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トランプ大統領は世界の指導者ではない

■タンカー攻撃は軽微
 アメリカは、タンカー攻撃はイランの仕業だと主張してきた。証拠が有ると連呼しておきながら、今になって問題視しない方針。

タンカー攻撃は「非常に軽微」トランプ氏見解
https://www.afpbb.com/articles/-/3230779?cx_part=top_latest

■トランプ大統領
 トランプ大統領はアメリカの大統領。だがトランプ大統領は世界の指導者から世界の議長に成り下がった。議長は多数決を取り仕切る代表なので、各国の多数決が第一になる。議長に決断は不要。議長に必用なのは会議を運営する進行能力。

 議長が多数決で撰んだ結果だから、失敗しても「皆で撰んだ」ことになる。だから議長の責任は問われない。議長は他人のせいにできるので、トランプ大統領は各国の反応を優先している。

 つまりトランプ大統領は他人に決断させるタイプ。トランプ大統領は交渉相手を脅かし複数の選択肢を迫る。交渉相手が決断するまで待つので、トランプ大統領は恫喝しか行えない。相手を怒らせて答えを聞き出すことしか出来ないので、国際社会では通用しないのだ。

■先制攻撃
 今のアメリカはイランを先制攻撃できる条件を複数持っている。だから戦争の勝利で誤りを誤魔化せる。これが強国。だがトランプ大統領は決断できない。だからイランはウラン濃縮を進め、核合意違反寸前まで到達している。

 ではイランのウラン濃縮が核合意違反まで到達したら?本来ならばイランを攻撃しても国際社会は黙認する。これでもトランプ大統領が攻撃を決断しないならば、イラン・ロシア・中国・北朝鮮はトランプ大統領を軽視する。

 アメリカは強国ではないから、世界は新たな強国を求めて競争が始まる。これは6月27日辺りが潮の変わり目の様だ。何故ならイランのウラン濃縮は27日に各合意違反に到達するからだ。遅くとも7月からは違反になり、世界は強国を求めた競争へ突き進む。

■変化の目撃者
 トランプ大統領がイラン空爆を決断すれば逆転勝利は在り得る。だが決断が遅れるとアメリカは普通の国になるだけ。そうなればアメリカが強国に戻ることは難しい。次のアメリカ大統領はトランプ大統領の尻ぬぐいをすることになる。

 それも7月1日で明らかになる。この日までにイラン空爆を決断しなければ、アメリカの強国は終わり。日本はアメリカ抜きで国防することが求められ、ホルムズ海峡防衛はイギリスと共同することが求められる。つまり日英同盟が必用なのだ。

日本の安全保障を考えれば、イギリス・台湾・日本の軍事同盟が必用だ。何故なら軍事投入しないアメリカは頼れない。

■呆れた
 ホルムズ海峡は海上交通路であり海洋国家の生命線。だからタンカーが攻撃されたら生命線を脅かす。これは攻撃の大小ではない。これでトランプ大統領はイラン空爆を決断しない。呆れた大統領だ。

 トランプ大統領が決断できない人物なのは明らか。相手を脅かして相手に決断させるタイプだ。これが明らかだから、ロシア・中国・イラン・北朝鮮などが強気外交を開始する。アメリカは強国ではない。ならば日本はイギリス・台湾との軍事同盟が必用だ。

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