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PRパーソンはどう生き残る?「思想の浸透」と「スキルの分散」の先に見るもの

「PRパーソンの生き残り」っていう、これまた仰々しいタイトルなわけですが。

最近のいろいろな業界動向を見ていると、ほんとうに目まぐるしくて目まいがします。

ちょっと自分の容量があふれてきたので、個人的に注目していることや、これは面白いなーと思ったことなどを書いていきます。

▼内容はこんな感じ
・企業オウンドメディアの続々閉鎖
・日本PR協会が【PR】表記にNO!宣言
・noteが採用向けコンテンツを鬼強化
・プレスリリースをnoteで配信?
・PRはプロダクトの最後から最初へ
・PR思想が浸透すると、PRスキルは分散する
・職種間のシームレスな連携により、次のステージへ

既に知っていることも多いと思います、が、自分なりの視点を加えつつダイジェスト。「範囲の広さ」だけが売りなので、PRや広報だけでなく、マーケター、編集者、広告クリエイティブ系などの人にも関係ある内容かなと思います。

書いてたらけっこう特定の企業について深読みしてしまったので、後半をクローズドにしました。ごめんなさい。


企業オウンドメディアの続々閉鎖

2019年に入ってから激しい企業のオウンドメディア閉鎖ですが、最近はさらに相次いでいるみたいです。

みんなのごはん(ぐるなび)、フミナーズ(帝人子会社の睡眠情報メディア)、ついにあのnanapiまで……。コンテンツマーケティングの終焉、、とか言いたくなる気持ちもわかりますわぁ。

それぞれ閉鎖理由の憶測として、

「動画に読者が流れているとか?」
「広告記事枠が売れなくなったのかな?」
「SNSが主流になったから?」

など、いろいろ飛び交っていましたが、3月のGoogleコアアップデートに言及している人が意外にも少ないなーと感じました。

私はブロガー界隈もけっこうウォッチしているのですが、3月のアップデートはここ数年イチくらいの激震だった感じです。

Googleコアアップデートとは、Googleが検索結果の表示順位のアルゴリズムをどうにかこうにか変えること。詳しくは明らかにされていないし、タイミングも読めません。

3月のアップデートでは、有名なブロガーやアフィリエイターのサイトもかなり飛んでいました。(飛ぶというのは、検索1位2位とかだった記事が、圏外まで下がっちゃうみたいな)


当然、企業メディアもめちゃ飛んだ。かつてはSEOの成功例といわれたみんなのお手本nanapi様も、この影響は大きかったらしいです。。

オウンドメディア全体としてそもそもPVが伸び悩み、「このサイトの存在意義とは?」を見直しかけていたタイミングに、ちょうどアップデートがブチ当たった感じだなと思いました。

個人ブロガーだとどうピボットすべきか右往左往してしまうけど、企業の判断は潔い。時代の流れ的にも、立て直すよりも閉じたほうがいい、ってことですよね。

ちなみに、私もメディア運営のお手伝いをしていたりしましたが、PVの変動はまじで心が痛いので検索流入依存はダメですね。。


広告記事への【PR】表記、ついにPR協会からNO宣言

そんななか!!

ついに日本パブリックリレーションズ協会から、広告記事へのPR表記を望ましくないとするPR活動ガイドラインが6月20日に発表されました〜。

記事広告の紙面において「PR(パブリックリレーションズ)」に対する誤解を生じる可能性がある「PR」という表記は推奨しない。(中略)デジタルメディアにおいてネイティブ広告を実施する場合は新聞・雑誌と同様に広告である旨明示し、その際には「PR」表記は推奨しない。

これは感慨深い。。

【PR】○○をやってみた!みたいな記事が乱立した時期がありましたよね。一般の人は「なんだ広告か……」と見ていたかと思いますが、PR=Public Relationsを生業とする人たちにとって、誤解を生む表記なので本当にやめてほしかった。

【パブリック・リレーションズ記事】とか意味わからなくない?ていう。今日から「PR記事」って言っちゃダメですよ!みなさん!PRは「社会との関係づくり」のことですよ!


今後は【AD】【広告】みたいな表記が推奨されるんですかね?

【PR】と書くか【AD】と書くかで、見え方はけっこう変わりますよね。個人の感覚によりますが、なんとなく「PR記事」って面白いネタ系が多かったし読んでみる気分にもなったけど、今さら「広告ですよ!!」って明記されても、進んで読む人は少ない。

オウンドメディア閉鎖の流れも相まって、「なんか今さらAD記事とか、ダサいよね」みたいな空気が生まれると予測。(広告自体がダサいというわけではない)

信頼性の時代ですし、たぶんお金を払ってメディアに記事を書いてもらうことの価値は、暴落していくはずです。


noteが採用向けコンテンツ制作を鬼強化

時系列が前後しますが、3月に採用広報支援のための「note pro for HR」がスタートし、つい先日には編集パートナーとして11社が参加する発表もありましたね。

これらの会社(おなじみの面々)って、今までも企業オウンドメディアの編集業務を委託されていたと思うのですが、コンテンツ内容に落とし込む前のゴール設定やサイト構成で消耗していたと思うんです。note proとして窓口を一括すれば、よりコアの「編集」に集中できる。

noteが本格的に採用プラットフォームとして動き出したのは、すごいことだなあと思って見ていました。

採用目的がメインでなくても、オウンドメディア的にnoteを開設する企業は増えています。SEO的な観点と、プラットフォーム自体についている読者層を見れば、今からオウンドメディアを作るよりは圧倒的によい。

そんななか気になったのが、

「あれ?ピースオブケイク社、この11社編集パートナーについて、プレスリリース出してなくね?」

ってことでした。シェアされてるの、note記事だけだったような……。


プレスリリースの役割の変化。もはや、noteで配信しちゃう?


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PRパーソンはどう生き残る?「思想の浸透」と「スキルの分散」の先に見るもの

Ryoko Wanibuchi

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社会をよくする消費づくりを10年来のテーマに、PR / Communicationをやっています。サステナブルな街Byron Bay在住。東京のPR会社→フリーランス→複業社員→無職→日豪往来。認定PRプランナー。スノー業界、環境と自然、消費社会に興味あり。雪を守りたい❄︎
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