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映画「エール」を観て、異文化を感じた。

娘も夏休みに入り、生活のリズムが変わって一人バタバタする日々を送っているが、気分転換にプライムビデオでもと検索していると、評価の高いフランス映画「エール」をみつけた。

フランス映画は「アメリ」が流行った頃に興味を持ち、それから何本も観ていたが、最近はあまり観ていなかった。久しぶりのフランス映画。

耳の聞こえない両親の元に生まれた思春期の女の子の話。弟も耳が聞こえず、家族の中で耳が聞こえるのは、彼女だけ。テレビから病院の付き添いまで全てを手話で家族に通訳、家の酪農の手伝い、通学という忙しい彼女が夢を見つけて自立していく。

アメリでもエールでも感じたのは、自然というか当たり前に性について表現されているということ。特にエールでは家族間でもオープンで、ご飯を食べるとかお風呂に入るとかと同じように、生活の一部のような感じだった。

こんな世界もあるんだなと思う。今後娘にも教育していかなければいけないのたろうが、こんな環境で育ったら特別に教育しなくても生活の一部として身につけていくのかなと思った。

少なくとも私は、そういう環境で育ちたかったなと思う。タブーが無くて自由で面倒臭くなくて羨ましいなと思う。

パラレルに生きて、いろいろな家、いろいろな国で教育を受けて成長してみたいと幼い頃からずっと思っていた。良いところ、良くないところを実際に体験して感じ、自分にとって居心地の良い場所を見つけてみたいと思っていた。

長く日本に暮らしてきた私は、日本が一番暮らしやすいのだろうけど、外国映画を通してそこで成長し暮らしている自分を想像して、叶わない夢を少しでも叶えたい。

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