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キノコの活性成分もナチュラルキラー細胞や細胞毒性T細胞の活性を高めることが確認されており、特にがんに効果

仕事以外のことで、肝力を鍛えよう。たとえば、激流筏(いかだ)下りツアーに参加する。たとえば、高い山に登る

登山家のジョージ・マロリーは、「なぜ、あなたはエベレストに登りたいのか?」と問われ、「そこに(エベレストが)あるから」と答えました。マロリーのこの言葉には、「単なる山ではなく、だれも登頂したことがないエベレストだからこそ登りたい」という思いが秘められていると言われています。おこがましいかもしれませんが、彼にならって言わせてもらえば、私が認知症やガン、糖尿病といった病気に取り組む理由は「目の前に難病があるから」ということになります。

一九九一年九月、オーストリアとイタリアの国境近くのアルプスの氷河から、登山者によって偶然に一体のミイラが発見された。調査の結果、これが約五〇〇〇年前の新石器時代に生きていた男性の凍結ミイラであることが明らかになり、世界中が騒然となった(中略)もし突然、「あなたの五〇〇〇年前の祖先が見つかりました」といわれたらどんな感じがするだろう。実際にそんな遥か昔の祖先が見つかった(中略)多くの考古学者や法医学者、人類遺伝学者などがアイスマンの「正体」の解明に乗り出した。アイスマンの身体の数カ所には入れ墨が施されており、その位置が現在でいうところの「ツボ」にあたっていた。当時から灸や鍼治療らしきものがおこなわれていたことが窺える。

エッツィーの死因は暴力だった。DNAが示すところでは、自分の矢で二人の男を殺し、けがをした仲間を背負ったあと、肩の動脈を矢で射抜かれて死んだのだ。四人目の男の血が彼のナイフに付着していた。途中、彼は親指に深い傷を負い、頭に致命的な強打を受けている。これは小さないざこざではない。彼が死んだときの姿勢から、殺人者は矢を取り戻すために彼をひっくり返したようなことがうかがえるが、石の矢尻は彼の体内で折れていた。

最終的に彼の命を奪ったのは動脈壁の破裂で、三五年ないし四〇年の短く過酷な人生の痕跡が彼の体に残されていた。弓矢を受けた傷がいくつかあり、重度の変形性関節症を患っていた。最後の食事はシカ肉と穀物を含んだもので、食べて数時間後に死亡した(中略)アイスマンの動脈はアテロームまみれだった。イタリアでは最近、アイスマンの研究を主導する研究機関の科学者らが、DNA解析によるアイスマンの全ゲノム情報の総合的な読み出しを完了した。

(※アイスマンが)死亡したその日、アイスマンは少量の干したツリガネタケ (Fomes fomentarius)を入れた袋を持っていた。これは火をおこすために持ち歩いていたものにほぼ間違いないだろう(中略)アマドゥ(※ツリガネタケ)は数千年にわたってヒトが火口〔火を起こすために使う燃えやすい材料〕として使ってきた。氷河に保存されていた約五〇〇〇年前の「アイスマン」と呼ばれるヒトが所持していたものだ。アマドゥ(ツリガネタケ Fomes)と霊芝(エコヴェイティブ社で建材を成長させるのに使われるマンネンタケ Ganoderma)の抽出物を砂糖水に一%加えるだけで、チヂレバネウイルス〔ミツバチへギイタダニが媒介してハチにのみ感染するウイルス。ハチの大量死をもたらしている〕が八〇分の一に減った(中略)アマドゥの抽出物はレイクサイナイウイルス〔アメリカのサウスダコタ州にあるシナイ湖周辺の移動養蜂場で発見されたウイルス。LSV1〜LSV7など多くの系統の存在が知られる〕の濃度を九〇分の一近くに、霊芝の抽出物は四万五〇〇〇分の一に減少させた。 ※引用者加筆.

