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運動でなぜ高血圧が改善するのか?

ウォーキングを始める理由として多いのが、肥満、血糖値、高血圧など健康診断で運動を勧められるためです。
実際、ウォーキングでの高血圧への改善効果はデータとして報告されています。しかし、なぜウォーキングで高血圧が改善するのか?までは実は解明されていません。
本日は、なぜウォーキングで高血圧が改善するのか?について整理していきましょう。

運動が及ぼす効果

本日紹介する
“適度な運動”が高血圧を改善するメカニズムをラットとヒトで解明 〜頭の上下動による脳への物理的衝撃が好影響〜
では

軽いジョギング程度の運動中、足の着地時に頭部(脳)に伝わる適度な物理的衝撃により、脳内の組織液(間質液)が動きます。これにより脳内の血圧調節中枢の細胞に力学的な刺激が加わり、血圧を上げるタンパク質(アンジオテンシン受容体)の発現量が低下し、血圧低下が生じることが、高血圧ラットを用いた実験で分かりました。

さらに、この頭部への物理的衝撃を高血圧者(ヒト)に適用すると、高血圧が改善することを世界で初めて明らかにしました

と報告されています。
つまり、運動においてしっかりと物理的な衝撃を作ることが重要であることが考えられます。
これをウォーキングに当てはめると、ゆっくりのウォーキングでは踵からの衝撃は少なくなります。しかし、速歩でのウォーキングをすることで、踵からの衝撃は大きくなります。
いつもお伝えしている通り、やはり速歩でのウォーキングが重要であることが理解できます。

まとめ

ウォーキングの効果を得るためには、歩行速度を上げていき、身体や脳に意図的に負荷をかける必要があります。そのためには姿勢も重要です。
速歩を実施することで、踵からの衝撃は強くなります。しっかりと歩行速度を上げてウォーキングしていくことが重要です。
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