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サッカー選手、あるいはパティシエ
大学も3年生のこの時期になってくると、教室の髪の毛がだんだんと黒くなってくる。一年生のころは赤、青、金とあんなにもカラフルだったのに、いまは見渡す限りの黒、黒、黒、それにたまの茶色だ。そんなにも髪を黒くして何を話しているかというと、教室からはやれESだ、インターンだなどと聞こえてくる。次第に教室にはスーツ姿で入ってくる者も増えてきて、授業では教授が就活での休みは公休にカウントしないと注意を始める
もっとみる客体化される死者について(大森静佳「琵琶子」にたいする歌評)
※大学の講義で書いた歌評です。けっこう良い評価をもらったのでここにも載せます。大学向けに書いたものなので、無理に字数が引き伸ばされています。そこも楽しんでいただければ。
この歌をどのように読むか、ということを考えた時に、この歌の解釈でもっとも意見がわかれるところはどこか、というと、それはおそらく、「新聞の匂い」がいったい誰の手に残っているのか、というところであろう。これは言い換えると、この歌の
さいきん思うことの雑記
高円寺のアール座読書館、かなりいいところなのでぜひ行ってみてください。全部の席にこういうメモがあって、みんな色々なことを書いていてかなりおもしろいです。