霊芝はとくに興奮を鎮める効果が高い。

免疫力を高める生薬(霊芝、チャーガ)

薬用キノコとして知られる「霊芝」には、睡眠潜時(眠りに落ちるまでの時間)を大幅に減少させ、睡眠時間そのもの、とりわけ深い眠りのノンレム睡眠の時間を増やす力がある(中略)私はベッドに入る30〜45分前に霊芝茶を飲むことにしている(中略)食用キノコ(※エノキタケ、ヒラタケ、マッシュルーム、シイタケ)を食べると記憶力が改善(中略)ヤマブシタケに含まれる化合物は、脳のNGF(神経成長因子)の活動を大幅に向上させる ※引用者加筆.

神経可塑性を高める効果があるサプリメント「ライオンのたてがみ(ヤマブシダケ)」(1日3グラムが脳機能の最適化に最適な用量

キノコの活性成分もナチュラルキラー細胞や細胞毒性T細胞の活性を高めることが確認されており、特にがんに効果があります(※シイタケ、マイタケもNK細胞、キラーT細胞増加、増強が確認されている)(中略)NK細胞はがんに対する主要な防御手段でもあり、がん細胞を検出すると、複製して広がる前に破壊します。NK細胞はいわば死を促す細胞で、ウイルスに感染した細胞やがん細胞に酵素を注入して、「自殺するよう」指示します ※引用者加筆.

ベニクスノキタケという、きのこの成分のひとつが、アントキノノールです。野生のものは1kgで200万円と高価ですが、独自の製法でこのきのこ(菌糸体)を培養し、有効成分を抽出することに成功したケースはすでに存在しています(中略)自然界には、がんに効く、あるいは健康によいという物質がまだまだたくさん存在するようです。

アメリカシラカバとキハダカンバにはどちらも、カバノアナタケというキノコが生える。このきのこは樹皮を破り、ソフトボールくらいの大きさの、ざらざらした黒い腫瘍状の菌核体を作る。表面はひび割れてごつごつし、燃えかすのようなもので覆われている。シベリアの樺の森ではチャーガと呼ばれる貴重な伝統薬だ(中略)黒い瘤状のカバノアナタケを見つけて木から取り外すのはなかなか大変だ。だが切り開くと、菌核体の中は輝くような金色と銅色の縞模様になっていて、細い糸と空気の詰まった小さな気孔からなる、やわらかくて弾力のある木質部みたいな手触りをしている(中略)カバノアナタケは火口として使われるきのこ(中略)カバノアナタケに火がつくと、火は消えずにその中でゆっくりとくすぶり続け、熱を保つ。どんなに小さくてはかなく、すぐに消えてしまいそうな火種でも、カバノアナタケの塊に着地すれば消えることがなく大切に育まれる(中略)火を放つことが禁止されて焼け跡にしか育たない植物に絶滅の危機が迫るにつれ、カバノアナタケを見つけるのは難しくなっている(中略)大切なのは、火口を吹き抜ける風───炎を燃え立たせるほど強く、けれども炎が消えてしまうほど強くはない、人の息ではなくて風の息(中略)樹皮と木屑が熱に熱を加え、酸素は炎の燃料となって、やがて芳しい香りとともに大きく煙が立ち昇り、光が炸裂し、あなたはその手に炎を抱く(中略)どうしたら八番目の火がつくのか私にはわからない。でも、燃えさしを拾い集めればそれは炎となること、私たち自身がカバノアナタケになって、私たちが受け取ったように、火を次の人に受け継ぐことができることを私は知っている。火を燃やす───なんと神聖なことだろう? 火がつくかどうか、すべてはそこにかかっている。

フランスのいくつかのネアンデルタール人の住居跡で見つかった遺物は、彼らが光沢のある鉱物、パイロルーサイト(軟マンガン鉱)を用いる高度な方法で火を起こしていたことを示唆する。パイロルーサイトを使うと、より低い温度で火を起こすことができる。考古学者らはこの黒い鉱石が大量に蓄えられているのを発見し、ネアンデルタール人はそれを粉状にして火口茸[サルノコシカケ科のキノコ]と混ぜ、今日のマッチのように、必要なときにすぐ火を起こしていたと考えている。

放射性物質が集まりやすいキノコ類、乳製品、魚介類、骨を煮込んだ料理。そもそもの原因はこの部分にある可能性が高いと思います。私自身、個別にお返事する時間がまったくないのですが、「ギックリ腰チャンネル スペース 調べたいワード」でnote内検索していただければ、詳しく検証した記事が見つかると思います。




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