
成績がいつもいいのは「英語」「国語」で、
いつも赤点スレスレか伸び悩んだのが「数学」「物理」「化学」だった。

大学の受験科目のために全科目履修し、理系に進んだものの
まったく理系科目が振るわず受験には失敗し続けた。

仕事では、
プログラミングは全くダメだったし、
その周辺の知識の習得も、暗記でカバーした。

一方、人との関わりが好きで、
コミュニケーション能力や社交性が評価されてきた。

仕事の場で「文系」か「理系」かを問われることはないが、
システムエンジニアの仕事をしていることで「理系」と思われがちだなとは、
常々気づいていた。
そしてそのたびに(心の中で)
わたしほんとうは「文系」だよ
と訴えていた。


とはいえ、
わたしがシステムエンジニアという仕事を選択できたのは、
まぎれもなく「理系」学部に在籍していたからだ。

ここまで書いて、改めて思う。



「文系」か「理系」かなんて、分類する意味なくない?


わらびもち
Warabimochi

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